カテゴリー

















メカの練習

2021/01/18

いよいよやってきた…
メカを描く特訓がな!!!!

えぬくんはメカを描くのが致命的に苦手。
そーゆー人おおいとおもう。おにゃのこ描けるけどロボ描けないみたいな。
しかし漫画を描く上でこの弱点は克服しておかなければならない。

とはいえ、何事にも順序というのがあります。
今回はメカ系の入門と思われる「乗り物」にチャレンジしてみます。

苦手なものをいきなり描こうとするから難しいんですよ。
例えば前にモンスターが鬼門だって話をした事がありましたけど、あれだってモンスターの入門は「動物」なんです。

動物すら描けないのにいきなりモンスター描くなんて難しくて当然だと思う。
メカだって同じなんですよ。まずは乗り物が描けないと。

ってな感じで乗り物を描く練習します。
乗り物といえば車ですね。
少年漫画だろうが少女漫画だろうが、車が出てくる可能性はかなり高い。

なので車を描いていくわけですが。
何を隠そう、えぬくんは生まれてから今まで車を描いた記憶が無い。
そもそも車なんて興味ないし構造とかなんも知らん。

今回は、そんな状態からさらに「資料なし」で描いてみます。
生まれて初めて描く苦手なジャンルの物をノー資料で描く。

自爆するつもりかよドMも大概にしとけって話ですけど、違います。
これは実験です。
前から試してみたい技法があったの。

むか~し聞きかじった事があったんですよ。
メカ系を描くのに「シルエットから描く」っていう技法があると。
この方法で描くとメカ系がすごく描きやすくなるらしい。

だからその技法がどれだけ有効かどうか「苦手ジャンル」「描いたことのない物」「ノー資料」の3つを重ねて確認してみようって感じです。はたしてここまで最悪を重ねても描けるのか。

じつはこのシルエット戦法。
昔からえぬがドット絵で使ってた方法と同じなんですよ。

だからメカ系にそれ使うって聞いた時は「ドット絵以外にも使えるのかよ!」とびっくりした記憶があります。こんな所で漫画絵とドット絵のやり方がクロスするなんて、いったいどうなるのか楽しみですね。

ということで、さっそく車のシルエットを描きました。
画像561.png
うん、こんなもんなんじゃなかろうか。
割といい線いってないこれ?
もうこれ車完成ってことでいいじゃんやったー

という冗談はさておき。
このシルエットから「そのメカの印象が強いパーツを後から描き足していく」というのがシルエット戦法のやり方です。

要するに、追記方式ですね。
後からちょっとずつ情報を追加していく感じ。
ここらへんの考え方もドット絵とだいたい同じです。

ってことで、車で印象が強いパーツを描き足してみました。
画像562.png
やっぱ窓とライトかな~っておもいました。
これもう完全に車じゃね?これ完成でよくね?

いや、まだいけるか。
思い出せ、車の印象を!
画像563.png
バンパーだっけ?壁こすっても大丈夫用のやつ。
あれけっこう印象つよいよね。
あと肝心なタイヤ忘れてたんで描いといた。

かんぺき車じゃんこれ。車大完成したじゃん。
あと車で何かあったっけ?

がんばって思い出す。
画像564.png
ハンドルがあったわ。あとバックミラー。
ドア開ける取っ手みたいなのも。

ってな感じで車っぽい何かを付け足しながら、もうこれ以上はイメージが出てこないって所まで描きました。
画像565.png

描いてみた感想ですが、苦手ジャンル+初めて描く物+ノー資料という3つを重ねてもここまで描けるのは素直にすごいとおもった。
シルエット戦法は確かに有効そう。こうかは ばつぐんだ!

なぜ描きやすくなるのか理屈を考えてみたんですけど。
これたぶん粘土遊びと同じなんですよ。実際やってみてそう感じました。

いきなり正解の形を作るんじゃなくて「こうなんじゃないかな」って少しずつ粘土を変形させて、頭の中のイメージに近づけていく感じ。

絵って正解の線を当てていくってイメージあるじゃないですか。
1本の線を引いた後に正解不正解が常にジャッジされてるみたいな。

でもシルエットなら形をモコモコと作っていくから粘土遊びみたいな感覚でやれるんですよ。いきなり正解を当てるんじゃなくて、少しずつ正解に寄せていく感じ。そっから後付けで足りない部分を描き足していけばいいって感じか。

