うしおととら
2017/05/14
見ましたよ、うしおととら。
素晴らしい傑作でした。
うしおととらは今から27年も昔の少年漫画。
当時オギャーと生まれた赤ん坊が赤ん坊を育ててるかもしれないほどの昔。
子どもの飲酒シーンとかあったりして、まだまだ当時は表現規制がそこまで厳しくなかったんだろうなぁというのが随所に見られます。
名作だというのは知ってたんですけど、見る機会がなくて。
名作っていっぱいありますけど、改めて見ることってなかなか無いでしょ。
これだけ有名な作品なのにアニメ化されたのがけっこう最近になってからだと聞いて驚きましたね。
そんなこんなで、うしおととら。
ぶっちゃけ最初はけっこう退屈でした。
3巻くらいで読むのやめようかなぁと思ったくらいです。
残り30冊くらいあるし、長編は読むのに気合がいるのもあって…
それが無意識のうちにハマっていって、気付いたら全巻読破してました。
白面の者が絡んできてからが断然面白くなりますね。
読んでて驚いたのが、この作品どんだけ多くの作家に影響を与えてたんだよってくらい、モチーフ元と思われる表現が多数見られたことです。最初は日記のネタ用にメモしてたんですけど、途中であまりにも多すぎてやめました。
ヒロインの断髪式を広めた犯人たぶんこいつやで。自分は嫌いじゃないけど。
獣の槍を持ったうしおと雷獣とらが揃う絵面は本当にかっこいい。
散りばめられた大量の伏線と、それらを残らず全て回収する勢いの良さ。
大迫力の戦闘と、心を打つ言葉の数々。
まさに名作と呼ぶに相応しい作品でした。
そりゃリスペクトする作家も多いはずだわ。
もちろん粗がないわけじゃないんですよ。
自分の嫌いなハーレム要素も強いですし、ちょっと無理矢理な展開もなくはなかったんですけど、それらの粗が全く気にならないくらい面白い。
ラストバトル前の作者の自分の追い込みっぷりがすごい。
まさに全身全霊、史上最大のハッタリ。
こんな話まとめられるわけがないと思ってしまうくらいの暴力的展開が見事にひとつへと収束していく様は素晴らしいという他ありません。
白面の者のデザインも素晴らしいですね。
ガンバのノロイがモチーフらしいんですが、ノロイにはないワンポイントの工夫を感じたんですよ。
それが「色気」
九尾モチーフが理由でしょうけど、この微妙な色気が白面の恐怖をより一層引き立てていたように感じました。
女の色気の中に潜む、一滴の恐怖。
能面や般若に通じるものがあるというか。
幽霊が女ばかりなのは、女の色気が恐怖を引き立てるからなんですよ。
西洋でも女の半身を持った化け物の伝承は多いですもんね。
白面はそれらの色気を上手に落とし込んでいて素晴らしいなと思いました。あれはなかなか出せないと思うんです。白面もそうですけど、獣に取り込まれたうしおとか子どもの頃の自分が見たら泣いて逃げてたでしょうね。
人は、理解できないものに恐怖を感じるのかもしれません。
何を考えているのか分からないものに対して無意識のうちに恐怖を感じる。
自分の心を奪おうとする、理屈では説明できない得体の知れない何かが怖い。
化け猫はいても化け犬がいないのは、猫が何を考えているか分からないからなのかもしれませんね。
5/13までの拍手お返事です。
■こちらこそごめんなさい。拍手フォームはスパムとの戦いで、業者の爆撃が本当に多いんです。業者系はとにかく別サイトに誘導しようとするからhttpをNGにしてたりします。だからついナイーブになっちゃって…ごめんなさい
■不意にやってくるドーラオチ
■サラッと真理を突くねぇ…
■さすがにそこらへんは個人差ある気が…
■Gだ、最後にGをつけろ。俺が組み立てたんだ、俺の意見も聞け
■好きでも嫌いでもないものばっかりだったりして
■メスブタ言いたいだけやろ!
■まぁでもオタクが全員エロゲしてるってわけでもないし
■リメイク作品もたまにはいいもんです
■多くの作品に触ることは名作の十分条件じゃないって話ですね
他の作品を知らない我が道を行く人から生まれた名作も存在してるというか
■ノベルゲーム系だとループものとかも親和性高そう
■ううっと!
■それじゃないけど、ほんと検索しにくい作品名は苦労する
タイトル考える時は最低でもググってチェックしとかないと
■アリスのが古いからかもしんないけど、もしかしてルイス・キャロルがロリコンだからロリモチーフになりやすいのか
■海外って緑色の肌が大好きですよね
■がんばれゴレモン
■黙って年鑑渡せばいいのにね
■そういやプラチナとったっきりやりこんでないなぁ
■ジャンプコミックで百合は非常に希少な研究サンプルですからね
■1~2枠くらいありますよね、少年誌で恋愛もの
■登場人物にツッコミ入れるあだち充みたいなやつでもよろしいか
■自分も似たような考えですねぇ
恋愛がメインじゃないのにガッツリ恋愛に尺を取られると気が散っちゃう
■でもここ30年くらいで生活を劇的に変えた要素ってネットとスマホくらいしかない気もしてきた
■シュタゲは話を聞いている限りだと、あらゆるタイムトラベルネタを総括するような世界観らしくて、ぜひいつか見たいと思ってるんですよ。でも最初に触るのはゲームにすべきかアニメにすべきかで迷ってて…
■じつはまだ見てないんですよ
■再開発の際に発生するコストとの兼ね合いがありますからね
車輪の再発明を避けたいからって毎日何時間も他作品見るのに時間を費やしてるようだと、もう車輪新しく作ったほうが安くついちゃうというか
■ユグドラシルのモチーフは銀河鉄道999ですね
■マゾいよ!
■オ、オレは、何回死ぬんだ!?
■因果律の解釈は未来からのホットラインっていう作品が面白いことをやってましたね
■知らない作家さんをあんまネガティブに解釈したくはないんですが…
■ラノベがきついのはシリーズ全部追うのに文庫本何冊読めばいいんだよっていうハードルの高さというか
■そうそう、十分条件じゃないと思うんですよ
■回復に制限つけるほうがバランス取りやすい気も…
簡単にパーティ全員のHP全快できる戦闘で苦戦するバランスを取ろうとしても困難極まりないと思うんです、制作側もプレイヤーも
■見たことがないのである
■そこにしびれくらげあこがれるぅ
■人間失格の表紙を小畑絵にしたら売上激増したらしいですね
■わたしは せーぶでーた を けす こうげき するよ
■主人公の名前が出てこないやつですね
■睡眠こそ至高の幸福なんだな
■今度はスイッチ商法がはじまるよ!
■嫌いなもののほうが詳しくなったりする
■あんま進んでなくて話すことがないの
■DS持ってないの
■まぁ能力バトル漫画でうっかりチート能力者出してしまって即退場してもらうようなもんだと考えればそれはそれで
■個人的にキャラ絵は1のほうが好みだなぁ
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