SaGa Frontier Remasteredの感想を語りたいと思います。
長くなりそうなので前編にしました。ネタバレありです。帽子のネタバレも。

まずは結論から先に書きましょう。

サガフロリマスターは百点満点中五百億兆点！

五百億点じゃないですよ。五百億が1兆倍です。いややっぱ八百億兆点かな。
そのくらい素晴らしい出来でした。

特筆すべきはその快適さ。
ぶっちゃけリマスターが発売されるって聞いた時、確かに嬉しかったんですが内心「でもサガフロって遅くてモタモタしてたよなぁ」って覚悟してたんですよ。それが蓋を開けてみたらあまりにもサクサク過ぎてとにかく素晴らしい。

戦闘が全く苦にならないし、簡単に退却できる。
サガフロやった後に帽子世界を触ったら「あれ？帽子ってこんなにモタモタしてたっけ？」って感覚になるほどサクサクでした。

あと引き継ぎできるのも夢があって良かったですね。
サガフロはアイテムと仲間制限が厳しいから不可能な構成がとにかく多かったんですけど、だからこそ引き継ぎでその夢が叶えられるようになったのはロマンがあって大変よろしい。

ただ早いだけじゃなくて、いつでも好きなタイミングでスピードを落とせるという所がポイントですね。ラスボスのかっこいいスキルとかじっくり見れるし、テンポの良さと演出を上手に同居させている。イベントも高速化できるので既出シーンもサクサクです。

CSのRPGなんてトロトロしてかったるいってイメージがガラリと変わるくらい素晴らしいテンポでしたね。

ドット絵すべてが丁寧に手描きで作り直されているんですけど、スマホ版FFみたいなコレジャナイ感が全然ない。背景も綺麗になってるし、ムスペルニブルに行った時の妙にチープな遠景カット絵も忠実に再現されてる。

んで最初はレッド編からやったんですけど、まぁ懐かしいこと懐かしいこと。
うわあ～～懐かしすぎる！ってずっとニヤニヤしてました。

レッド編で自由行動できるようになるまでけっこう長かった記憶あったんですけど、こんなにアッサリ終わるのかってなりました。ブルーとかアセルスが出るのこんなに序盤だったっけ？ってなってた。たぶんゲームがテンポアップしてるせいでしょうね。いや～素晴らしい！

ちなみにレッド編は最初の戦闘員の戦闘で3回くらいゲームオーバーになりました。たぶんリマスターの中で一番ゲームオーバーになった戦闘はアレ。ヒューズ編の強化ラスボスよりつええぞあいつら。

以前はまったく鍛えてなかったドールを育成したのも、リマスターのテンポの良さがあったから。モンスター以外の全仲間の中で育成しなかったのって艦長くらいでしたよ。艦長はラスダン突入時に仲間になるって間違って記憶しててずっとスルーしてたという。

んでレッド編クリアしてリュート編行って、レッド編で育ててなかったキャラを育てつつ今後を見据えて念のためにクーンをデュラハンにしたらなんか実績みたいなのがポップアップして笑いました。

やっぱモンスターをデュラハンにするのって皆の伝統なんだなって。ついでにT260Gにも武王の宝箱でバロール出してタイガーランページを使えるようにしてエミリア編へ。

エミリア編って終始ルーファスに当たり散らしてるギスギスシナリオって記憶だったんですが、その部分はまったく記憶通りで当初から「気持ちは分かるけどそこまで言わんでも…」ってなってた。

エミリア編は記憶だとけっこうメインシナリオが多いって印象だったんですけど、思ってた以上にアッサリでしたね。あれ？もうラスダン突入？ってなりました。たぶんゲームがテンポアップ(以下略)

エミリア編は白薔薇が最後まで使える唯一のシナリオだったんで貴重。
白薔薇は別に強くはないけどなんかかわいいからお気に入りでした。
ついでにアセルスも育成してからT260G編へ。

T260G編は前回も語ってたんですけど、タコ板5枚で虎虎虎虎虎がとにかくロマンがあって良かった。pzkwVが剣闘マスタリーを取れるのはラスダン最深部のレアエネミーからプログラム吸収するしかないんですけど、5体全てが剣闘マスタリーを揃えるまでずっと虎コンボを我慢してたから本当に気持ち良かったです。

