ヨウコ編を作り終えて、ようやく帽子世界の全てが完成しました。
長かったですね。
最初の記事が12年前ですよ。どんだけやねん。

いや、だからといって作るのに12年費やしたわけじゃないんです。
実質たぶん6年くらいだとおもう。
とはいえ6年でもけっこう長い。

途中で何回か頓挫の危機はありました。
記憶に残ってるのは棘の城が作れなくてスランプになった時。
ここでたぶん半年は帽子世界から離れてた。

一度心が離れると戻るのは難しい。
エターナる最大の原因はここだとおもう。
気持ちが離れちゃったらどんな短編だろうと完成しないんですよ。

でね。
どんなに愛着を込めてようが、自分の作品から心が離れる時期ってのは避けられないんですよ。短編がエターなりにくいのは、心が離れる前に速攻で完成させられるからってのも大きいと思うんです。

だから長編作る上で重要なことって、作品から気持ちが離れた後でどうやって戻るかって所なんじゃないかなぁって。

長い時間かけてたら、絶対にどっかで気持ちが途切れる時が来るんです。
どんなに気持ちが離れないように努力しても避けられない。
だって周りには他に色んな魅力的なものがあるのだから。

じゃあ気持ちが離れてしまった自分の作品に対して、どうやってかつての情熱を込められるようになるのか。

そんなことが簡単にできるんならこの世にエターナったツクゲ―なんて出てこないですよね。もし方法があったとしても、たぶんそれは作者個人個人で違う方法になると思うんです。

だから「これをすれば作品の情熱が復活する」っていうのを最初に見付けることが重要なんじゃないかなぁって気がする。

自分の場合はBGM素材が大きかったですね。
だからBGM素材を探すのにすごく時間をかけて、慎重に慎重に選んでました。
この曲の為にこれを作ったんだっていう要素がかなり多いです。

自分は元々ゲーム音楽が大好きなんですね。
サントラとかもけっこう買う方だとおもう。
だから音楽素材を聞くとゲーム製作の情熱が湧いてくるんです。

たとえばですよ。
良いシナリオに魅力的なキャラクターを見せたいと思ってゲームを作っていたら、たぶん誰しも一度はこう思うはずなんです。
「これ果たしてゲームである必要性があるのか？」って。

良いシナリオもキャラクターも、小説や漫画で表現できるんですよ。
だからゲームでやる必然性がないと、モチベが削られていくんです。
マップ作ったりバランス調整すんの面倒くせえなぁってなるでしょ。

そこで重要になってくるのがゲーム音楽ですよ。
小説や漫画は音が出せないじゃないですか。
アニメでは出せますけど、個人でアニメなんて作れませんからね。

ゲーム音楽を聴くと、ゲーム製作のモチベすっごい上がる。
自分はこのお陰で帽子世界を作り切れた気がする。

とまあそんな感じで、音楽は重要だなぁってお話でした。

今後どうするかについては、とりあえず不具合修正とかしつつこれまで語れなかった話とかして、しばらくは帽子世界をネタにしていきたいですね。

9/27までの拍手お返事です。
■ありがとです。いやー完成しましたね！

■楽しんでもらえてすごく嬉しいです。
そうそう、6人の物語はできるだけジャンルが被らないようにしてましたね。周回するのに似たような話が続いたらダレるじゃないですか

■おまたせ！

■敵の強さは固定になったので気にせず育てて大丈夫ですよ！

■どっからVR出てきた！？

■デニム女将

■エッジの最終兵器、包丁投げ

■なんか自分にご褒美でも用意しようかな
でも温泉は前に行ったしなぁ

■駄目でしたか～…お力になれなくて申し訳ないです

■ありがとです。時間かけて苦労した甲斐がありました

■おのれSEO業者！

■期待して待ってるね！

■冗談抜きで制服世界とかいう女子禁制ゲームも考えてました
学園都市でヨウコのアニキが活躍する誰得なやつ

■もう…喰ったさ。ハラァ…いっぱいだ…

■無理しないでいいからね？！
6人クリアってめちゃくちゃハードル高いのよ！？

■なぜ選んだし

■プレイスキルが難易度に大きく影響する仕組みだと難しいですね

■ありがとです。終わるのは寂しいですけど、でも終わりがあるからこそ表現できるものっていうのもあるんですよね

■まだVXで作ってる人どんだけいるんだろ

■こちらこそ遊んでくれてありがとうございました
作って良かったです

■不具合報告は拍手でやんないでねってコメント入力するすぐ上に書いてあるのにどうしてやっちゃうの…もっと太字で大きく書かないと駄目なのかな

■とりあえずゲーム動作を安定させるのが最優先です







以下、ヨウコ編のネタバレがあります






拍手お返事の前に、話したい事があって。
話したい事っていうか、作者サイドで知りたい事なんですけども。

ただ、この話はヨウコ編をラスボス前まで進めてないとネタバレになってしまうからあんま触れにくい内容で、聞きたいけど聞けなくて悶々としてて。
んでいろいろ考えてたんですけど、クリアした記憶が新鮮な人の多いうちに聞いとこうと思いまして。

そんなわけでヨウコ編でラスボス前まで進めてない方はブラウザバックでお願いします。











何の話かっていったら、もちろんアレですよ。
ユノーさんの話ですよ。

もう何年も前からずっと黒幕じゃないよ誤解だよって言い続けてたあの女。
果たしてみんなはいったいどのタイミングで「えぬの嘘つきヤロウ…やっぱこいつ黒幕じゃねーか！」ってなったのかなって。

