謎のヒットメーカー目線
2017/03/03
君の名は。が少し前に流行ってましたよね。
そん時に「なぜこれが大ヒットしたのか分からない」とか「受ける要素を寄せ集めただけでしょ」とか「偶然ブレイクして監督は次の作品にプレッシャーがかかるだろう」とかいう声を聞いてて本当に疑問というか失礼な話だよなぁと思ってたんですよ。
最近ではもっぱら「けものフレンズ」
なぜこれが流行してるのか分からない、みたいな話をよく耳にする気がする。
えぬの中でプチ君の名は現象が起こってるように見えるんですよ。
謎のヒットメーカー達が世間で大増殖してる現象といいますか。
まず最初に結論から書きますけど、流行る理由なんて誰も分かるわけねえだろそんなの知ってる奴は億万長者だわい、と言いたい訳です。
例えば大ヒットしたジブリ作品を分析して「この作品はこの要素が大衆に受けて人気を集めたのだろう」みたいな推測は理解できるんです。
でもそれって結局、売れた後で分析した後出しのカンニングですからね。
メガヒットの後出し分析ばっかやってると、なんか自分でもメガヒット作れそうな錯覚に陥りやすいですけど、ほんとに錯覚なんですよ。フォロワー作品としてどうやって二番煎じを作るかっていう話にしかならないと思うんです。
トレンドといえば、テレビや雑誌の影響力って本当に落ちましたよね。
もうそれらのメディアに流行を作れる力は昔ほど無い気がします。
昔はテレビ雑誌で生まれた流行がネットで拡散されてたけど、今はもうネットで流行ってるのをテレビ雑誌が後追いしてる状態ですもん。
SNSのトレンド回転スピードが早すぎてメディアが追いつけないというか。
そりゃ番組や雑誌は作るのに時間かかるからネットにトレンドの新鮮さで負けてもしょうがないですけど。
まぁそのへんは置いといて。
「おしん」っていうテレビドラマが大昔にあって。
Wikiによると最高視聴率62.9%を叩き出した伝説のドラマらしいです。
今の時代じゃ考えられない数字ですけど、当時は国民が皆テレビを観てる時代だったのでしょう。
で、このドラマをシナリオそのままにアニメ化したんです。
TV版は最終回目前、人気最高潮のタイミングで。
どうなったと思います?
ぜんっぜん売れなかったらしいんですよ。
最高視聴率60%超の怪物ドラマですから、コケるのは不思議ですよね。
なんせ話はおろか、声のキャストもドラマとほぼ同じですから。
公開時期だって「ここしかない!」っていう絶好のタイミングですし。
で、そうなるとですよ。
アニメへの落とし込み方が悪いんじゃないかとか、宣伝が悪いとか、実写とアニメじゃ層が違うとか、いろいろ原因を考えるじゃないですか。
えぬ的にはそんな要素でここまで両極端な数字になるとは思えないんです。
だっておしんが絶賛された部分は話とキャストが大半らしいですからね。
じゃ何が原因かって言ったら、最初のおしんが売れたトレンドを再現するのが難しいだけだと思うんですよ。
流行は生ものって言うじゃないですか。
同じことやって同じ流行を生み出せるって考える方が甘いんじゃないかと。
おしんという作品のどこが受けたか分析し、その受けた要素を世間に出しても同様に売れる保証なんて全く無くて当たり前だと思うんです。
だからえぬの分析だと、アニメおしんがコケたのは
「ドラマのブームが凄すぎただけで運が悪かった」
これだけだと思います。流行なんてたぶん99%は運なんですよ。
内容が良くたって必ず売れるとは限らない。株価みたいなもんです。
もちろん二番煎じが受けないってことはないと思うんです。
むしろフォロワー作品はクォリティも安定してて市場もある。
でもそれは流行を作ってるんじゃなくて流行に乗ってるだけだと思うんです。
ちなみにおしんのフォロワー作品として牧場の少女カトリっていうアニメをやったらしいんですけど、なかなか厳しい視聴率だったようです。
おしんは海外にも輸出されたらしいんですけど、アジアや中東では人気が出て欧州やアメリカでは人気なかったらしいです。まぁ子どもを働かせるなんてとんでもないっていう文化圏じゃ厳しそうな気もします。でもアジアはともかく中東でウケたってのはすごいですね。
それだけ流行を人為的に作り出すのは至難の業なんですよ。
だから売れる理由なんて分からなくて当然じゃないかなぁと。
そういえば、何でもかんでもステマ扱いする人いるでしょ。
たぶん理解できないものが流行ると怖くなるんでしょうね。
自分の理解できないものを排除したい心理といいますか。
君の名は現象=謎のヒットメーカー目線の正体はコレなんじゃないかなぁと。世間に取り残されるのが怖いんですよ。
謎のヒットメーカー目線はアニメだけの話じゃないですしね。
ゲームなんかもたま~に聞きます。
その度に思うんです。ブレイクする理由なんて分かんなくて当然やろと。
それが分かる人間は億万長者ですよ。
ちなみにえぬは「君の名は。」も「けものフレンズ」もどっちも観てません。
けもフレは百合っぽいとか聞いたからいつか機会があれば観るかも。
3/2までの拍手お返事です。
■ドラえもんとのび太か…でもドラえもんもドラミちゃんが出てくると急に無能化するんですよねぇあれ何なの妹に有能力を吸い取られてるの
■まだそのネタやるんかい!
