テリー「こんにちは皆さん。テリーです。
どうして僕がこの場にいるのか…疑問に思った方もいらっしゃるでしょう。
今日、僕は皆さんに大切なことを告白しなければならない。
それは『ドラゴンクエストVIの真実』です。
ヘビーなドラクエファンの方ならば、僕がDQ6主人公の予定だったことはご存知かと思います。それがなぜ『ドランゴ引換券』と呼ばれることになったのか、永く封印されていたDQ6の真実を、今、皆さんにお話しましょう。
まず、皆さんの誤解をといておきたい。
『ドランゴ引換券』『雷鳴の剣保管庫』『かしこさがドランゴ以下』
これらは全て、僕が望んだことでした。
当時。
DQ6の前作、DQ5は様々なアクシデントがあって開発期間が延びて、売り上げを大きく落とすことになりました。ドラクエブランド危機の中で、DQ6は絶対に成功させなければいけないという状況だったのです。
ですから、DQ6の主人公は美形で強くて人気の出るキャラにしようという機運が高まっていたのは、ごく自然な流れでした。
こうした経緯の中で、僕が生まれたのです。
美形で強くて人気の出るキャラ…
それが僕に課せられた使命だったのです。
しかし僕はふと思ったのです。
本当にこれでいいのか?と。
一人の強キャラが全てを持っていったら、仲間の存在はどうなるのか?と。
何度もミレーユねえさんに相談しました。
ねえさんは「兄だったらカッコいいほうがいいけど、弟ならカワイイほうがいいな」ばっかり言っていたので、僕はねえさんと距離を取ることにしました。
僕は一人で悩みました。
そんなある日、酒場でブライさんに出会ったんです。
『いいじゃねぇか出番があって。ワシなんか万年馬車組じゃぞ』
『ブライさんにはバイキルトがあるじゃないですか』
『いてつくはどうさえ無けりゃなぁ…』
『い、一部の敵以外にはバイキルトすごい使えますよ』
『気休めはよしてくれい。ワシには見えるんじゃ…これから先、何かのスピンオフでDQ4が出た時、姫とクリフトだけ出演依頼があってワシだけハブられるという未来が…』
『そ、そんなことありませんよ!』
『“持っている”人間にゃ分からんさ…ワシらの気持ちが…』
僕は頭を殴られたような衝撃を受けました。
スポットライトを浴びるスターキャラの影で、こんなにも苦しんでいるキャラがいるなんて…
このまま僕が美形で強くて人気の出るキャラをやったら、DQ6で不幸になるキャラを増やしてしまう…そう思ったんです。だから主人公は辞退して、能力も低くて性格の悪いキャラを演じることにしたんです。
僕はどんなに悪く思われてもいい。
それで幸せになれるキャラがいるならそれでいい。
そう思ったんです。
そのことを堀井さんに話すと『テリーくんは優しいね。じゃあ心優しいキミに合わせたゲームの主人公をやってもらおうか』と言われ、後にドラゴンクエストモンスターズの主役をやることになりました。ただ、ねえさんが裏で手を回していたらしく、僕の年齢を大きく引き下げられましたけど…
とにかく。
こうしてドラゴンクエスト6が完成したのです。
売り上げも大きく伸ばして、ドラクエブランドの回復に成功しました。
DSのリメイクも大成功を収め、全てが順調でした。
そして今回、ドラゴンクエストヒーローズの依頼がきたのです。
僕は迷わず『ではいつもの引換券でよろしくお願いします。せいいっぱいダメ役を演じますので、よろしくお願いします』と返事をしました。
そんなある日、酒場でサマルトリアの王子、トンヌラさんに出会ったんです。
『聞いたよ。また引換券と馬鹿にされる役をやるって。それでいいのかい?』
『他のキャラが引き立つのなら、僕は嬉しい』
『そうじゃない』
トンヌラさんはとても真剣な顔をしていました。
『テリーくん。キミは僕と似ている。僕もね、昔はホイミ王子とか役立たず役を引き受けていたんだ。もょもとや狂犬姫の引き立て役さ。でもリメイクの時、僕はその役をやめた。なぜだか分かるかい?』
確かにトンヌラさんは、リメイクの時に大幅なパワーアップをして、専用のイベントまで用意されるほど強化されていました。
『テリーくん。キミは自分のファンのことを全く考えていない』
トンヌラさんの言葉に、僕はハッと気が付きました。
確かに僕は、自分のファンのことを全く考えていませんでした。
『ヒーローズでキミが出演することを知ったファンは大喜びするだろう。次こそはきっと、私の大好きなテリーが大活躍をするはずだ!って。僕たちはその期待に応えなければいけないんだよ。ファンの期待を裏切ってはいけない』
『トンヌラ君の言うとおりだよ、テリー君』
『あ、あなたはクリフトさん!』
『私もザラキバカとか散々ダメ役をやったけど、強さの妥協はしていないよ。ヒーローズ、一緒に頑張ろうじゃないか』
そう、僕はずっとファンの期待を裏切っていたんです。
ドラクエの新ブランド立ち上げという大切な仕事で、ファンを裏切ってはいけない。僕はクリフトさんと固い握手を交わして、引換券を卒業しました。
これがドラゴンクエストVIの真実です。
ファンの皆さん、今まですみませんでした。
でも安心してください。
今後はファンの皆さんの期待に応えられる、強いテリーを見せてあげますよ!
2/27までの拍手お返事です。
■初プレイで3姫様以外を狙って、どうやっても落とせないことを知ったときの絶望感
■節子それノンケやない!
■ただいまキンニクマン
■買ってないw
■サイトの模様替えしたとき
■うほっ
■うっほっほ
■テリーの根強い人気って、イケメンで弱いからですよね
■なぜヒーローズでハッサンが出ないねん!
■超おもしろそう
■筋肉探検隊なつかしい。今年のネタは何にするか…
■アリーナの黒タイツ好きが多すぎてマニアック過ぎですね皆さん
■ハッさんの本名を知っているとは…何者だ!
■実はジョジョあんま知らないねん
■そういやマッチョが病気で寝込むシーンあんま無いですよね。ギャップ萌えして良さそうなのに
■誰やねん
■でもなんかACでスリムになっちゃったし!
■テリー乙
■ライアンあんだけ骨と皮なのになんで戦士できるんだろう?
■1と2はちょっと筋肉成分が足りないですね。パパスは筋肉よりもオヤジ成分が濃いからなぁ
■ライアン骨と皮やん…
■その後のテリー回!
■日本語でおk
■ドラクエで希少な百合成分ですからね…
■そーれマッスルマッスル!
■ps4ほしいけど遊ぶ時間がない
■ゼルダキャラあんま知らないんですよね…
■リメイクで強化されたと思いきや、ドランゴまで強化されてさらに引換券臭が強くなってしまったという悲劇
■トルネコ「ライアン殿、あんパン買ってきて」
■スーパーひとし君3は眉毛が無くなります
なぜだか落とせないんですよね。
じゃあ好感度設定しないでくれよ…