ゲームでしか表現できない百合
2014/06/11
…をやってみたいなぁと思ってまして。
帽子世界のマップ問題が致命的なレベルになりつつあって行き詰まり、気分転換に百合作品で癒されようかと触った青い花以降、他にいろんな百合作品を触っていくにつれてそういう気持ちが湧いてきたといいますか。
これほど素晴らしい百合作品に溢れている今の時代は、百合作品が無いから自分で作るしかなかった百合氷河期時代とは違います。百合を楽しみたかったら周りにいっぱいある。だからわざわざ自分で作る必要がないわけですね。
しかし。
百合飽食時代なのは確かですが、ゲームに関してはそれほど恵まれていると言い切れない部分があります。理由はいろいろあると思いますが、百合ゲを作ってた自分の視点から言わせていただければ、ゲームと百合は相性があまり良くないのではないかと思うのです。
例えばギャルゲ的に主人公が多数の女の子と関係を結ぶ百合ゲを作ったとしても「女なら誰でもいいのか、ビッチすぎる」とボロクソに叩かれかねません。
ノベルでじっくり作り込むなら、小説や漫画でやれよとなりかねません。
ゲーム部分、要するに「遊び」と百合は相性が良くないんですよ。
だからゲーム部分にシナリオやキャラクターで百合要素をくっ付けたものになっちゃうといいますか。百合作品作りたいなぁと思っても、その媒体をゲームにしようという選択肢はなかなか生まれないんです。
もちろん例外はあります。
小説も漫画も作れないけど、ツクールなら作れるから百合ゲにしようとか。
小説に声とビジュアルを載せたいからビジュアルノベルゲームにしようとか。
RPGのシナリオで、百合が好きだからそういうキャラを入れようとか。
どちらにしても、プレイヤーの介入する遊び部分と百合要素はなかなか融合が難しいことに変わりありません。
だからこそ、挑戦してみたいという気持ちが湧くものです。
ゲームに百合要素をくっ付けてた今までのものじゃなくて、百合要素とゲーム要素の融合したゲームを作ってみたいなぁと。
今だから告白しますけど。
ガルパテに出してた王女様と薔薇の騎士。
あれの「百合ゲージ」とかいうシステムは、百合を馬鹿にしたものだったと思っています。百合っぽい選択肢を選んだらゲージが増えるってだけのシステムですけど、百合を笑い飛ばそうというニュアンスに取られても弁明できません。自分の作風は恥ずかしい部分を笑ってごまかす的なところがあるので、どうしてもあんな感じになってしまうのです。
だからこそ、次こそは真剣に挑戦してみたいなと。
ゲームでしか表現できない百合というやつを。
百合的にいい話とか、魅力的なキャラとかじゃなくて。
適当なゲームに百合要素が乗っかってるんじゃなくて、ゲーム部分と切り離せないやつを。
ゲームのシステム、ルールと融合された百合ってやつを作ってみたい。
案はあるんですよ。
女の子と愛を育んだ分だけ強くなるけど、その女の子は必ず死んでしまうって感じのゲームなんですけど。
んで強くならないと自分が殺されるので、さぁどうしますか?ってルール。
ゲーム部分は、強くなる要素で。
女の子と深い絆になるほど、主人公の得られる力は強大になる。
これだけなら女の子と仲良くなるだけでいいんですけど、一度でも関係を結ぶとその子は必ず死ぬというルールがある。
関係を結ばなければ死なないので、仲良くするだけなら問題はない。
でも主人公は命を狙われていて、強くならないといずれ殺される。
だから絆が深まると、相手の女の子は主人公に死んで欲しくないと思うようになって、自分の命を捧げる覚悟で主人公に関係を求めてくる。
このルールだけなら別にゲームで表現する必要はありません。
生き残るために関係結んでENDか、好きな子と関係結ばず殺されてENDか分かりませんが、これに似た設定のシナリオは漫画なり小説なりあるでしょう。
だからここにゲーム的な要素を盛り込みます。
例えば主人公は、行きずりの女の子でも関係を結べる。
もちろん知らない子なので、得られる力もそれほど大きくありません。
当然、その子は必ず死にます。
大量に行えば、好きな子を殺さずに生き残れるかもしれません。
どうせプレイヤーからすれば名前も知らない背景モブです。知ったこっちゃありません。好きな子は助かって自分も生き残り、見ず知らずのかわいい女の子もたくさん食えるわけですから、いいことだらけでしょう。自分に関係ない人々の悲しみなんてどうでもいいです。自分の幸せで精一杯なんです。
それが嫌なら、好きな子を食えばいいだけです。その子のことを好きであるほど強くなれるんですから、社会に迷惑はかけないで済むでしょう。
それも嫌だったら自殺しかありません。元々社会にとって自分は邪魔な存在だったというだけなのですから。アバロンのダニが1匹減るだけです。
その他にもいろんな手段を用意して、生き残る道を見つけるゲーム。
ただし共通しているのは、その道は道徳から外れている。
主人公の幸せは、必ず誰かの不幸と等価交換になる。
そこだけは絶対に覆ることのない不変のルールにしないと、プレイに悩みが無くなってゲームとして成立しない。
キレイな百合を目指すか、それともドロドロな百合を目指すか。
作者である私はルールを作っただけなので、あとはプレイヤーさんが選んでくださいといった他人任せの百合ゲーみたいな。
え? ハッピーエンドがないとやる気出ないだろって?
