いよいよやってきた…
メカを描く特訓がな!!!!
えぬくんはメカを描くのが致命的に苦手。
そーゆー人おおいとおもう。おにゃのこ描けるけどロボ描けないみたいな。
しかし漫画を描く上でこの弱点は克服しておかなければならない。
とはいえ、何事にも順序というのがあります。
今回はメカ系の入門と思われる「乗り物」にチャレンジしてみます。
苦手なものをいきなり描こうとするから難しいんですよ。
例えば前にモンスターが鬼門だって話をした事がありましたけど、あれだってモンスターの入門は「動物」なんです。
動物すら描けないのにいきなりモンスター描くなんて難しくて当然だと思う。
メカだって同じなんですよ。まずは乗り物が描けないと。
ってな感じで乗り物を描く練習します。
乗り物といえば車ですね。
少年漫画だろうが少女漫画だろうが、車が出てくる可能性はかなり高い。
なので車を描いていくわけですが。
何を隠そう、えぬくんは生まれてから今まで車を描いた記憶が無い。
そもそも車なんて興味ないし構造とかなんも知らん。
今回は、そんな状態からさらに「資料なし」で描いてみます。
生まれて初めて描く苦手なジャンルの物をノー資料で描く。
自爆するつもりかよドMも大概にしとけって話ですけど、違います。
これは実験です。
前から試してみたい技法があったの。
むか~し聞きかじった事があったんですよ。
メカ系を描くのに「シルエットから描く」っていう技法があると。
この方法で描くとメカ系がすごく描きやすくなるらしい。
だからその技法がどれだけ有効かどうか「苦手ジャンル」「描いたことのない物」「ノー資料」の3つを重ねて確認してみようって感じです。はたしてここまで最悪を重ねても描けるのか。
じつはこのシルエット戦法。
昔からえぬがドット絵で使ってた方法と同じなんですよ。
だからメカ系にそれ使うって聞いた時は「ドット絵以外にも使えるのかよ!」とびっくりした記憶があります。こんな所で漫画絵とドット絵のやり方がクロスするなんて、いったいどうなるのか楽しみですね。
ということで、さっそく車のシルエットを描きました。
うん、こんなもんなんじゃなかろうか。
割といい線いってないこれ?
もうこれ車完成ってことでいいじゃんやったー
という冗談はさておき。
このシルエットから「そのメカの印象が強いパーツを後から描き足していく」というのがシルエット戦法のやり方です。
要するに、追記方式ですね。
後からちょっとずつ情報を追加していく感じ。
ここらへんの考え方もドット絵とだいたい同じです。
ってことで、車で印象が強いパーツを描き足してみました。
やっぱ窓とライトかな~っておもいました。
これもう完全に車じゃね?これ完成でよくね?
いや、まだいけるか。
思い出せ、車の印象を!
バンパーだっけ?壁こすっても大丈夫用のやつ。
あれけっこう印象つよいよね。
あと肝心なタイヤ忘れてたんで描いといた。
かんぺき車じゃんこれ。車大完成したじゃん。
あと車で何かあったっけ?
がんばって思い出す。
ハンドルがあったわ。あとバックミラー。
ドア開ける取っ手みたいなのも。
ってな感じで車っぽい何かを付け足しながら、もうこれ以上はイメージが出てこないって所まで描きました。
描いてみた感想ですが、苦手ジャンル+初めて描く物+ノー資料という3つを重ねてもここまで描けるのは素直にすごいとおもった。
シルエット戦法は確かに有効そう。こうかは ばつぐんだ!
