RPG論
2015/03/24
RPG論でググってみたら、いろいろな人がRPGについて語っていました。そこでいろいろ気付いたことがあったので、ネタにしてみたいと思います。
まず、なぜか日本製と海外製で分けて優劣付けたがる人が多かったです。
これが不思議でならないんですよ。
もちろん全員がそうだとは言いませんが、傾向があるんですよね。
どうして日本ただ一国だけ切り離して、それ以外の国を全て海外で一纏めにして優劣を決めるのでしょうか。
強引に例えるならば、中華料理とフランス料理とインド料理を全部足した世界中の料理を前に「日本料理はワンパターンだな」と比較するようなもんです。
その比較がいかに無意味なことか。
あるいは、海外RPGが全部アメリカ製だと勘違いしているのでしょうか。
Whicherはポーランド製、ドラゴンエイジはカナダ製だし、以前話題になったチャイルドオブライトはフランス製なんですけどね。
あとゲーム市場は基本的にアメリカ単体では見ずに、アメリカとカナダを足して北米にする傾向もあるので、北米製と和製に優劣を付けるのも疑問。
カナダはRPGに特化した開発のバイオウェアがいるから、アメリカと二国合わせて日本のRPGと比較して優劣付けるのに意味あるんでしょうか。
和製ゲームとそれ以外で分けることは別に良いんです。
和食と洋食みたいなものですから、ジャンル分けみたいなものです。
ただ、それに優劣を付けるというのがおかしい。
なので、海外製RPGと比べて和製RPGはダメだ~なんてことを言ってる人がいたら、その人のRPG論は自分の中でかなり信用性が落ちます。
1国VS多国籍で優劣付けてどうするねん。そら多様性で敵うわけないやん。
それと、D&DやウィザードリィといったクラシックRPGと現代のRPGを比較して優劣を付けるのも不思議でなりません。
たまにFFやテイルズの最新作とWizのゲーム性を比較して優劣を付けるRPG論を見かけますが、暴論にしか見えません。
現代のダンジョンハクスラ系ゲームと比較するならまだ分かりますけど、ジャンル違うやんと。リンクの冒険とレーシングラグーンを比較するようなもんです。RPGだからって何でも同列で語れるわけがない。
まだ疑問に思っているRPG論はあります。
一本道RPGやレールプレイングゲーム、ムービーゲーと揶揄して、ハクスラやオープンワールドを賛美するRPG論です。
そのRPG論には「自由度」や「ゲーム性」というフレーズがよく出てきます。
はたして頭を使うだけがゲーム性なのかな。
RPGを構成している要素は、本当にそこだけなのかな。
美しく幻想的な景色の中で、心を打つサウンドに耳を傾ける。
現実のものとは違う建築美術で建てられた建物。
鉄製の剣は、どのRPGであっても同じデザインが無い独特の個性を放ち。
プレイヤーと対峙した異形のドラゴンは独特の解釈が施され、他のRPGと異なる威圧感に圧倒される。
ゲームはグラフィックじゃない、ゲーム性なんだと嘆く前に。
トップアーティストたちが最新技術を結集した幻想世界にときめかなくなった自分を嘆くべきだと思うんですよ。
小道具や世界観ひとつ取ってみても、今のRPGは洗練されています。
それらは、かつて自分が想像した陳腐な幻想世界よりもはるかに魅力的で刺激的な世界に見えます。自由度やゲーム性も大事ですけど、それだけで全てが決まるほどRPGは陳腐なジャンルじゃないと思うんですよね。
その洗練された世界を、ゲーム性の一部分だけ見て否定してしまう。
新作RPGにときめかなくなった、その冷めた自分を認めてしまったら、もう二度とRPGに没入できなくなってしまう。それが怖いから否定する材料を探してしまうのかもしれませんね。その結果、かつて自分の没入したRPGが輝かしく見えて、リメイクばかりをプレイしてしまう。
もちろん仕方の無い部分はあると思うんです。消費コンテンツ化したRPGにワクワクしろと言われても、それが例え上質な世界であっても無理でしょう。
海外製のRPGが良く見えてしまう傾向も、あまり馴染みの無かった海外製の作りに未知の期待感が膨らんだ結果かもしれません。童心に返ってワクワクできるんですよ。でもそれすらも消費しきってしまえば、和製のように否定する未来が来るかもしれません。
ただ一ついえることは、没入できる人が勝ち組ってことです。
新作RPGが発売された、さぁこのゲームのダメな部分はどこだと目を光らせる前に、どうやったらこの世界をより濃厚に楽しめるのかを考えたほうが有意義なのは間違いないでしょう。
え? 偉そうに言ってるお前も最近のRPGあんま遊んでないだろって?