特にメカ系って何か細部がゴチャゴチャしてて圧倒されるイメージがある。
そういう細部に気を取られて視野が狭くなっていき、どんどん全体が分からなくなってしまうからメカ系を描きにくく感じていたのかな。

シルエットにするとそういう細部がバッサリ切り捨てられるんで、アウトライン作りに集中できると、たぶんそういう仕組みなんだと思う。

ということはつまり。
メカ系は全体の輪郭、アウトラインを最初にイメージして形にする作業が一番重要なんじゃないかって気がしてきた。じゃないと後付けで描き足していく時にたぶん困る。まあそん時は途中で形を修正する感じになるかなぁ。

今回のメカの練習をまとめると。
1.粘土遊びのように変形させる感覚で、全体のシルエットから攻める。
2.そのメカを決定づける印象の強いものから順番に描き足していく。

この二つを念頭に置いて。
次回は描くのが難しい乗り物の代表、自転車を描いてみます。

1/17までの拍手お返事です。
●>今回は「青年漫画の女の子」を意識して描きます。
>女の子を調教するぞッ!
ガタッ
■(の描き方の癖)を調教するってゆったよね?!

●>水木しげる先生もかなり長生きしてギリギリまで漫画描いてましたね

荒木先生も水木先生もあまりクヨクヨ悩まないっていう共通点はあるみたいですね。…水木センセは苦労した分150歳位までまったり幸せに生きて欲しかったです。…こっそり妖怪になってたりしたらオモチロイですね。
■水木先生は睡眠時間をきっちりと確保するって聞いたことありますね
やはり睡眠こそ至上

●青年漫画風の女の子の感想。手の表情、脚部の柔らかさ、顔の純朴さ、朗らかで温和で優しい印象。「少年」ではなく「青年」漫画って言われてみれば確かにそう見える。それと変更点リストの首の長さ、言われてみればこれまでは長めだったのかな? どちらかと言えば首が細めだったから相対的に長く見えたのかな。とにかく、10月のブログ辺りでこの先どうなるのかと思ってたら想像以上の絵が出てきて素直にびっくり。期待age
■他人の目から見て進歩してるのか気になってたんですけど、ちゃんと進歩してるように見えて嬉しいです。ものすごく全力を出し尽くしましたね。

●いい絵ですね…

ラフを見ると極端な体形に見えましたが、描きあがってみると自然に見える。漫画絵に毒されているのか、実際こんなものなのか
■自分にとってちょいデブがだいたい世間のストライクなのかなと思って気持ちデブのまま進めてたんですけど、最後らへんは別にデブと思わなくなっていきましたね

●現代人は眼が弱い

ゲームやってても画面の動きが激しいアクションの方が固定画面多いrpgとかに比べて疲れないっすね
■なるほど。画面遷移は少ない方が眼球疲労しにくいってのは盲点だった
眼球だけに

●うぅわこんなんなんかだらだらしゃべってるけどたいちょうえろかもしれん……

劇的な成長に舌を巻くばかりで苦行の甲斐がちゃんと出てるように私には見えますね
そういうのを見るプロじゃありませんけど!
陰ながら応援しているのでこれからもがんばってください!
■ありがとね!じつはドキドキしながら公開したんですけど、こうやって成果が出てるよって言ってもらえてホッと安心したりすごく嬉しかったり、今後の修行の励みになります

●玉袋は許されないのに玉袋筋太郎は許されるという謎
■どっちも許されんわい!

●...え、えぬ隊長、えぬ隊長の絵が...
絵柄が全く別のものに進化している...!!??
い、いや、目の書き方とか顔の方は今までと近い...
しかし体の肉つき等がまったく別のタイプになっている!!
な、なんてこった...これだけやれば成果は上がると思ってたが...ここまで変わるとは、隊長、恐ろしい子...!

