ツバメの背面とゲーム中に見せられなかった黒猫バージョン。

後ろのリボンは結局ドット絵の方を採用し、付いてることにしました。
ゲームの立ち絵は蝶結びが垂れてて隠れてたってことで…
おかげで今までで一番説明が複雑になった。

ツバメの巫女服は厳密には袴じゃなくてハーレムパンツなんです。
ドット絵の方だと丸みの形で袴じゃないのは何となく分かるけど、立ち絵だとちょっと分かり辛かったんで解説をのっけました。

元々ツバメは奇々怪々の小夜ちゃんを避ける巫女デザインを考えてて、ラッパズボンみたいな袴にサガフロの零姫の紫を持ってきてたんですよ。

けど紫が不評だったんで赤に変えて、零姫要素を残す為にハーレムパンツみたいな形を採用した結果、今のツバメになったという。

そもそも零姫が独特というか、小林智美ってけっこう中東とかアラビアンな要素を取り入れたハーレムパンツァーのキャラが多いんですけど、巫女服の袴をハーレムパンツにするという発想は天才といわざるをえない。

あとはまぁゲーム中に出したいと言ってた黒猫ツバメですね。
残念ですが出せなかったものはしょうがない。
設定の中でじっとしていてくれ。

それはさておき。
マジェスティアがどうなったかって話ですね。

ああ…
あれね…

今日の日記はほぼ死亡宣告です。
MVの致命的なZ座標の構造が判明し、やればやるほど絶望する状況です。

なんで今までこんなものに気付けなかったのか。
なんと、ツクールMVは

Z座標が設定できない。

VXAce以前までのツクールだとZ座標に数字を入れるとその大小で重なり具合を調整できましたが、MV以降は数値が入れられず、代わりにどの画像グループに属するか選ぶことしかできません。

つまり9つにグループ化された大雑把な重なり具合しか設定できないんです。
いろいろ調べたり試行錯誤しましたが、ゲームの基幹となるコアプログラムの挙動なのでどうにもならない。イジるならツール変えた方が早いレベル。

異なるグループ間で互いに画像を前にしたり後ろにしたりといったことはできません。グループの序列は絶対なので、キャラより手前に表示するグループに設定した時点でどうやってもキャラの奥には表示できません。

そうか…
MV以降のいろんな仕様は、全てそういうことだったんだ。
パズルのピースが次々とハマっていく…

なぜキャラチップが1.8頭身という気持ち悪い規格だったのか…
なぜキャラチップ同士の当たり判定が広すぎて間隔がスカスカだったのか…
なぜマップチップ素材の規格は縦1マスばかりだったのか…
なぜ背の高いキャラチップ素材が推奨されなかったのか…

なぜ、公式のクォータービュー素材が永遠に未開発のままだったのか…！

すべてはこのZ座標の構造が原因だったのだ！
そらそうだわ！
こんな単純な重なり設定しかできないんじゃ、素材の規格もこうなるわ！

1つのグループ内ではY座標(縦位置)が高いほど手前に表示される挙動なので、単純な構造のマップでは問題ありません。しかし高低差の激しいマップで背の高いキャラの一部が頻繁に地形に隠れるクォータービューとは致命的に相性が悪すぎる。奥から登る階段を作ろうとしただけで容易に見た目が破綻する。

例えば、普通に地形チップなしだとこうなる。

当然ながらキャラが地形に隠れないので見た目が破綻している。

じゃあ地形チップをキャラチップと同じグループに入れるとどうなるか。

これだと地形の裏にキャラが隠れるようになりますが、Y座標が大きいほど手前に表示されるので地形に乗ってるキャラも隠れてしまいます。少し地形を上に動かしても地形に乗ってるキャラは手前に来ず、逆に地形に隠れてるキャラが前に出てしまいます。

じゃあ立ってるパネルを取得して、隠れる地形パネルに乗っているキャラを通常より上に表示されるグループに設定するとどうなるか。

そうすると今度はそのグループより下にいるキャラが隠れてしまう。
どんなにキャラが画面下に位置しようがグループの序列は絶対なので、キャラのグループにいる以上はどうやったって手前には表示できません。

じゃあその隠れたキャラがいるパネルも上のグループに入れる。

それでもそのキャラより下にいる別グループのキャラが隠れてしまう。
またそのパネルを上のグループに設定しようにもグループの数は最大9つ。
縦9マスしかないマップなら良いけど、んな馬鹿な話は無い。

地形とキャラだけじゃないですからね。
移動とか攻撃範囲を示すエリア表示も両者の中間に咬まさないといけない。
Z座標を数字で一切設定できないのに。

これは無理だ…
99％無理だこんなん。
努力でどうにかなるレベルじゃない。

なぜもっと早くこの仕様に気付けなかったんだ。
分かっていれば、メニューとかワールドマップとか作らなかったのに！
そこらへん作ってる時に気付けよ自分！なにやってたんだ！

