え? 「まだ河津ネタ続けるんかい!」だって?
いや前回は河津ネタというかレーシングラグーンネタで終わりましたからね。全く本人に触れていないという。
彼を語る上で外せないRPGは、やはりアンリミテッド・サガでしょうね。
アンサガは良くも悪くも異端扱いされるRPGで、河津という男の象徴となっているタイトルと言っても過言ではないでしょう。
しかし今回自分がアンサガで触れたい部分は、その尖ったゲームデザインではありません。
アンサガで最も注目するべき所。
それは、あのRPGがわずか6ヶ月で作られたという事実です。
デスマーチ制作で有名なドラクエIIですら、制作期間は7ヶ月。
開発難易度が高いハード移行直後のPS2プラットホームで、ファミコン時代のドラクエIIより1ヶ月も製作期間が少ないという事実は、すごいという賞賛を通り越して、異常と言う他ありません。
なぜそういう環境で新作サガを作らなければいけなかったのかという話は、スクウェアのお家騒動の話になるので、今回は割愛します。スクウェアに在籍している以上、彼もお家騒動に巻き込まれました。
そしてこのアンリミテッド・サガを最後に、新作サガは作られなくなります。
売上や人気低迷が原因という解釈をよく耳にしますが、本当の理由はそうじゃないでしょうね。
ま、そこらへんの政治話は置いといて。
河津作品は無茶な納期が多いことで有名です。特にロマサガ3やサガフロ1は、もう少し完成度が高ければ…というファンの声もよく聞きます。
納期最優先の姿勢は、納期の鬼・河津と呼ぶにふさわしいでしょう。松野降板というFF12最大の危機に際して、彼が代わりを務めたのは有名な話です。
ですが。
アンリミテッド・サガの製作は、FF12の交代劇とは意味合いが違う。
アンサガは、できないことが前提だったに等しい。
僅か180日で据え置きの新規RPGを作るというのは、そういう意味でしょう。
据え置きの新規RPGを半年で作ることなんて、常識的に考えて無理です。
だから彼は、RPGの常識の方を破壊したんでしょうね。
アンサガを構成するあらゆる要素は、半年でRPGを完成させることが出発点だったといっても過言ではないでしょう。
クソゲー扱いされるタイトルですが、それでもゲームの物量で叩かれることが少ないという部分は注目すべき点です。アンサガがスカスカなゲーム内容にならなかったのは、彼の意地とプライドだったのかもしれませんね。
ゲームのデスマーチ度は、取扱説明書を見れば分かると言われています。
紙媒体は、印刷に時間がかかるためです。
ゲームが完成してから説明書を作っていたら間に合わないので、まだ完成していない段階で入稿する必要があります。
製作現場が修羅場だと、仕様がギリギリまで決まらないため説明書に記載できず、説明不足になったりします。間に合わない要素をバッサリ切ったために、ゲーム本編に出てこない写真が説明書にあったりします。
ドラクエIIの説明書は、サマルが使えない呪文を唱えているイラストがありましたが、アンサガの説明書も魂の叫びが聞こえてきそうなものでしたね。
尖ったゲーム内容、計算高さと大胆さ、意地とプライド。
アンサガが内包していたこれらの要素は、河津という男を余すことなく表していたといってもいいでしょう。
つまり、サガの尖った要素は無茶な納期が生んだと言っても良いでしょう。
サガ2015の製作期間は1年と言われています。正直これも無茶な数字です。
もうツンツンに尖りまくったサガになりそうでワクワクしますね!
4/22までの拍手お返事です。
■まあ難易度調整してのバランスですからアリでしょうね
■簡単に変えろって言ってるけど、あのケリーは2ヶ月もかけて何十もの没案を勝ち抜いた渾身の作なんですよ
■難易度下げることは敵の弱体化と同じに感じてるんですよね
■ケリー「…人形使い」
ドーラ「えっ」
■心配せずともサックリ終わるさ
■個人の好みに正解不正解はない、という前提で下の図を見てみてください。
ABCを個別に見た時、それぞれ一番最初に何を見ましたか?
