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媚薬恋愛

2017/05/06

先日の続き。
じゃあお前はいったいどんな恋愛ものが好きなんだよ、って話です。

好きな子のために毎日少しずつがんばって一生懸命な恋愛ものが好きです。
加えて、あんまり下半身の欲求が強くなかったらなお素敵ですね。
カテゴリとしてはたぶん純愛系になるんじゃないかなと思います。
そんなに特殊な趣向でもないと思うんですよ。

んで。
徹底的に駄目なパターンがあるんです。
もうこの要素があったら萎えるのを通り越して呆れるというか。

出会う子がみんな大した理由もなく主人公に惚れる。
惚れ方もやたら肉欲が強く、劣情に近い。
主人公がやれやれ系で「懐かれちゃって困るなぁ」とハーレムを作りだす。
ハーレム内で主人公の取り合いがこれまた醜くて酷い。

カテゴリとしてはハーレム系っぽいですが、えぬはあえてハーレム系とは言わずに「媚薬恋愛系」と呼びます。ハーレムと呼ばないのは恋愛対象の子が1~2人でもこれに該当することがあるからです。パッと見るとエロゲっぽいかもしれませんが、これが案外少女漫画にも多いんですよ。

まずですね。
大した理由もなく惚れるのが一番あかん。
めっちゃ感情移入しにくい。
もはや媚薬を盛られたと思って見るしかなくなるんですよ。
だから媚薬恋愛って呼んでるんです。

好きな人へのアプローチはどうするのか。
お互いどの部分に惹かれていくのか。
二人の関係性はどういう風に変化していくのか。
恋愛もので面白い部分が、媚薬によって描写がなくなっちゃってる。

最初は特に恋愛対象として意識していなかった関係性が、少しずつ変化していくその過程こそが面白いと思うんですけどね。
それを省略して媚薬恋愛するのを見ても白ける。

面倒くさいんでしょうかね。
そういう過程が。
それが面倒だったら恋愛要素なんて求めるのはおかしいと思うんですよ。
エロシーン作るのに必要なんだよ!って言われたら身も蓋もないですけど。

エロといえば。
「下半身の欲求は強くないほうが良い」って最初に書きましたけど。
エロ感情はどうしても印象が強くなりがちなので、それが前面に出過ぎると上で書いたような恋愛の機微が上書きされちゃうんですよ。

例えば。
出会う人全員におはようって明るく挨拶してる子を見て「いいなぁ」と思ってる主人公がいたとしますよね。
明るくて元気で爽やかな部分に好意を抱いてるわけです。

これがですよ。
でかい胸とかむちむちした太もも見て「いいなぁ」と思われても、ただ発情してるだけでその子の人間的な部分のどこに惚れてるのか分かりにくいんです。でかい胸とむちむちした太ももに惚れてんだよ!て言われたらアレですけど。

ラッキースケベで下着を見てしまって以来、その子のことが気になり出した主人公とか見せられても「お前はその子じゃなくて下着に惚れてんだろうが!」と言いたいわけなのです。

とはいえ。
尺的なもので、やむなく媚薬を盛るケースもあるんだろうとは思います。
最初はじっくり関係性を積み重ねてたのに、途中で急に媚薬を盛られたかのように豹変してしまうケースも少なくありません。
このパターンが一番凶悪で性質が悪い。

媚薬恋愛って肉食系と草食系の駄目な部分を合わせたものだと思う。
恋愛は面倒だけど性欲は満たしたいって発想ですからね。
だからエロ作品でやるのは何ら問題はないんです。それが目的な訳ですから。
問題なのはエロじゃない作品でこれをやりだす事というか。
いやCSに移植されたエロ無しエロゲに意味あるのかって話はまた別ですけど。

え?
お前の作った王女様と薔薇の騎士もけっこう媚薬入ってただろって?

そ、それはその…
あれを恋愛と取れるかどうかがまず問題というか仮に恋愛と取ったとしても主人公はゲームスタート時点でほとんどのキャラと知り合いだったしそもそもギャグ色が強いというかだいたいほらあれって7年以上も前の作品だし小学6年生だった子が大学に入るくらいの間だったら作風なんて変わってるだろうし…

うん。
やっぱり恋愛要素はいらないネ!