ラスボスのジェノサイドハートはたぶん7人のラスボスの中で一番強いきがする。だから命の雨が使えるクーン入れた方が簡単ではあるんですけど、やっぱメカ5体が立ち並ぶ戦闘ってのは絵面が圧巻なのでそこはこだわってましたね。特にpzkwVの戦闘勝利ポーズが好き。

メカ5体の威圧感圧倒感は素晴らしい。
メカしか出ないエリアでは半永久的に戦えるという所が「メカ！」って感じがして良いですね。

T260G編のエンディングでゲンさんと別れるんですけど、あれはきっと帰るべき場所があるT260Gをワカツ再興という戦いの道に巻き込みたくないから理由も言わずに去ったのかなぁっていろいろ妄想が捗って良いですね。ゲンさんが一番輝いてたシナリオだったと思う。

んで次にクーン編。
ぶっちゃけモンスター育成は半端なく時間かかるんで今回はクーンとコットンだけにしておきました。他はまあ外観保存という意味でペット感覚で良いかなって。ぶっちゃけコットンも吸収ゼロで良かったと思う。

個人的にレッド編とアセルス編のメインシナリオがボリューム多いって記憶だったんですけど、クーン編が記憶より独自イベントが多くて新鮮でした。ヌサカーンが思ってた以上に喋ってて「このヤブ医者こんなに出番あったんかい」ってなりました。

行き詰らないようにメイレンがクーロンで行き先を丁寧に教えてくれたりして「クーン編ってこんなサガ初心者に優しい作りだったのね」ってなりました。そのくせにラスボスが一番初心者に厳しいという所がまさにKAWATSU節。

もちろんメイレンは最初から最後までレギュラー。
クーン編は4人でラストバトルという部分まで以前のプレイを忠実に再現していました。

いや、たぶん済王がピンチヒッターでスタメン入りしてた記憶もあるんですけど、まあドノーマル済王なんてただの的でしか役に立たなかったし実質4人だったんですよ当時は。

改めてプレイしてみて、あの女マジすげぇクーンに優しくしてきやがりまくってこんなん絶対騙されるやんけマジ河津は鬼畜やなぁってほっこりしました。
帽子だとヨウコ編で初っ端からユノーがヨウコに優しくしまくってくるようなもんですよ。どんだけ鬼畜仕様か分かるでしょう。

んで河津節を堪能しつつアセルス編へ。
アセルス編は没イベント復活という情報は知ってたんですけど、この追加イベントがけっこう良い出来でしたね。

解体新書で全裸脱出は知ってたんでちょくちょく炎の所に行ってイベント発生しないかチェックしてたら意外とアッサリ出てきた。でも全裸じゃなくて服が破ける程度だったんで「最近の表現規制は小さいキャラチップ程度でも裸NGなのか…」って世知辛い気持ちに。

あのイベントは全裸部分よりも、ヴァジュイールがオルロワージュの事を気にかけて心配してるシーンの方が重要でしたね。妖魔の君同士の繋がりってゲーム部分だとほぼ出てこなかったからファンサービスすごいですよ。

んで気を取り直して正規脱出ルート見るか～と思ったら、なんか酒場に妙な選択肢出す奴がいるんですよ！
あれ？没イベントって全裸だけじゃなかったの？！ってなりました。

しかもこれ、エミリア編と繋がってんですよ。
いや～これは嬉しい！
エミリア編でアセルス達が出てきた時は「なんであの2人あんなトコにいたんだ？」ってずっと謎だったんですけど、まさかその理由まで見られるとは…

このシナリオの相互補完はロマサガ1のアイシャとジャミルを思い出します。
アイシャが人さらいに捕まってジャミルがその現場に出くわすっていうシナリオが2人の間でシンクロするんですけど、あれと同じ構図なんですよ。

今回のリマスター追加イベントはこういうシナリオ相互補完が多くてファンサービス満点の出来になってるのが良いですね。

フルドとか生命科学研究所もけっこうしっかりイベント作られてたし、あまりにも自然すぎて「これ本当に元は入って無かったんか？自分忘れてるだけじゃないんか？」ってなりました。

だって生命科学研究所とかフルドの工房ってあそこにある意味がよく分からなかったんですよ。なんであそこにアレがあるんだろって。でもこうやってメインシナリオで補完してくれると「ああ、そういう意味であそこにあったのか」ってしっくりくるんです。

そんなこんなで妖魔軍団を全員育成。
妖魔って憑依があるから育成しなくても良いって風に語られる事が多いんですけど、結局はHPWPJPを育てなきゃいけないんでヒューマンと同じで育成は必須なんですよね。