そんなことゆったって、ハッピーエンドがあるならみんなそれ目指すからパターン固定でゲームの意味ないじゃん…どーせ背景モブがいくら死んだところでしょせん背景なんですから知ったこっちゃないし、社会秩序を重視したかったら大好きな子と関係を結べばいいだけです。関係結んだらエロいシーンも出るし一石二鳥ってやつです。ヤッたら死ぬけど。
ってのを、ここんとこずっと考えてて。
3ヶ月くらいで作ってみようかな。駄目元で。
6/10までの拍手お返事です。
■ありがとです~なんかもう行き詰ったから違うゲーム作ろうとかいう気分になってます…
■なんでメルやねん!
■二刀はアクション分岐させようと思ってたんですけどね…力及ばず。
■なんoなnの
■キンハーはやったことないんで何ともいえないんですけど、時系列がけっこう複雑そうですねぇ…
■翠星石をググって調べてみた。くそ…喋り方が思いっきり似てやがるw
しかも頭巾もカブってやがるw 悔しいので「汚い言葉+丁寧語」じゃなくて
「汚い言葉+お嬢様言葉」にしやがりますわ。ドタマ叩き込んどけですの。
■まさかのプロレス物かよ何者だよ志村貴子せんせい!w
まったく視界のない方向からボールが飛んできたぞ!
■理不尽ですねぇ。でもオタクが支えてくれてなかったら本当につまらない世の中になってたんだなぁとしみじみ思いました。
■6巻とはまたマニアックな止め方だな!青い花はコミックがちょっと高いのもな~いやでも値段の分だけ素晴らしいアイテムだから別にいいんですけど。
■もし自分がBL描くなら、女装x女装やるとおもう。んで百合好きに殴られるところまでがテンプレ。
■さすがにあそこまでHP減らした状態でライフ全快したらアカンw
■ずっと俺のターン!
■なるほど、そんな背景があったんですね。
シリーズものも設定大変なんだなぁ
■2本分割は製作がものすごくハードル高いのです…
■メトロイドオモロイド。任天堂では貴重な女主人公キャラ。
■行間読めってのが作風みたいですね、志村せんせ。ささめきことはニコニコの有料視聴枠がないから、見たくても見る場所がどこにもないんですよ…
絶対に面白そうってのは分かってるんですけどね。何とかなんないかな。
■最近は百合定義論争も聞かないですねぇ。少しずつジャンルが成熟してきた証なのかな?帽子世界はまぁ、照れて踏み込まない作者ですから…
■マウリツィアは堂々と黒いから腹黒じゃないかもですねぇ。トップテン4人はメルシナリオじゃケリー以外出てこないので、メルと絡むことはないかな。
■探検隊は皆様の拍手でできております!
■おまわりさんこのひとです!
■せっかく盛り上がりそうな下地が出来始めてるんだから、このまま成熟していってほしいですねぇ
■VITA買ったらぜひ遊びたいソフトですねぇ。
■まぁしかし、昔よりははるかにマシになったと前向きに考えれば!
■まさかの台湾製とは…いろんな意味であの国と日本は親和性高いなぁw
■なんか無理そう…マップ上限が…
■いえいえ、いろんなプレイスタイルを増やしたいってのが本音なので火力一辺倒もアリですぜ。
■プロジェクト分けるのは管理がかなり大変なんですよ…
■4kテレビとか出てきたら、もうBDでも収まりきらないでしょうしね…
■ほえー…やっぱすごい人が関わってたんですねぇアニメ青い花。
ガチ物は興味ない人だと山場が見えなくて退屈なんでしょうね。野球に興味ない人が野球漫画見るようなもんですから。碁を知らなくてもヒカルの碁は楽しめたりしますけど。
これ以降は青い花コメント。ネタバレ注意です!
■NOISE枠でしたっけ。ほんと惜しいなぁ…
■売り上げ度外視で名作を作ってくれたんだと思えば感謝感激ですねぇ。
誰か偉い人がまたお金関係なしに作ってくんないかなぁ…
■あーちゃんにフラれたらふみちゃんどうなるんだろう怖いコワイよぉ~とガクブルでした。本当に生きてて良かったw
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青い花 >
やっとこさまとまった時間がとれそうで、RTPメインの短編からツクツクしていこうかな、と。
いずれはスクリプトもいじってツクツクします!
近況報告になってしまった…。
応援してますえぬさん大好き