5/5の拍手お返事です。
●現実の死者は多くの人にとっていつか忘れられる存在だけど
蘇生がある世界だったら本当の意味で誰もが知ってる人がいそう
■全ての人々に忘れられた時が本当の死なのかな

●何か嫌なことでもあったんですか?
■寝違えで全身が痛くて…

●えぬ隊長が失恋したと聞いて。
■思い出が悲しいのではない。思い出を美化するから、悲しいのだ。

●拳聖 里見の必殺技が探検隊で拝めるとは…
■喧嘩商売はかなり面白い格闘漫画だと聞いてますが休載も多いらしいので、これは完結するまで手を出してはいけない系の作品(ヒストリエとか)だなと思って見るのを我慢しています

●XXXXの黒幕はXXXXのXXXXとして、XXXXにXXXXしている
最終的にXXXXがXXXXし、XXXXのXXXXはXXXX(XXXXは死亡)

きっとこれを読んだえぬさん以外の人は「えぬさんが何かのネタバレを食らったんだろうな」と思ったことでしょう
Xを連ねた何の意味もない文章を読まされただけなのに……ふふふ
■キニナル

●イノセントグレイも百合ゲー出してましたね。百合ミステリィ。

私はノーマルな人が同性を好きなことを自覚し、百合な世界へ踏み込む瞬間の葛藤的なのが好きだったんですけど、これって別に背徳感が好きなだけで妹を好きになるでも夫とは別の人を好きになるでもかわらないんじゃないかと考えてしまった。
ピュア百合好き勢に顔向けできない
■あーでもそれは分かるなぁ~そこの心理描写ってめっちゃ核心に迫る感じしますもんね

●恋愛に怒る童貞のいちゃもんみたいでワロタ
■ぷんぷん!

●恋愛に疎い22歳男性です。恋愛要素は恐ろしいですよね。
面白い小説見つけてその作家さんの小説読みまくったんですが、半分くらい最初の作品と全く違う作風で、しかもどろどろの恋愛やっててしかもそれを評価して読んでる人が少なからずいると知って、「世の中の人はみんなこういうの好きなんだ……このくらいえろいこと普通にあるのか……」とかなり鬱になりました。これってトリビアになりませんか?
■エロかったんかい!

●>物語開始時点で両親を殺された主人公が、敵へ復讐する
復讐物といえばベルセリアがよかったですね。弟を殺されて復讐しようとする主人公がXXXXになるシーンがあるんですけど、そこでXXXXってなるところは最高によかったですね。終始目的が変わらずだれてしまうことがなかったのでぜひ遊んでみてください(ダイマ)。
■だからネタバレっぽいのはだめってゆってるでしょうが!

●何か嫌なことでもあったのか?
■ゆで卵の殻剥くのに失敗しちゃって…

●小説やゲームでも、作品のテーマと関係なしに、何でもかんでも恋愛要素を入れてきますよね。
気に入った登場人物が居ても、恋とか愛とか絡むと途端にグダグダ言いはじめて、魅力が損なわれてしまいます。
避けようとしても恋愛要素が無い作品を見つけるほうが難しいですしね。
■そうなんですよそれなんですよ
本筋離れて恋愛要素がいきなり入ってうだうだ脇道逸れだすとホント萎える

●エサやり大好きな主人公に自分の名前
どっかの三大悪女に認定されてる姫様に自分の好きな女の子の名前
・・・をつけて悶絶した人が続出って話を思い出すなぁ
■おとなになるって かなしいことなの

●死にそうな人のところへ駆けつけて
死ぬまで見守ってからスカウトするのが
ヴァルキリープロファイル
■高度なプレイやな!

●まず恋愛という概念をもてはやして
人間関係のなかでやたら特別扱いするのが気に入らない
んなもん一緒にいたけりゃ一緒にいたらいいだろっていう
おまえキリ●ト教に毒されてんじゃねえのっていう
■夫婦喧嘩は犬も食わないとはよく言ったものですよね

●野村作品とか惚れた晴れたばっかりじゃねえの
って思ったけどそれでも応援してるってことかい
■野村氏の恋愛要素嫌いは有名ですよ
FF5のハーレムエンドを阻止してくれたのも他ならぬ野村氏なのです

