ツクりんぼ
2014/01/07
究極のRPGと至高のRPGで意見の対立した山岡と雄山。
両者はお互いにRPGを作って勝負をすることになった。
「これが究極側のRPGです。タイトルは『百合んユリンファンタジー』」
「フン、タイトルだけでこの地雷臭…気でも違ったか士郎」
「まぁまずは遊んでみてください」
「これは…男キャラが全く出てきませんね山岡さん」
「落ちるところまで落ちたな士郎。女の魅力は男がいてこそ引き立つもの。それすらも分からぬとはな」
「それは違うぜ海原雄山。お前の理屈は辛いカレーを食いたいから直前に甘いアイスを食ってごまかすのと同じ」
「フン、登場人物の性を縛ることに何のメリットがあるというのだ?こんな性差別主義のRPGなどワシは認めん」
「女性を恋愛用のパーツ扱いすることのほうが性差別主義だぜ雄山」
「よかろう…ならばワシの至高のRPGを見せてやる」
「至高のRPG側のタイトルは…えーと、これ何て読むんでしょう?」
「『断罪ドラクロワール』だ。吸血鬼狩りの横行する中世ファンタジーが舞台で、最後の吸血鬼を愛してしまった女性が主人公のRPGだ」
「山岡さん…これ…」
「海原雄山が厨二RPGだと…?笑わせるなよ」
「まだ分からぬか士郎。厨二エッセンスこそRPGにとって至高なのだ」
「吸血鬼モノなのにタイトルがフランス語というのがまず分かってない。RPGはシステムで暴力を肯定しているのに暴力を否定することを臭わせるテーマが合っていない。こんな欠陥品、俺はRPGとして認めないぜ雄山!」
「なんだか究極VS至高というより萌えVS厨二になってきましたね」
「フン、もっともな理屈をこね回しておるが、単にお前は男と女がくっつく話を毛嫌いしておるだけだ」
「最悪じゃないか」
「まぁまぁ山岡さん、とりあえずプレイしてみましょう」
「おい雄山、この画面右上にある『残り日数』て何だ?」
「主人公の女性は血を吸われてもうすぐ死ぬのだ。それまでの活動日数だな」
「すぐ日数が経過するんだが、回復方法は?」
「そんなものはない」
「ふざけるな!こんなのクソゲーじゃないか!」
「たわけ!何の苦労もせず良い結果を得られるゲームなど、ゲームではない」
「どうせ胸糞悪いエンディングしかねーんだろ」
「難易度は高いが、愛する吸血鬼と結ばれる結末も用意してあるわ」
「その吸血鬼って男か?」
「無論だ。クリアしたら男主人公も選択できるぞ」
「その場合、吸血鬼は女になるのか?」
「いや男のままだ」
「最悪じゃないか…こんなクソゲー初めてだ」
「まぁまぁ山岡さん、とりあえず早くクリアしてください。私は男主人公で遊んでみたいです」
「栗田くん…まさかキミは…ちょっと腐ってるんじゃないか?」
「山岡さんほどじゃありませんから」
「というか百合を否定しておいてBLぶっこむとかダブスタじゃないか」
「でもこのRPGはちゃんと男も女も出てますよ」
「栗田くん、キミはどっちの味方なんだ?」
「このRPG、素敵ですね…山岡さん早くクリアしてくださいよ」
「くそ、雄山め…なんて卑怯な手を使いやがるんだ」
「己の無力さを思い知ったか士郎。吸血鬼というゴシックホラーに一筋落とされた耽美というエッセンス、暴力を否定するテーマと肯定するシステムの狭間で背徳感との相乗効果が生まれるのだ」
「せめて主人公と吸血鬼が女だったらよかったのに…」
「3周目はそういう選択もできるようになっておる」
「よし、栗田くん!1周目はテキトーに流すから2周目頼む!俺は3周目から本気を出す!」
1/6までの拍手お返事です。
■まぁあれを舞台にすると、最後は機械仕掛けの舞台装置が出てくるのは間違いないでしょうからDEMかなと個人的には思いますね。最高の『友達』ってのがポイントでしょうね。
■もうネタが尽きてきたぜ!
■絶対的な力を持つ編集が物語を解決してしまうんですね!
■むしろ不要じゃないかなぁ。面白ければ何でも正義ですからね!
■元々舞台用語なので、その解決演出で機械仕掛けが出てきそうならDEMかなと個人的に思ってます。
■神々が力を無くしてスタートするケースも多いっちゃ多いかもですねぇ。
■許される境界線はそこでしょうね。それが見たいものか見たくないものか個人差はあれど、強制性ゆえのリスクといいますか。
■カ・イ・ン!カ・イ・ン!
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ああいうことをすれば感動的ではあるけれど、そのよくわからない力を使えるなら、もっと平凡なハッピーエンド(全部無かったことにしちゃう)にもできたのではないか、とも思えますが。
でもそれをやっちゃったら、それこそ悪い意味のDEMで、今までの話はなんやったんや……となること必至。