早い人はたぶんシキ戦前で「おい何だこの黒幕ムーブは」ってなったと思う。
いや最初からユノーのこと疑ってた人はいたと思うんですけど、それはあくまで状況証拠的なものから推測してただけで、ユノーがはっきりとプレイヤーに腹黒い態度を見せたのはあそこが最初のはずなんですよ。ヨウコの事を白坂洋子さん呼びしてた所とか。

ただこの状況証拠的なものってのがかなり大きくて。
ぶっちゃけ無印で主人公6人をけしかけて帽子にした張本人だったでしょ。
この事実が強烈すぎて、どんなにがんばってもユノーが黒いんですよ。

ユノーの真実はヨウコ編で出すって最初から決まってたもんだから、あまりにも黒幕臭が出過ぎると都合が悪かったんです。だから新約で必死になってユノーの黒幕臭を消そうとがんばってたんですけど、それでも拍手コメントでユノーを黒幕にする人が多くて全然誤魔化せてなかったという。

とりあえずそこは置いといて。

次にユノーが黒くなるのは時計少女戦後、チャティとヨウコが会話する場面。
ここでチャティが明確に「ユノーは信じるな」と断じて、たぶん帽子世界のキャラで初めてユノーに疑惑を向けました。厳密にはジャコウがずっと疑ってましたけど、それはプレイヤーに提示してないからノーカンで。文書では見せてたけど…

ここで少し考えた人もいたと思うんです。
ユノーが黒いというより、むしろ紅茶ばかも怪しく見える。
七大迷惑がラスボスになるならヨウコ編のラスボスは紅茶ばかだって予想してた人は少なくなかったので、その可能性を拾うなら黒幕が紅茶ばかでユノーは白だと評価が逆転する可能性もないとはいえない。

で、次にユノーが黒くなるのはパピィ戦後のハインリヒとの会話。
ここでユノーがオフターのスパイだと判明するわけですけど、ユノーを最初から疑ってた人は黒幕確定させただろうなぁ。

でもまだユノー本人は具体的な動きを見せてません。
ここから当分の間、ユノーは目立たなくなります。

で。次に出てくる黒い場面は。
たぶんほとんどの人が総ツッコミしたであろう、例のシーン。
無印の追加エンドで見せてた、何だかメタルギアソリッドみたいなイベント。
いかにも黒幕なオッサンが電話で悪巧みな会話してるシーンです。

さすがにここでプレイヤーのほぼ全員がユノーを黒幕だと断定できたと思うんですけど、どうなんでしょう？

無印の時はオッサンしか喋ってなかったんですけど、今回は相方のセリフがある。その相方と思われる人物の最初のシルエットがタイトスカートで、あれ見た瞬間にユノー黒確定って感じだったんでしょうかね。

いや、無印の追加エンド見てる人は電話の相手がビッグママだって知ってるわけで、あのシーンの前にユノーがビッグママの代理になったって話をしてた時から黒確定だったとは思うんですけど。

んでシルエットのキャラが電話で喋ってるイベントがどんどん進んで、明らかにユノーの髪型してるシルエットで「あ～」ってなったと思うんですけど、その後でキーボードの近くに眼鏡が置いてあるシーンでたぶんみんなツッコんでたと思うんですよ。「見せ方がベッタベタすぎるやろ！」って。

とりあえずここでみんなユノー黒でFAしたとして、私が嘘ついてたってメタ的に思ったのかなってのはすごく気になりますね。「散々メイレンショックとか言ってたくせに完全にメイレンやんけ！」みたいにならなかったかなぁって。

この後のユノーはもうほんとに好き放題ですからね。
こんなにノリノリで黒幕やってる黒幕おらんやろってくらい活き活きと黒幕ムーブしまくりというか。ヨウコ編やってたのになんか途中からユノー編じゃね？みたいになってた。

ここらへんみんなどう思ってたのか、すんごい気になるんですよ。
何年もずっと話せなかった要素だから余計に気になる。

まあでも楽しかったですね。
ユノーが思いっきり黒幕してるのは作っててすごく楽しかった。

では引き続き9/27までの拍手お返事です。
■ドーラ編とジャニス編でもちょくちょく絡んでたんですよねあの2人

■体育座り、最後にメル編をやった人は嫌な予感しただろうなぁって

■サイバネのあれ絶対音ゲー言われると思ったわｗ

■魔法使う時とか羽をパタパタさせるんですよねあの妖精

■紅茶ばかをラスボス予想してた人多かったから思いっきり可愛い系にしてやりました

■セレッサというパワーワード好き

■エンドロールも今まではザコをバッタバッタなぎ倒してましたしね
仲良く歩くだけってのをやりたかった

■1人育ててないくらいならまあ何とかなる感じですけど、2人とかになってくると本当にきついですもんね

■本編以上のオマケというのもなかなかオツなもの
ユノー編はやるとしてもテキストだけになりそう

■あんた最初めっちゃ体育座りでヘコんでたやろ！

■最初に「戦闘で必ずゲームオーバーになります」と告知しておいてゲーム途中でゲームオーバーになったりならなかったりするのはUI的によろしくない

■そうですね
猫耳シキがリンゴドライブ返し、猫耳+帽子でリンゴ耐性無視になります

■ケ、ケガ人だからばんそーこーいるし…

■し…仕事だから！

■自分喰いは長期戦になるから他の七大迷惑と違ってリトライが精神的にきついんですよね。特に一騎打ちまで行ってやり直したくないからプレッシャーがすごい

■フレデリカお前なんだよそのバリアは！っていうツッコミ
フィユティーヌvsパピィは作者的には魔トリョーシカが使ってた極悪コンボで圧倒して欲しいって気持ちが強かったんですけど、思いのほか真正面から戦ってる人が多いみたいでちょっぴり残念な気持ち
あとドーラのデスオールはザコに100％効くってのも

■人間サイズに拡大せんでええ！