すべてが遅すぎた。
まさかこういうオチだったとは…
気付いた時には何もかもが手遅れだったんだ。

もう駄目だ…おしまいだぁ…
ここまできておいて、そりゃないよ…

ユニットの背の高さが1マスしかないチビチビっとした低頭身キャラならそこまで問題は無かった。まあだからMVの規格はああなってんでしょうけど。

他には極端な話、地形の裏側に一切回り込めないマップであれば可能です。
まあそれがどういうマップになるかは語るまでもありませんが…

完全な平面、あるいは画面奥より手前に高い地形を一切置かないマップ。
くそヤバすぎて公式クォータービュー素材が出せないわけですよ。

見た目はパパッとクォータービューにできるから公式も素材にしますって言っちゃったけど、実際に素材作ってたら画像の回り込みとかとてもカバーできないレベルの構造だったのに後から気付いて表に出せなかったんだろうなぁ。

思えばスーファミ時代のクォータービューSRPGって、奥から手前に坂道になってるマップばっかりだったのを思い出しました。タクティクスオウガとかフロントミッションとかそんなマップばっかでしたね。

それでも地形の裏に回れる箇所はいくつもあった。
裏側に一切回り込めないっていう制限はあまりにも厳しすぎる。
斜め見下ろし画面なのに平面マップしか作れないなんて本末転倒ですよ。

おわった。
なにもかもが。
一瞬にして泡と消えた。

こんな…
こんな終わり方があっていいのかッ…！
まるで家庭用RPGツクール4じゃないかッ！
あの悪夢が完全に蘇ってしまったッ！

「ファファファ　われこそは　ツクールの　ポンコツしようによって
うみだされた　エターナルしてんのうの　ひとり　クラーケン　しねいっ！」

『うぎゃああああ～～～！！！！』
「ウボァー」

はぁ…
はぁ…

しかし…
しかしである。

可能性はゼロではない。
まだ1％残っている。

Y座標が大きいほど手前に表示されるというこの挙動だけで、クォータービューの高低差を表現できる可能性はある。だからなんとかできないか今必死で探ってる所です。

こうなったら1％に賭けるしかねえ！
長年の製作の勘みたいなものが働いてるッ！
なにか…何か手があるはずだ！
信じろッ！この勘をッ！

RPG探検隊始まって以来の超絶無理難題…解いてみる価値ありますぜ！
解決に花京院の魂を賭けるぜ！

なぁに…
何度もエターなってるタイトルの作品だ。
面構えが違う。

もし駄目だったら、その時は。
思い出の中でじっとしていてくれ。


8/21までの拍手お返事です。
■おい可愛い子が鋼鉄姫しかいねえぞ！

■ウディタとかではよく斜め視点タクティカル系は見ますね
まあそれを言い出したらそもそもZ座標の仕様がVXだったら問題なかったわけで、MVのクソ仕様が足を引っ張りすぎているというか

■余裕があるってことですもんね

■そうかな…そうかも…

■つまりわたしが倒れてしまうということか…
貴様さては予言者かッ！

■そういや無印からコス変えた時に好評でしたねショコラ
昔のはドーラのコンパチ2Pキャラだったからなぁ

■縫い付けられているという発想はなかった
あのコスを公開したらみんなからエロいエロい言われたのおもいだした
だからセーラチョイスっぽいと思われるのか

■そういう軽いノリでツクール公式も「おっ、これ簡単に見た目クォータービューにできるじゃ～ん！」ってなってクォータービュー素材作りますとか言っちゃったんだろうなぁって…

■エタらないに花京院の魂を賭けるッ！(既に死体の男を指さしながら)

■しゃがみ中キックの当たり判定がつよそう

■やっぱりえっちなのか

■まあ言いそうなキャラだけどさ！

■くそっ
やっぱ数年経っても感想の内容は変わらずエロいのか

■よくそんなマジェの細かいシステム覚えてくれてましたね
かんどうした！

■もし黒猫ツバメをゲームに出せていたらヨウコさんどうなっちゃうの？
また無印みたいにガチレズキャラだって言われるようなことしちゃうの？

■いや～もうメニュー周りとかかなり作ってますからねぇ
あれを全部捨ててゼロからってのはかんがえたくない

■左様。ツバメである
次は最後、プリムにして〆ます。最初の頃に要望あったし

■あんな陽キャみたいなポーズやりそうにないキャラではある
物陰からこっち見てるようなポーズがやはり一番似合う

■古くは聖闘士星矢の走りもああだったという
ガイジンにやたらウケている走法である

■斧はゴツいのが多かったですもんね
あれでも製作中に一回り小さくしたんですよ

■マルクくんがアホ毛キャラの予定です
新しく考案したデルタあほ毛という特殊属性のアホ毛を持つキャラです
他にもイナズマあほ毛という攻撃特化属性のアホ毛キャラもいます

■だって真1のニュートラルEDの大上老君すげーマインドシーカーのエンディングみたいなこと言ってるんだもん。…ん？まてよ？そういえば女神転生は元々ナムコが出していたゲーム…マインドシーカーの発売元もナムコ…
全ての謎が繋がった！！ナムコは宇宙意識体ゼネフに支配されている！！

■月曜日はウンジャラゲですから嫌われて当然な曜日ですね
ところでウンジャラゲってなんなんだろう？

■ヨウコさんがずっと声が男男言ってましたもんね
ただでさえ学者口調は男っぽく感じるのに