法の帽子マジでどんな形してんの?(作者失格)
まあいいや。前回のキャラ作りの話の続きでも。
基本的にえぬは自分の事をあまり信じていません。
なので「どこか間違っているかもしれない」と疑う事にしています。
そしてこの考え方で得られるメリットがあります。
それは発想の幅を倍にできることです。
発想を倍にする方法はいたって簡単。
「これだ!」と思ったことと真逆のことを深く掘り下げる。
そんだけ。
前回、キャラの欲望は汚い方が良いという話をしましたね。
つまりその逆、キャラの欲望は綺麗な方が良い場合を考えます。
一番のメリットは何といっても感情移入のしやすさ。
不快感のないキャラは読者の感情移入を邪魔する要素が少なくなります。
欠点は前回も話しましたが「見てて退屈なところ」
すでに欲望は完成されているのでそれ以上の変化はありません。
じゃあ話は簡単ですね。
欲望以外の「何か」を用意して読者の引っ掛かりを作れば良いだけです。
ただし。
キャラにおける欲望の比重は大きい。
それをカバーするわけですから、そんじょそこらの要素をくっ付けても付け焼刃にしかなりません。
そもそもキャラ作りは何かの属性パーツをくっ付けただけでは不十分。
それを読者に伝える為のシナリオ構成力だったり演出力だったりが相乗効果を生んでようやく読者に「こいつはこういう奴なんだな」と伝わるのです。
じゃあどうすれば良いのか。
じつはそれをやるのに最適なキャストがいるんですよ。
究極の舞台装置。
そう、主人公です。
極論をいえば、主人公は無色透明でも話に不都合が無い。
読者が「ああこいつムカつくなぁ誰か倒してくれないかなぁ」という敵を倒すだけでも十分に共感してもらえる。
このテの主人公は、いわゆる読者の分身となって物語に溶け込みます。
読者の分身なわけですから余計な色は不要。
むしろ感情移入の邪魔をしかねません。
重要なのは読み手の願望を叶えられる実行力があること。
「こうなってほしい」という願望を叶えてくれるだけで良いんですよ。
それこそが分身系主人公に求められる要素なのです。
そのために考えなければいけないことは、シナリオや演出・構成力の方面で読者の感情を誘導すること。読み手の導線を計算します。
ムッカつく敵を用意するも良し。
そんな無茶な…っていう高いハードルを用意しても良し。
悲惨な逆境を耐えながら機会をうかがっていても良し。
とにかく読者に「こうなってほしい」と思ってもらえる導線を作ります。
えぬのお勧めシチュエーションは「いじめ」です。
これは創作で古今東西使われている鉄板のネタ。
使いやすい割に読者の感情導線を作りやすく、コスパの高いネタです。
「復讐」も人気のあるお勧めネタです。
読者に「はよぶっ倒してくれ!」と思われる仇を用意できるかが勝負所。
他にもありますが、どれにも共通するのが「主人公そのものは無色透明の方がより効果的」という所です。だからこそ欲望の綺麗なキャラが最適なのです。
読者を惹きつける為の個性が目立つと逆に分身感が薄くなってしまい、キャラそのものに読者の意識が向いてしまいます。
そうなると最初の問題点「見てて退屈なところ」が出てきます。
この弱点を薄める為に物語の方に読者の意識を向けていたわけですから本末転倒でしょう。
何事も欲張ってはいけません。
二兎を追う者は一兎をも得ず。
分身系主人公を必要以上にゴタゴタ飾るのは避けましょう。
分身感を出す為に無色透明の主人公を作るのはなかなか難しいと思います。
場合によっては主人公の性別ですら分身感を邪魔する「色」になるでしょう。
例えば読者が男性だった場合、主人公が女性だとハードルが上がります。
化粧したり可愛い服を着て楽しんでいる場面を見せてしまうと、男性読者はその主人公が自分の分身であると認識しにくくなるでしょう。
当然その逆も然り。
鑑賞対象としてキャラを愛でるような、俯瞰的な楽しみ方になるでしょう。
その場合、欲望の綺麗な善人は退屈なので喰い合わせが悪い。
とりあえず分身系主人公を狙うならば、主人公は無駄に深堀りしない方が良いという話ですね。
例えば最初の例のいじめをネタにするならば。
主人公を無駄に掘り下げるのではなく、いじめている子やいじめの内容・周囲の環境の方を掘り下げて読者へ伝えるべきなのです。
重要なのは主人公ではなく障害となっている周りの状況。
読者が主人公へ分身感を強く持ったならば、読者の意識は作品世界に入り込んでいる状態なんです。誰がいじめているのか、どうすればいじめを回避できるのか、今の環境から抜け出す方法は?そういう部分を一番知りたいんですよ。
なお、これは綺麗な欲望の主人公を考える場合のケースです。
汚い欲望の主人公であれば話は180度変わってくるでしょう。
それは前回やったので今回は触れません。
たまに「主人公は感情移入できなければいけない」みたいな話も聞きます。
でも騙されたらいけませんよ。
そんな創作ルールはどこにも無いんです。
読者が感情移入するキャラは主人公じゃなくても良いですし、邪道ですが作中まったく感情移入できるキャラがいなくても面白い作品はあります。
今回、感情移入優先のキャラ作りを考えたのはあくまで綺麗な欲望の主人公にマッチするからであって、スタートの考え方が違ってくればこのセオリーも通用しないでしょう。
以上。
前回とまったく逆の発想でキャラ作りを考えてみました。
7/15までの拍手お返事です。
■ボスのHP自動回復さえやめてくれればそれで…
■加減はだいじ
■漢字四文字作品は完成する法則
■Bakuretsuken!(素晴らしい)とは!
ハッさん専用の最高の褒め言葉である!
■つまりエターナルフラグをBakinと折ってくれるツールということですね
■はい。
■モノクロ回想シーンでひとつくらい過去の真面目シキを見せても良かったかもしんないですね。まあでも回想シーンのシキはずっと真面目だったから差別化難しいか
■まじで!すげえ!
それにしても帽子のイラストの描きにくいことよ…ナゾ物体おおすぎィ!
■やっぱジャニス編は人気あるなぁ
最後、急にゲームが変わっちゃうからね
■それにしてもドーラはなんでズボンのボタン外してんだ…?
あれ描いてたときの自分はいったい何をかんがえてたんだ…?
■藤田センセは欲望の描写ほんと上手いですよね
双亡亭も素晴らしかった
■座布団を焼き払え!
■特に何がというのは無いかも…
あえていうならアホ毛がすき
■――空島は あったろう?
■Exactly(そのとおりでございます)
■ジャンプがビニールに包まれちゃう!
■不老不死の機械の体はどっちかというとドロドロ系かな…
不老不死とか死者蘇生とかが欲望の主人公好きだなぁ
■愛する人を助けるのに1億円が必要
■ハッサンは突然現れる…
■なんかラヴィだけ絵のタッチが違う
■なるほどペニスだけに尖っているんですね
■しょうゆラーメン!
■自分もやっぱ探検隊を更新しないと調子出ないですわ
■プレイありがとうございました
まだ帽子世界を遊んでくれてる人がいて嬉しいです
男の子用のセクシーギャルみたいな万能の性格と、男の子用のひかりのドレスがあればそれで十分なんですけどね
賢者がドラゴンシールド装備できるようにもして欲しいかも