●現実じゃ死ぬこと自体が迷惑行為だからな
なんで生まれたのかってこっちが聞きたいわ
■この世界自体に意味があるのかまだ分かってないのに、そこにいる存在に意味があるか問われても答えようがないですよね

●そういやsteamに老人を操作して墓参りに行くだけのゲームがあったな
ラジコン操作で重い動きなのが高齢者の表現として好評とかなんとか
有料版を買うと老人が死ぬエンディングが追加されるらしい
■昔のバイオハザードみたいな動きをする老人か…ホラーやな

●ゾンビは食べちゃったり腐ってなくなったりしちゃうじゃない
■誰がゾンビ食うねん

●テレポーターは対策すれば助かるから別にいいけど
不意打ちから特殊攻撃連発とかは対策そのものがほぼ無理で
かなしい
■ロストする攻撃あるの

●恋愛要素が絡むと萎える、凄くよく解ります
別に恋愛が主軸じゃ無いのにこれが来ると
「それはもういいから話の方を進めて」ってな気持ちに

作者の技量にもよるのでしょうが恋愛要素は
それだけで変なベクトルを持ってしまう事が多く
良い所でストーリーの腰を折られる気持ちになるので
これが入ってくるのは基本not for meでfinishモードです
■そうなんですよいらないんですよ恋愛見たかったらそれがメインの作品見ますよってに基本的に間に合ってるんですよ

● 
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・しかしですね
唯一、例外中の例外であるLove要素もあったりします
吸血少女やテレプスターシャ、王薔薇や帽子世界といった
数々の名作を築き上げてきた隊長ならば
それはきっとお察し頂けるものと存じます、フッフッフッ・・・・・・
■はて?(すっとぼけ)

●恋愛要素、隊長が最近ネタにしていた「作者ヒイキ」に対する忌避感とか「主人公嫌悪病」と同根っぽいですね
主人公嫌悪病の記事でも書いてましたが、この辺の問題は作品の「書き手側」にあるというより、どちらかといえばそのような嫌悪感を抱く「読み手側」の方にあるように思います(嫌悪感が生じる原因(潜在性)は両方にあり、さらにその中でも読み手側に依存している部分が大きいという事です)

個人的にはそれは病気だとか読み手側が悪い(悪いってなんだ)とは思わず、単に好みの範囲とアクの強さの違いによって生じているものと考えます
アクの強さは自分の意に沿わない恋愛要素や作者ヒイキへの嫌悪感の原因になると同時に、
それが転じて「もういい、だったら俺が作る!」と、創作のモチベとなる大事なものでもあると思うので、
生まれ持った自分の業のようなものだと捉え、上手く付き合っていくしかないですね…
■個人的な好みの話をしてたつもりだったんですけどね

●何か嫌なことでもあったんですか(直球
■お風呂のお湯を少し入れすぎちゃって…

●恋愛なんて仄めかす程度でいいと思うの
主人公ヒロイン以外にも脇役男脇役女のちょっとしたフラグとかで
■そうそうガッツリやんなくていいんですよそんなものは求めてないんです
好きな人は二次創作で勝手に広げるでしょう

●えぬ氏の恋愛は百合以外認めないのですね。わたしもです
■だれがそんなことゆった!?

●>現実に刺激がないからこそ創られた話は面白い

良い刺激であれば良いが、悪い刺激は命を縮めるので…
ある程度予定調和な人生であって欲しい。一体どこで
こんな人生になってしまったんだか…
■いいんですよ現実に刺激がなくたって
創作に刺激を求めればいいだけなんです

●多大な主人公補正が掛かると
死亡した挙句クローン人間として蘇ってしまうもの
■ガンツおもいだした

●ダンジョン飯は恋愛要素なしにひたすら仲間と冒険してる感がすごくいいですよね~読んでて居心地がいいです
■そうそう、恋愛要素が冒険を邪魔しないんですよ

●逆に言えば感情移入を前提としない百合ならば多少過剰でも許せる。百合の魅力は傍観者として見られる所にあるんだと再確認。もし一方が男だと無意識にそっち視点になる。
■百合は下半身直結になりにくいからその分だけ人間的にどの部分に惹かれたのか見せる必要が出てきて見たいものが見やすい傾向があるというか

●恋愛は恋愛でも百合要素なら・・・!
■やはりそうなるのか

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