バールストンギャンビット
2014/01/05
ミステリ用語。
犯人を隠すため、読者に該当人物が死んだと思わせる手法。
別に格闘ゲームの超必殺技名ではありません。
元々ギャンビットはチェス用語なんですけど、チェスって味方を犠牲にしてそれ以上の犠牲を相手に払わせる戦法が沢山あります。将棋と違って駒は取られたら二度と使えないので、盤上の駒がすごい勢いでガンガン減っていきます。
えぬが昔書いてたWeb小説「RPG連続殺人事件」はまさにこのバールストンギャンビットでした。まあ、あれは犯人ではなく探偵のほうが対象でしたが。
バールストンギャンビット自体はそう取り上げられるものではありません。死んでいた人間が犯人だったというトリックは誰かが使ったらもう驚きはありませんし、元々ホームズシリーズが使ったオチからこの名前が付いてますしね。
かの有名なクリスティの「そして誰もいなくなった」が最も有名なバールストンギャンビットでしょうか。
どちらかというと、この手法はミステリよりもチェス的な形で考えると分かりやすいかもしれません。
一つの犠牲を払うことで、より大きな利益を得る。
自分はバールストンギャンビットをこんな感じに位置付けています。
ミステリならば、一つの犠牲というのは「犯人の退場」で、大きな利益とは「犯人を隠せる」ということです。
少年マンガって、この技法けっこう使ってると思うんですよ。
作品の人気が落ちてきたら仲間を殺すんです。
そらもうバッタバタと殺す。たまにバッタバタ生き返ったりしますが。
愛する者を守るため自ら犠牲になる。
これってRPGでもお約束ですよね。
酷い書き方しますけど、死というコインを支払って感動というお菓子を買うようなものかもしれません。死によってもたらされる悲しみが大きければ大きいほど代価となるコインの価値は高くなり、より多くのお菓子が買えるようになるといいますか。
それは作者にとってこの上ないほど甘い誘惑で。
こんな簡単においしいお菓子が買えていいのかと、ついコインを積んでしまう。楽にお菓子が買える方法を追求するあまり、苦労してコインを溜める方法を忘れてしまうのは怖いですね。
誰も死なない。
愛も恋もメインではない。
その上で感動を与える作品というのは本当に素晴らしい。
まぁバックトゥザフューチャーのことなんですけどね。
1/4の拍手お返事です。
■シナリオだけじゃないんですよね…手直ししなきゃいけないのって…
■1人で作ってると好き勝手できますからね。どんなわがままも言える。だけど全部返ってくるのは自分という。
■しかしドーラやジャニスは水着を着ると逆に露出が減ってしまうという。
■これだけは他に代えられない、っていうものを極限まで絞ったらどうなるんでしょうね。
■よく百合と呼ばれます。
■悪の組織もきっと大変なんですよ。
■あーたしかに自分の百合キャラは肉食系多いなぁ…まわりくどいの面倒くさいねん。
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帽子世界楽しみにしてます。シナリオ一人ずつ分割アプデとかどうですかね。