いや、自分の場合はですね。
その、3D酔いが酷いといいますか、三半規管がヘタレなもんで、PS2時代で脱落したんですね。冷めたから離れたんじゃなくて、外的要因が大きかったといいますか。携帯ゲームも目が悪いから無理ですしね。
とまあそんな感じで。
RPGに疲れちゃった時代といいますか、そんな気がするんですよ。
3/23までの拍手お返事です。
■単に入金忘れただけっす。うっかりっす
■動きとか仕草とかセリフがですね、かわいいんですよ。がうがう
■三角関係の修羅場になってドロドロします
■そうそう、ジャンルが成熟すると多様化しますよね。RPGもだいぶ多様化が進んでる気がします
■攻略順フリーなもんで、構成はけっこう制限かかるんですよね…
■ナタリー編は最初から見直してます…
■携帯ゲームとかモバイルは、手軽さがウリなんだからサクサクしててほしいなぁ
■西濃「おるかー」
■ありがとです。
今年で5さいになりまちた
■また一歩、死に近づいてしまったか…
■携帯ゲーム機は目が悪いから無理やねん…
■挿絵で売上が左右される世界って怖いですよね
■全部切るのはもったいないですしね
■5さいでち
■アイドルを商品扱いすると非道っぽく見えるけど、アイドルを作品扱いするとなぜか変態っぽく見えますね
■ヴァジュイール「美しいモノを見せよ(唐突)」
■自分の限界に挑戦してる感じかなぁ…
■帽子の力が切り離しできたら過帽子症候群も解決しちゃいますからね
■稀に一般レーベルで挿絵有りの小説もありますからね。珍しいケースですけど、ラノベから一般小説に変わった作品でしょうね
■FPSはオンがメインらしいですしね。一人用のゲームと同じに考えるのは難しそう
■また荒れそうなネタを出してきよる…テイルズは少しネタにしただけですんごい荒れるからもう触りたくない
■貸した種返せよ
■ジャンルが混ざっちゃうとかよくありますしね
■僕は ついてゆけるだろうか
君のいない世界のスピードに
■百合ハーレムでもええんやで
■白い薔薇の淵までは見ました。百合なんだけど、ヘタなホラーよりも怖かったです
■やっぱ芸術は爆発ですよね
■死体オタクと死体マニア。なんとなく前者のほうが安全な気がするふしぎ
■世界を乗っ取るのがハードル高いですね。無印もプロバイダーでさえ無理でしたから
■ありがとでちゅ。
ことちで4さいになりまちゅた
■自分を完璧だと疑わないなら4になるかもしれませんねぇ
■ピアス忍者にラジカセ抱える忍者
■RPGでいっぱつよ!
■むっ!例の伝説のRPG、頭脳戦艦ガルのことであるな!ガルルルル~ン!
■紙一重だったなとかいって超斬られてる人たまにいますよね
■仮面ドライバー、仮面ラブライバー
■自分のことを名前呼びするキャラの1人称視点で叙述トリックみたいな小説作ってたこと思い出しました
■おまけに離脱させたら帽子特権も消えちゃうんですよね…
■ありがとです!
■ゴーストバスターズ!
■4さいでちゅ
■自分もコメントで言われましたね、ピクセルアーティスト
初めて聞いたときは響きのかっこよさにビビりました
■自分もいろいろ酷評しましたけど、ソシャゲの文法を知らなかったのがダメだったのかもなぁと
■ありがとです、ばむばります
■テンション上がってきた
■VXは配布しないですね。嫌なことしかない
■クマとマタギの戦いって何かクールでかっこいいですよね。
んでマタギがじいちゃんだとさらに盛り上がるふしぎ
■いいなぁPS4
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