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血と汗と涙と汁を流せ

2010/05/17

暴力の世界の管理人ジャコウ。立ち絵14人完成残り一人。
プロバイダーっていう管理人の治安を維持する部隊の総隊長を務めてる重度のサディスト。武器はムチと剣の二刀流。
基本的に管理人はプロバイダーには逆らえないんですけど主人公はトップテン五人の帽子を取るのが目的なので、どうやっても敵対する形になります。
ジャコウ本人は主人公の激痛に耐えるあえぎ声と悲鳴、苦悶に歪む顔を拝める正当な理由ができたと喜んでいます。

立ち絵最後の一人は管理人の頂点に立つビッグママなんですけど、そっちはゲームができてからのお楽しみということで。
立ち絵紹介はこれで最後にしようかと思います。

実はずっと迷ってたことがありまして。帽子世界。
町がないんですよ。
FF13で、町ないのが嫌っていう意見が散見されてまして、ホントのところ自分もFF13やってて寂しいなぁと思ってました。
RPGは他人の生活感に触れるのがすごく重要なんだなぁとしみじみ思いました。
で、帽子世界も町がないんですよ。
施設は全部自分のホームで片付くから、町の施設が全く必要ないんです。
元々、シームレスのサイドビューを念頭に置いたゲーム設計がオーバースキル気味になって町が作れなくなってた。町がないっていうより、町入れたくてもスキル的に無理だったっていう。
だから自分の家で全てのことができるように考えてたんです。

でもメインシナリオができてダンジョンに配置する段階になって町がないという喪失感が大きくなってきた。
ひたすらメインシナリオを追いかけてるだけじゃ拘束感っていうか窮屈感がハンパない。
Wizみたいなハック&スラッシュなゲームなら全く無問題なんですけど、帽子世界はシナリオを追っかけるタイプのRPGだから町ないと世界がすごく狭く感じる。

寄り道のサブイベントを発生させる方法はいくつもありますけど毎回ずっと永遠に自宅だけでしか発生しなかったら何というかアレです。寂しい。
だからダンジョン内でサブイベント発生とか考えてたけど結局は自宅でやるのと同じなんですよね。
他人の生活感がないというか。

子供が魔物にさらわれて助けてほしいっていうサブイベがあったとして、それがダンジョン内だけで完結するのと、町の民家で発生してダンジョンで助けて民家で解決するのとではぜんぜん違う気がする。
町があるとサブイベのアイディアもどんどん出てくる気がする。
人がいっぱい集まる場所で日常生活が営まれているわけだから、いろんな事件があって「町」に昇華されるんだと思う。
いきつけの宿屋とか道具屋さんがあるとホッとする。

部屋にある壷からアイテムを補充してHPは勝手に回復してパーティ編成も部屋でやると、そういう他人との触れ合いに息抜きできない気がする。外の世界を感じられないというか。
だから、他人の日常生活に入り込める余地があるなら、たぶん町はいっぱい用意しなくてもいいんだと思う。
そこらへんのこと考えてて、このまま町のないゲームにするのに抵抗を感じるようになってしまった。
でも町がないのはスキル的な問題のせいなので、解決させるには技術力をアップさせるしかない。

町作るのに何がそんなに難しいかというと、マップ間の移動方法ですね。奥行きのある横視点マップのくせに左右移動とジャンプしかできないせいで、家に入らせるのにどうすりゃいいか分からない。ドアの前で上押したら入れるようにするのか。
その問題をクリアできたとして町背景を描くスキルが圧倒的に不足してるのが致命的。品質を求めなくても時間はかかる。

…っていうのをずっと悩んでるんですよ。
どうやって手抜きするかっていう方向性から真逆の方向に向かってるのが町問題。気合入れた町を一個だけ作って人々の生活感をどうやって出すかに心血を注ぐべきか。
それとも完成を優先させて当初の計画どおり町なしでいくか。
もうそろそろ結論を出さないといけない時期にきてます。
う〜〜ん、どうしよ。

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