ゲーム製作中に聴く音楽
2007/04/10
大抵の方は、エディット中に音楽をかけるのではないでしょうか?
これは、たいしたことないように見えて実はかなり重要なことであります。
作っている素材の種類で選曲を変えたり、イベントなんかでは楽しいシーン悲しいシーン等にマッチしたBGMをかけて、創作力アップにつなげるのです。
お気に入りのアーティストの曲を聴くと、作業効率がアップする人もいるんじゃないでしょうか。
この「ゲーム製作中に聴く音楽」、今日はイベント作成中に限った考察をしてみます。
自分はですね、例えば悲しいシーンのイベントを作っているときは思いっきり楽しい曲をかけるようにしています。
逆に楽しいシーンだったら、さびしい曲をかけるわけです。
ようは、正反対の曲をBGMにして作業するわけです。
なぜか。
音楽は不思議な魔力がありまして、悲しい曲を聴きながら作業すると、脳内で悲しいドーパミンが分泌されるわけです。
つまり、大した演出じゃなくとも、悲しいシーンを作っているように思えてしまうのです。
製作中に聴いた音楽補正が かかってしまうわけですね。
「イベント中にも悲しい曲をかけるんだからいいじゃないか」
まあ、そういう意見もあるかと思います。
あくまで自分の考えなんですけど、作り手の伝えたいことはおそらく10分の1くらいしか相手に伝わらないと思うんです。
仮に作り手が150感動ポイントを感じた作品を出したとき、相手は15感動ポイントくらいしか感じないというワケです。
作っている時に超いいシーンだと思っても、他者から見たらそこまででもないワケです。
その差をどうするか、そこで逆の音楽を聴きながら作業するのです。
どんなに悲しいシーンを作っていても、楽しすぎるBGMがかかっていたら悲しく思えません。これが、ちょうど相手の感覚と釣り合うような気がするのです。
例が悲しいシーンになってますが、どっちかといえば楽しいシーンとかウケねらいのシーンとかが重要です。
「これ超わらってもらえる自信ある!」っていうシーンを一回メチャメチャ悲しいBGM聴きながら見てみると面白いですよ。
脳内ドーパミンに惑わされないで、冷静に自分の作品を分析する。
これがなかなかできないもんですから、BGMを利用してるんですね。
あ、これはあくまで演出の面でのお話です。
楽しい曲を聴きながら悲しい話を考えてるワケじゃないでござるよ!
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