なぜ描きやすくなるのか理屈を考えてみたんですけど。
これたぶん粘土遊びと同じなんですよ。実際やってみてそう感じました。
いきなり正解の形を作るんじゃなくて「こうなんじゃないかな」って少しずつ粘土を変形させて、頭の中のイメージに近づけていく感じ。
絵って正解の線を当てていくってイメージあるじゃないですか。
1本の線を引いた後に正解不正解が常にジャッジされてるみたいな。
でもシルエットなら形をモコモコと作っていくから粘土遊びみたいな感覚でやれるんですよ。いきなり正解を当てるんじゃなくて、少しずつ正解に寄せていく感じ。そっから後付けで足りない部分を描き足していけばいいって感じか。
特にメカ系って何か細部がゴチャゴチャしてて圧倒されるイメージがある。
そういう細部に気を取られて視野が狭くなっていき、どんどん全体が分からなくなってしまうからメカ系を描きにくく感じていたのかな。
シルエットにするとそういう細部がバッサリ切り捨てられるんで、アウトライン作りに集中できると、たぶんそういう仕組みなんだと思う。
ということはつまり。
メカ系は全体の輪郭、アウトラインを最初にイメージして形にする作業が一番重要なんじゃないかって気がしてきた。じゃないと後付けで描き足していく時にたぶん困る。まあそん時は途中で形を修正する感じになるかなぁ。
今回のメカの練習をまとめると。
1.粘土遊びのように変形させる感覚で、全体のシルエットから攻める。
2.そのメカを決定づける印象の強いものから順番に描き足していく。
この二つを念頭に置いて。
次回は描くのが難しい乗り物の代表、自転車を描いてみます。
1/17までの拍手お返事です。
■(の描き方の癖)を調教するってゆったよね?!
■水木先生は睡眠時間をきっちりと確保するって聞いたことありますね
やはり睡眠こそ至上
■他人の目から見て進歩してるのか気になってたんですけど、ちゃんと進歩してるように見えて嬉しいです。ものすごく全力を出し尽くしましたね。
■自分にとってちょいデブがだいたい世間のストライクなのかなと思って気持ちデブのまま進めてたんですけど、最後らへんは別にデブと思わなくなっていきましたね
■なるほど。画面遷移は少ない方が眼球疲労しにくいってのは盲点だった
眼球だけに
■ありがとね!じつはドキドキしながら公開したんですけど、こうやって成果が出てるよって言ってもらえてホッと安心したりすごく嬉しかったり、今後の修行の励みになります
■どっちも許されんわい!
■ありがとうございます。練習の成果が出てると言ってもらえるとすごく嬉しい!
体の方はだいぶ様になってきた気がするんで、顔はもう少し後でみっちりと研究していきたいですね
■自分の場合は個性にこだわりはないんですけど、修正しすぎるとかわいいっていうのが何だか分からなくなってゲシュタルト崩壊しそうになりました
■苦行なんてせんで良か良か
人生楽しくてナンボのもんですからね
■もしもしポリスメン?
■帽子世界はひたすらやりたい事をぶち込み続けてましたね~
今は漫画絵の練習してますけど、そのうち漫画でやりたいロマンをいろいろネタにしていきたい
■そうそう、コントラポストも入れてみた。コントランポリン
■はよ服着なさい
■ライザでちょっとした太ももブームが世間で始まったきがする
太もものトレンドは一過性のものじゃなくてまだ根強い人気がある気がする
■逆に創作のネタにするという発想を持つくらいの余裕が欲しい所ですね
それにしてもドラゴンとかオークとか巨大ロボとか描くの難しいなぁ
■グリッドマンといえば太もも
■ひょっとして百合漫画かもしれないぞ!
■自作ゲームも実はまだまだやりたいネタあるんですよね
漫画も描きたいしゲームも作りたいし…時間がぜんぜん足りねえ!
■前回の日記はいつにも増して長文でしたね…
でもこうやって「成果出てるよ」って言ってもらえるとすごく嬉しいし、頑張った甲斐があるなぁって元気が出てきますね!
■塗りの力はまったくそのままなので、イラストにしたら案外そこまで劇的な情報量の変化は感じないのかもしれないなぁとおもいました
>女の子を調教するぞッ!
ガタッ