...にしてもこの体つきえっ...ふぅ。
いやぁすごいっすね隊長、マジリスペクトっす
■ありがとうございます。練習の成果が出てると言ってもらえるとすごく嬉しい!
体の方はだいぶ様になってきた気がするんで、顔はもう少し後でみっちりと研究していきたいですね

●考えすぎて気に入らない部分の修正だけ続けると個性すら消えてしまったりすることがあるからほんま悩ましい…自分はきっと一生モヤモヤし続けるんだろうなって諦めてはいるんだけどw
■自分の場合は個性にこだわりはないんですけど、修正しすぎるとかわいいっていうのが何だか分からなくなってゲシュタルト崩壊しそうになりました

●俺が描かなくてもかわいい絵は流れてくるんで
俺は自分が楽しくなるためだけにペンを握ってるわ

ゲームもそう。対戦とかRTAとかは頑張れるやつが頑張ればいいんだよ
■苦行なんてせんで良か良か
人生楽しくてナンボのもんですからね

●本物の警察ではない者を警察と呼ぶのは控えていただきたい
そう、私は警察警察だ!(自己矛盾)
■もしもしポリスメン?

●帽子世界が今まで経験したどのゲームより楽しかったです。えぬさんのRPGに対する美学が垣間見えるこのサイトに励まされて自身も創作を続けられています。これからも素敵な作品を楽しみにしていますね。
■帽子世界はひたすらやりたい事をぶち込み続けてましたね~
今は漫画絵の練習してますけど、そのうち漫画でやりたいロマンをいろいろネタにしていきたい

●おぉっ…めっちゃ上手くなってますね。。
数回前の記事で出たコントラポストも意識されてるように感じる。
■そうそう、コントラポストも入れてみた。コントランポリン

●これがえぬ子さんなのね…

(服を脱ぐ)
■はよ服着なさい

●隊長のおんなのこの絵を見て、ライザのアトリエ2の絵を思い出しましたよ。胸から下のバランス感とか似てるなぁって
やっぱり男の子向けの漫画にはどすけべばでぃのヒロインは不可欠ですね!あと、それと対になるお子ちゃま体型のサブヒロインもあると華があるんじゃないでしょうか!
■ライザでちょっとした太ももブームが世間で始まったきがする
太もものトレンドは一過性のものじゃなくてまだ根強い人気がある気がする

●華奢な女の子が~というツッコミはしばしば見受けられますが、ドラゴンの鱗を絶つ剣があっても体格差で言えばドラゴンどころかオークみたいな種族を人間が一対一で勝つのは無理なのでは?とか、あとオークみたいな大型生物が繁殖力旺盛だったら農業必須とか環境が持たないという話になりそうですが、そこにそれっぽい理屈をつけるのがリアリティなんでしょうね
巨大ロボとか大きな嘘をつくために小さな説得力を積み重ねるみたいな
■逆に創作のネタにするという発想を持つくらいの余裕が欲しい所ですね
それにしてもドラゴンとかオークとか巨大ロボとか描くの難しいなぁ

●JKえぬ子ちゃんはグリッドマンのアカネちゃんに似た良いえっち感ですね
■グリッドマンといえば太もも

●かわええ・・・(青年漫画の男子風)
「おはよ?~君」みたいな、「プリント一緒に取りに行こ?」みたいな
ohしまった妄想が・・・いや素晴らしい・・・
■ひょっとして百合漫画かもしれないぞ!

●すっげぇぇ!裸体だけだと太って見えるけど、完成形だとヤンジャンとかにありそうな可愛い絵になるんですね。
絵が描ける人は尊敬します!
てか、隊長はシナリオ書けるし絵も描けるしプログラムも書けるってもう天才じゃないですか!
インディーゲーム会社立ち上げるの楽しみにしてますね。
最近流行ってますからね。サクナヒメとか。
■自作ゲームも実はまだまだやりたいネタあるんですよね
漫画も描きたいしゲームも作りたいし…時間がぜんぜん足りねえ!

●絵描きさんはいつもこんな難しい事考えながら描いてるのか……
本当に絵師の方々には頭が上がらないです
えぬ隊長が苦労なされただけあって、今回の絵は今までの隊長の絵からはかなり脱却していて、かつお題にピッタリな絵になってると思います。凄いっす!
■前回の日記はいつにも増して長文でしたね…
でもこうやって「成果出てるよ」って言ってもらえるとすごく嬉しいし、頑張った甲斐があるなぁって元気が出てきますね!

●今の隊長が帽子世界の連携時のカットイン描きなおしたら構図がバリエーション豊かになりそうッスね
■塗りの力はまったくそのままなので、イラストにしたら案外そこまで劇的な情報量の変化は感じないのかもしれないなぁとおもいました

< 牙を剥き始めたメカの練習  | ページTOPへ |  女の子を調教 >