WP育てる時は沼のイカにパンチ、JP育てる時は生科研でデュラハンに時間蝕ってのがえぬのデフォだったんですけど、時術取ったらトキノ君は育成できないんでアセルス編は二周しました。

妖魔はなんか虚弱って印象あったんで、全員陰術の資質取らせてシャドウサーバン塔をデフォにしました。シャドウサーバントの塔はJP130程度の育成でも1人あたりのダメージ3万近く行くから、これで妖魔のイメージを刷新しようかなって。

まぁぶっちゃけ本編にこんだけダメージ与える必要性のあるボスはいないんですけど、自分の中でヒューマンに火力負けしてるってイメージを変えときたいなぁって。

1人タイムリープして残り全員シャドウサーバントした後の次のターンのロマン感は最高なんです。タイムリープ役は塔が取れないメサルティムちゃんになっちゃうんですけどね。これが妖魔軍団の正しい戦闘スタイルなんです。

そして最後にブルー編。
いや～…、思えば全てはこのブルー編から始まった…

当時は「メインシナリオすくなっ！サガフロってこんなもんなん？」って驚愕した思い出があったんですけど、ブルーを最初に選ばなかったらイメージ変わってたのかなぁって思いながら遊んでました。

ブルーとレッドは他主人公のシナリオで仲間にできないんで育成面で他主人公より遅れがちになっちゃうんですよね。だからブルーは念入りにシンロウのスライム道場で魅力以外99になるまで育てました。とはいえ2時間くらいで終わったからそんなに手間暇かからなかったかも。

スプリガンスーツは結局レッド編で拾える1個だけだったなぁ。
最初は地竜で粘ってたんですけど、あいつハイペリオンしか落とさないしブルー編のドラゴウォーロードも竜鱗の盾しか落とさないし、あいつらに1時間かけるくらいならレッド編周回した方が早いと結論が出て諦めた。

それよりも精霊銀の腕輪が良いポジションしてますよね。
あのアイテム拾った時のちょっと嬉しい感が心地良い。
冥帝の鎧は精霊銀の腕輪とセットじゃないと輝かないし。

パワードスーツと冥帝の鎧の関係性も良い。
PS版はサクッと周回するのにパワードスーツ・精霊銀のピアス・パールハート・パープルアイという4つは金で揃えられる定番ド安定構成なんですけど、そこから少しでも良くしようと思ったら途端に手間暇がかかるというか。

パワードスーツとパープルアイは能力値ボーナスが邪魔なんですよね。
だから育成する時は裸になるんですけど、結局ゲーム中で育成してる時間が大半だからサガフロは裸が多いというか、なんか本末転倒感があって。

その点、冥帝の鎧は能力値ボーナス無いのが素晴らしい。
んで精霊銀の腕輪を手に入れたら裸から卒業できるから嬉しいんですよ。

ブルー編の地獄の君主くんもたぶん強いことは強いんでしょうけど、ブルージュが使える時点でなんかあんま強い感が無いですね。君主くんよりも魔法使わないとダメージ減らされるナゾの空間の方が印象強いというか。まあでも術士なのに脳筋で最後までやられるのもアレだからしょうがないのかな。

と、そんなこんなで7人クリアして開発室を出し。
うわ～！こんなんあったあった！なつかし～！となって。
妖魔軍団にマリーチ憑依させる為にもう一度アセルス編クリアして全妖魔にマリーチ憑依も完了し。

さて残すはヒューズ編！
…という所で後編へつづく。

5/25までの拍手お返事です。
■本気ムゲンちゃんのライフは神の10倍あるからなぁ

■汚いなさすが忍者きたない

■せ、セーブデータは聖域なので…
でも慌てて確認させちゃったんだろうなぁ申し訳ない

■やっべぇサガフロに夢中になりすぎてメール見てねえやって思って確認したらさすがにもう不具合メール来てなかったわ

■アップデートでプレイヤーに損させたくなくて…

■みんなセーブデータいじるネタ好きだな！！

■そうそう。ゾズマとかイルドゥンが空気化しちゃうのも、引き継ぎ有りなら存分に暴れされることが可能ッ！白薔薇ちゃんは後で先生の所まで来なさい話があります

■帽子にもでかいタコのボス入れたいなぁ

■イトケンの新曲どんなんだろうというワクワク感を維持したまま7人突っ走るのがリマスターの醍醐味

■エンディングは実はあんま気にならなかったんですよね。それよりも道中のメインシナリオが薄すぎて、当時はせめて途中でルージュとかちあってバトルするとか学校連中が試練みたいなの出してくるとか何か絡み欲しかったなぁって思ってました