■現実世界でもスポーツ観戦してる時は主人公視点がなくなる
■元は少年漫画なのにオッサンしか出てこない漫画
■お前がバカボンのパパか!
■ヒカルの碁で最初の弱い頃は主観で読んでたけど強くなった後期は傍観読みになったみたいな
■FF7のヴィンセント仲間にする仕掛けとかか… リドル系もやだなぁ…
■読者層が少女のコバルト小説は男性作家がけっこう多いというのは有名な話
少女の夢を壊さないように性別は絶対に明かさない男性作家もいたとか
当然ながら性別を隠して少女漫画を描いてた男性作家もいる
■編集の好みなんでしょうかね。少年漫画といっても雑誌ごとにけっこう色が違ってますもんね
■詳しくは知らないんですけどね
まぁでもポポロが3DSに出せるくらいだからコロッと他機種に出そう
■昔のあだち充とかよく漫画の中に出てきてたらしい
■バッグって何やねん
■岡嶋二人か…
■少なくとも漫画は編集がOKしないと世に出せないので、雑誌のカラーに沿わないテンプレ外しはそう簡単に実行できなさそうなイメージ
■すんません… ちょっと内容が理解できなかったです
■よくそんなタイトルが出てくるなぁ…博識すぎやろ!
■1回でも悪いことをしたら絶対悪にされる優等生はかわいそう
1回でも良いことをしたら絶対善にされる不良は何かとお得
■漫画は勉強できない子どもが読むものだから、主人公が勉強できて女の子にモテまくると感情移入してもらえなくなるよっていう昔話ですね。そんなの大人の勝手なイメージで、実際は勉強できる子もみんな漫画読んでるのにね
■読みやすいってのはあるんですよね。安心感というか
■最近注目してるファンキーな百合作品は柚子森さんですね
「犯罪百合」という新しいジャンルを開拓している期待の作品です
どこまでが許されるのかギリギリを攻める姿勢は私たちが忘れていた大切な何かを思い起こさせてくれますが忘れたままのほうがいい気もします
■いや~意外とそういう人多いと思うんですよ
感動が薄いと何か損してる気分になりますけど、どうせ感動なんて数日したら薄くなるもんですよ
■…と思うじゃろ?
20年前の少年漫画といったらるろうに剣心、ワンピ、遊戯王、犬夜叉、からくりサーカス辺りが連載されてた時代ですね
その時代から今の時代の漫画が劇的に変わってるのかっていうと…
■テンプレ嫌悪病だとテンプレじゃないものは嫌悪しないから違うかも
ただ単に主人公だから嫌いになる病気ですね
■分かるな!
■くらえ!必殺…原始一神観(げんしいっしんかん)!
■あたしゃ別に主人公に魅力なんて必要ないって考えですね
いくら魅力のある主人公でも、どーでもいい敵と戦ってたら先なんて全然気にならないですし「あの漫画好きだけど読んでない」って作品はだいたいこのパターン
■どんな訓練やねん!?
■言われてみると何かバイキンマンが暴れてる話に見えてきた
■キラキラスターナイトDXみたいなもんか…
■無印は遊び手に主人公が隠し事してるからどうしても俯瞰読みになっちゃいますよね
■なんだか最近、ユリパガンダ的なコメントが多いな
■先日の日記にちゃんと「体を動かすのが大好き」って書いてますよ
どう考えてものび太は当てはまらないというか、そもそもスポーツやバトル物が多い少年漫画でのび太タイプは今も昔も運用が難しくて数は多くない気が
■さすがにそこまで悪意は感じないというか、主人公嫌悪病はもう治ってるしテンプレに飽きてるのはまた別の話ですね
■金、金、金!ゲーマーとしてはずかしくないのか!
■そう話を繋げてきたか…w
■コンプ病の人は大変そうだなぁ…
■酷い話だなぁ…
■身もフタもないわw
■いや主人公嫌悪病は昔の話ですからね
今は全然平気ですよ
■ドラッグオンレプリカントのことですか
■どうよとか言われても困るわ!
■なおママに電話するだけで治る模様
■女性向けエロ絵のほうが男をしっかり描いてて良い、っていう男性も少なくないとか。男性向けエロ絵はだいたい男がトリムされて画面外ですからね。酷いのは男だけかまいたちの夜化するとか
■恥ずかしい目… 俯瞰プレイか!
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最近は無能が他の人に助けてもらう話でもそれはそれで良くなってきた