みなさんこんにちは。えぬです。
なんかツクールをスマホで遊べるツールがあるらしいですね。
こりゃどえらいこっちゃで~!
いや、エイプリルじゃないっすよ。
4/1だけどネタじゃありません。
正確にいうと、ブラウザ上でツクールが遊べるツールらしいんですけど、Androidで動作するらしいので、スマホで遊べるって寸法ですね。残念ながらiOSは未対応なので、たぶんアイフォンだと遊べないっぽいですけど、そこは開発中だそうです。
公式サイトはこちら。
PLiCy
え?
ツクール2000しか対応してないじゃんて?
ツクール2000しか書いてないんですけど、Aceに関してはα版が動作してるみたいです。なので2000とAceの二つがいけるみたい。Ace使いの人はマジで朗報ですよ。
公式サイト見てて思ったんですけど。
あーこれ角川は完全に先越されたなーって思いました。
あらゆる意味で。
ツクールをスマホで遊べるようにするってコンセプト自体がめっちゃ需要あると思うんですね。しかもPLiCyはコミュニティサイトも兼ねてるっぽいというか、コンテストも定期的にやってるみたいですし、超エネルギッシュです。
これまでのツクールシリーズのお客さんはあくまでゲームを作る人で。
ゲーム作った人が苦心してゲーム遊ぶ人を集めていました。
それが従来のツクールで、EBや角川のお客さんはあくまでゲーム製作者。
ところがPLiCyは、製作者と遊び手両方をお客さんにしてしまおうというコンセプトが見えるんですね。それはツクールが次のステップへ進むべき方向かもしれないなぁと思いました。この形、どっかで見たことあるなぁと思ったらニコニコ動画かもしれませんね。動画がゲームに変わったといいますか。
もしかして角川も今、裏でいろいろ進めてるのかもしんないですけど、もしスマホツクールとかだとしたら、対抗は難しい気がしてきた。
PLiCyはツクールとウディタ持ってるユーザー全部取り込めるもんだから、単にスマホでツクールが作れるとか遊べるだけじゃ劣化PLiCyにしかなんないもん。
2Dツクール最高峰の出来と言われてるAceがそのままAndroidで動くというのは大きい。ゼロからAndroid向けツクールを出すよりハードルが低いし。
とはいえ、イベントが重いと画面切り替えで多少モタつきがあったりして、動作は完全じゃありません。RTPも使えないので、パッケージングするときはRTPも含める必要があります。完全じゃないけど、でも夢が広がりますね。
ブラゲサービスの弱点は、サービスが終わったら登録したゲームが消えることなんですけど、このシステムだと手元にはツクゲーが残るんですよ。それも大きいですね。
あと、素材屋視点から見ても大変便利なサイトです。
たとえばRPG探検隊だったらサイドビュースクリプトを置いてますけど、これをPLiCyにアップすれば、素材を探してる人が試しにブラウザ上でどういう素材なのか触って確かめることができるんです。これは大きいですよ。
ちょっと自分も登録して動作確認してみようかなぁ。
テストゲームで様子見したい。…けどPLiCyって非公開設定できないっぽいから「作りながら動作確認する」ってのができなさそうなんですよね。そこが最大の弱点かなぁ。
あと公開したゲームを運営側は審査しないので、スパム系に荒らされないか心配な面もあります。いちおう通報とかはできるみたいですけど、人力では限界がありますしね。動作確認ゲーばっか溢れたら遊び手は離れていくでしょうし、まだまだ未開拓な部分も多そうです。
とはいえ。
いやー…
スマホでツクールが遊べたらなぁとは思ってたけど、まさかこんな解決方法を持ってくるとは…
日本はアイフォン持ちが多いから、iOSが対応できるかどうかが注目ですね。