シューティングRPG2
2011/06/07
先日の妄想シューティングRPGの続きです。
もがれた片翼の代わりに人間の作った翼で天界を目指す主人公アルメリアですが、しょせん人間の作った翼では本物の天使の羽の性能に及ぶべくもなく、そう簡単に天界へ帰ることはできません。どうしても人間の作った左側の翼に足を引っ張られてしまいます。
人間の作った翼っていうのは羽ではなくジェット式の機械です。
片方は天使の翼、片方はジェットで空を飛ぶアルメリアはまさにいびつな天使そのもの。
それでも少しずつ高性能のジェットに買い換えて天界を目指します。
高度が上がるにつれて天界にいた頃の記憶がだんだん戻ってきました。思い出す記憶はなぜか親友マーガレットと仲良く過ごしていた日々ばかり。マーガレットが自分に向ける笑顔、優しさに胸が締め付けられます。自分を裏切って天界から突き落とした張本人とはどうしても思えません。
でも落ちた直後の記憶は「親友に裏切られた」という鮮明な感情でした。相反する記憶の溝は深まる一方です。
ついにアルメリアは、天界に最も近い人間最後の楽園都市まで到達します。人類の持つ技術力の限界高度なので背中のジェットもこれ以上のものは売ってません。何とかここまで来れたけれど、ここから先は空の道がありません。
アルメリアがこれまで稼いだお金も相当な額になっています。
つまりそれだけ賞金首を狩ってるってことなので、空賊の中でアルメリアは有名になっていました。
そこで登場するのが最強の空賊トワイライト。
トワイライトは楽園都市を縄張りにする空の覇者で、彼女に逆らうことのできる人間はこの世に存在しません。
トワイライトが空の覇者たりえるのは人類最高の翼を持っているためです。そんな彼女にも行けない場所がありました。
天界です。空の覇者である自分に行けない場所があるのはどうしても我慢できません。そこでトワイライトはアルメリアの天使の羽に目を付けます。もしアルメリアの天使の羽が自分の翼に加われば天界にすら到達できるのではないかと考え、アルメリアを執拗に狙います。
それはアルメリアも同様に考えていました。トワイライトのジェットがあれば天界に帰れるかもしれないと。
互いの翼を賭け、アルメリアとトワイライトの一騎打ちが始まります。速度は市販のジェットに足を引っ張られるアルメリアが劣りますが、これまで空賊相手に戦闘して磨かれた魔法の力でそれをカバーし、何とかトワイライトに勝利します。
人類最高の翼を手に入れ、天界に帰れると喜ぶアルメリア。
しかし、トワイライトのジェットを持ってしても天界には手が届きませんでした。
悲しみに暮れるアルメリアにトワイライトは聞きます。
なぜそこまでして天界へ帰りたいのか?罰によって地上に落とされたのであれば、帰ったところでもう一度叩き落とされるに決まっている。
それならこの人間最後の楽園でずっと楽しく過ごしていればいいじゃないか、と。
アルメリアはただ親友マーガレットの真意を確かめたい、それだけのために天界を目指していました。思い出の中にあるマーガレットの笑顔は嘘じゃないと信じて、それを証明したかったのです。それだけのために今まで歯を食いしばって頑張ってきたのです。
トワイライトはアルメリアの覚悟を受け、ジェットの出力を限界以上にする方法があることを告げます。
でもこの改造を施したらジェットは壊れます。もし仮に天界まで到達できたとしても、アルメリアは空を飛ぶ手段がなくなってしまいます。行ったら最後、もう二度と帰れません。
本当にいいのか?もし親友の裏切りが事実なら天界にお前の逃げ場はない。
考えてもみろ、例えどんな理由であれ、大切な人の翼をむしり地上に落とす奴の何を信じられるというのか。
行っても後悔するだけだ。お前の片翼にはまだ未来がある。
それでもアルメリアはジェットの改造を懇願しました。
限界を超えたトワイライトのジェットは一瞬だけ天使の羽に匹敵するほどの性能を出し、黄金に輝きます。
体の左に懐かしい感覚が蘇ります。かつて左右の翼で大空を飛んでいたあの頃の感覚、天使の力が戻ったのです。
そしてアルメリアはついに天界へと到達します。
当然ながら黄金ジェットは壊れ、彼女は正真正銘、片翼だけになってしまいました。もう空は飛べません。
ようやく帰ってきた天界は無残な天使の屍が築かれていました。天界の主ルシフェルが堕天し、神に付いた多くの天使と戦争をしていたのです。
アルメリアは親友マーガレットを見付けました。
マーガレットは右の翼をもがれていました。
アルメリアが天界に戻ったことを知ったマーガレットは悲しみに震えながら真実を話してくれました。
マーガレットはルシフェルの堕天を予知し、親友アルメリアが戦争に巻き込まれないよう罪を被せて下界に落としたのです。
戦争が始まれば正義感の強いアルメリアは神の側に付くでしょう。己の死も厭わずに神の為に戦うでしょう。
アルメリアを死なせたくなかった。
翼をもいででも戦争から遠ざけたかった。
憎まれてでも生き延びてほしかった。
彼女を地上に叩き落とした罪は、この身をもって償いましょう。
マーガレットは己の罪を神の前で懺悔し、友を傷つけた罪で右の翼をむしられ、今まさに下界に落とされる罰を受けようとしていたのです。
でもアルメリアは戻ってきました。
マーガレットの祈りも希望もすべて無となります。これではただ大切な人を傷つけたという事実が残っただけです。
マーガレットは泣いて謝りました。
翼をもがれて痛かったでしょう?