帽子世界は帽子をキーアイテムとして、ひと目で管理人と非管理人が分かるデザインにしなければいけません。シキやケリー、フレデリカは面積が小さい髪飾り系なので、そこが大きな主張をしないと非管理人に埋もれるのです。
また、管理人は帽子を脱いだ時のギャップがとても重要なのですが、シキとフレデリカは髪が解けるので良いとして、ケリーは髪が解けないタイプなので、髪飾りが地味だと帽子を無くした時のギャップも薄くなります。
ここが通常の作品と帽子世界の前提デザインの違いです。
帽子を奪い合うゲームだということを、デザインの念頭に入れてください。
メインシナリオに絡むということは、ケリーの帽子も取られるんです。
ですから髪飾りの印象を薄めたり、服にゴテゴテした装飾をするのはNGです。やるとしたら、髪飾りをやめて頭全体を覆う被り物に変えるしかありません。被り物であれば、フォルムの統一をしつつ帽子を目立たせることができるでしょう。何度も言いますが、これは帽子世界だけに当てはまる決まりなので、他の作品でしたらこんなことを考える必要はありません。
帽子は頭全体を占めるため、服とマッチさせる必要があります。
髪飾りであれば、派手な主張はワンポイントになりますが、被り物で派手な主張をすると煩いでしょう。無地の浴衣に派手な菊が頭を飾るのは良いですが、白無垢で被るような大げさな綿帽子だと無地の浴衣には合いません。
コートとマッチする被り物は限られます。シルクハット(テンガロンハット)や三角帽子は既にメルとジャスミンが被っているのでNGです。
残る有力候補は、拍手コメントにもあったカウガールの被るキャトルマン。
没案にカウガールも当然ありましたが、それを採用しなかった理由として私は生娘っぽいというのを挙げました。でも本当の理由は別にあります。
新約は夏の管理人エリスを出すので、麦わら帽子とフォルムが被るんです。
帽子どころか全体イメージもかなり被ります。せっかくジャニスの色違いから脱出したケリーが、今度はエリスの色違いになっては意味がありません。
エリスが出るのはサプライズ要素だったので、公開まで秘密にしておこうと思い、生娘っぽいとごまかしました。でもあまりにもケリーを突っつくのがうるさく感じたので、どうしてあのデザインが選ばれたか細かく理由を説明しないとダメなんだなと思い、諦めました。ですからケリーはカウガールにはできませんし、キャトルマンも被れません。そもそも代案は必要ありません。
さて、最初に「個人の好みに正解不正解はない」という前提を立てました。
あなたの感性は全く間違っていないのです。ただ、帽子世界を作っているか作っていないかという違いだけなのです。決してあなたのセンスを否定しているわけではありません。その点だけはどうか誤解なさらないでください。
もちろんそれは逆の場合も当てはまるので、あなたの好みを私に押し付けられても困ります。
■男の子同士でいちゃいちゃするのは自然の摂理に反してます!
■……それが河津という男…… ……YOKOHAMA最速の男……
■ググったらワイルドアームズに出てきた若本だって書いてた
若本ならしょうがないな
■困った時の河津頼り
■ハッサン「ミレーユは12歳以下のテリーがいないと出てこないんですよ」
■いやに哲学的な妹だな…
■やっぱ見た目の派手さが無いから注目されにくいのかなぁ闇魔法
■節子それ河津やない…河本や!
■したらしたで、今度は野村キャラっぽいとかうるさいだろうからなぁ
何やってもうるさいから、もう絵は上げないかも。説明めんどいし
■悪魔は暗いかもしれない
■上がり下がりって何やねん!
■なにがじゃ
■ありがとです! がんばるで~
■そこはアクションRPGと名乗って欲しいですねw
■……そこに気付くとは…… やはり……天才……か
■実はとっておきの隠し要素があるんですけど… 最後まで言うの我慢します
■作らん言うとろうが、このw
■ハッサン「あの病んだ目を見れば普通じゃないって一発で分かりますよね」
■どう思ったんでしょうねぇ…サガ2リメイク見る限りでは寛容じゃないかと
■新約はみんなママと仲良しなんですよ。メル以外は
特にジャニスとママはけっこう宝塚っぽい関係かも
■メインシナリオに絡むのはジャニス編だけなんですけど、その分だけ濃くなってますぜ
■(゚∀゚)ラヴィ!!
■出さんわ! なんで脱ぐねん!
■やってしまわんから!
■読んだことないですけど、偶然すぎてワラタw
傍から見たら無駄なことしてんなーって思われるかもしれないけど自分としては運ゲーをくぐり抜けて1レベルあがっただけで戦闘がぐっと楽になる感じが強くなったことを実感できて結構楽しいんですよね
やっただけ強くなるRPGと違うアクションとか音ゲーは苦手