■そうそう、3のラスボスに負けたら演出があってびっくりしたんですよ
んでやっとこさ勝ったら負けた時と同じ演出が始まって、あの絶望感は今でも思い出せるくらい印象深かったです

■そういってもらえると作った甲斐があったってもんです。ありがたや～

■命の雨があるし妙ちくりんなダサ鎧とか着てないから固いですしね～
ヌサカーンがいるとほいほいついてくるスキの大きさも良いですよね

■プレ公開の時もクローズドだけど難儀したんですよね
裏ボス連中と戦っているとリザレクションが出ない不具合がありますみたいな。敵の情報でトリガー無効って書いててもそう思われるってことはもうこういうのは絶対に無くすことは不可能だと思ってます

■引き継ぎ無しヨウコ編はずっと未チェックだったんで気になった所は直しましたね。とはいえ引き継ぎ無しでやるようなもんじゃないんですけど

■思ってた以上にマップの数が多くてしぬかとおもった

■帽子戦争編もメカ入れたい
ちゃんと装備枠5～6個くらいあって剣とか何本も装備できて敵のメカからプログラム学習するやつ。ただしジェムが無い

■メしか合ってないやろがい！

■時の大魔法が使いこなせる時点で十分ゲーム上手いですよ！
ヨウコ編以外だとリンゴで十分過ぎてほとんど出番が無かった時の大魔法を使ってくれるだけでも嬉しい

■ボロボロになるやろがい！

■本当に細かい部分まで配慮が届いていて素晴らしいですよね
九百億兆点ですよ(点数増えた)

■とはいえ塔十字塔十字塔もロマンあふれる連携ッ！

■プレイありがとうございました
全主人公をクリアしてもらうというハードルは限りなく高いんで、こうやってクリアした感想を貰うととても嬉しいです

■あれいきなり不意打ちで来たからビビったわ！
なにっ！気配をまったく感じなかったぞ！これがステルスか？！ってなった

■ねっとりすぎて前編後編に分かれちまったぜ！
やっぱヒューズ編を語るなら別にしないとね！

■個人の好みだからそれぞれ意見があっても良いんです
けど直さなければいけない進行不能系の不具合報告の中にその個人的好みを紛れさせてあわよくば自分の望む仕様に変えさせようとする行為は非常に迷惑ってだけなんです

■マインドシーカーをプレイするに至った経緯も普通じゃないからなぁ
もうあの時点で超能力によって操作されていたんだとおもう

■もうあそこらへんのエリアはミリ単位の差しかないとおもう…
体調によって順番変動するくらいあってもいいかもしんない

■もう十分な数の人にプレイしてもらったしこれ以上ないってほど評価してもらったから、間口狭くして対応楽にしたいなぁって。多数対1人って本当に大変なんですよ

■お陰様で236から数字は進んでいない状況になりました
たぶんしょうもない系のミスは残ってるけど、急ぎ修正しなきゃいけないのは来てないからだいぶ楽になりました

■ドールさん育てるとヒューズ編で楽になるんじゃないかという邪な考えが頭に浮かんで自分もレッド編でドールさん育ててましたね

■多段斬りはコスパも良いから、T260Gの主力はなんだかんだで多段斬りになっちゃうんですよね。さすがにWP50じゃ虎連発してたら長く持たないし

■ダイジョウブ。そういうのは作ってるとか完成したということすら表に出さないので身内以外分からんのです。まあ日記のネタが無くなるからたぶんやんないだろうとは思うけど

■プレ公開の時にすごく助けられた人たちがまた手を貸してくれたら頼もしいんですけど、さすがに二年経ってるしなぁ

■おいゾズマその☆はなんだ破廉恥なやつめ！

■そういや素手もオーラ出すか迷ったなぁ
邪魔そうだったからやめたけど、メリケンサックとかカイザーナックルにはオーラ付けたら差別化できたかもしんない

■帽子戦争編はステージクリア型から脱却するという目標があるんですけど、シナリオよりも先にゲーム部分が来るあたり自分は根っからシステム屋なんだなぁ

■ざぶとんをやきはらえ～！