地上に落ちたとき痛かったでしょう?
酷いことをしてごめんね。
まだ私には左の翼が残っている。
これをもいであなたにあげるわ。はやく天界から逃げて。
アルメリアは親友の手を取って微笑みました。
だいじょうぶ。こうやってふたりで手を繋げば飛べる。
私が右の翼、あなたが左の翼。
お互い無いものを補って一緒に飛びましょう。
…みたいな感じで最終ステージは二人の天使が手を繋ぎながら無双してエンディングというかそんな感じなんですけど、でもこの片翼の天使二人が手を繋いで飛ぶってシチュはどっかでありそうですね。ぜったい使われてるよコレ。
とにかくそんな百合RPGを妄想してたことがあったんですよ。
あれ?百合RPG…?なんかRPGのジャンルが最初と違うような気がするんだけど、まぁいっか。
6/6までの拍手お返事です。
■パタポンは武器防具デザインが素晴らしい。影絵ですけど
あのデザインは心をくすぐりますね。シミュレーション系だと思ってたんですけどハクスラ系だったのか〜
■容易に下着が見えるスカートなどスカートではない。
どんな角度でも絶対に下着が見えないスカートこそ真のスカートでありティロ・フィナーレを撃つことができるのである。
■あら褒めてくれてありがとです。お陰で続きが書けました。
そういやエリア88ってけっこうRPG要素ありましたね。
それにしてもシューティングRPGってなさそうだと思ってたけどすでに有名なのが海外で出てたんスね…知らなかった。
どんなRPGなんだろ。
■おーbitmap処理よりsprite処理のが軽いんだ。知らなかった。
たしかにbitmapって画像をいじる系が多いから何となくキツそうだなぁとは思ってたけど、生の意見は貴重ですな。
ビューポートの中にビューポート展開できるのかな?もしできるならいろいろ便利そうだけど。今んとこデフォどおりバトラースプライトは全部ビューポート1にぶっこんでるんです。
■しかもアクションだから戦うスペースまで用意してるという。
何気にすごいですよアレ。常に広い場所ばっかだったらダンジョンになんないし絶妙なバランスに脱帽です。
■さすがお前だ…そこに気付くとは大した奴だ。
つまり、どういうことだってばよ?
■これこれ、勝手に仕様を決めるでない。
でもパーティアタックで閃くってのはちょっと面白そうかもと思っちゃった。
■こりゃ、その燃えたぎる熱いパトスは
ゲーム作りにぶつけなさい。
えっちなのはいけないとおもいます!
■この超能力者め!たったあれだけの出だしでオチまで
見透かすとはエスパーか貴様!てか何でエロになるんだYO
< 木の上はロマ(ry
| ページTOPへ |
シューティングRPG >
まったり系のリズムゲーにディアブロ的なハック&スラッシュ要素を掛け合わせてあったんですが、これがもう噛み合わない。お宝や経験値を求めて繰り返しステージに挑まないといけないのに、移動にすら毎回決まったリズムを刻まないと駄目とか超絶ストレスゲーになってました。
ゲーム設計て本当に難しいですよね。。。