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何にでもなれるRPG

2025/02/15

前回の続きです。
何にでもなれるRPGとは何か。

ベースはTRPGっぽいです。
能力値はありますが、Lvや経験値はキャラクター本人には無く、持っているスキルに付いています。

スキルはそれに関連した行動を取ってると新しく閃いたり、複数のスキルが組み合わさって新しいスキルが生まれたりします。
とりあえず何らかの行動を行うと必ず何かしらのスキルに経験値が入ります。

剣を振って敵を倒していれば剣術Lvが上がって戦闘で強くなります。
でも優秀な師匠を見付けて師事した方がもっと確実に強くなるでしょう。

その師匠も教育のスキルLvがあって教え方に差があります。
教育Lvを鍛えるには沢山のキャラに教育する必要があります。
沢山のキャラを教育するには師匠としての名声が必要。
名声を得るにはこうしてああして…

というように、ひとつ目的ができるとやる事が芋づる式に増えていきます。

もう面倒くせえし最初っから強いキャラを使えばいいだろ…となるとゲームにならないんで、プレイヤーキャラ化するにはそのキャラに用意された条件をクリアする必要があります。

…というのがアバウトなゲームの流れです。

それもうRPGじゃなくてスカウトゲーじゃね?って感じですけど、この際ジャンルの話は一旦置いときましょう。そこは大した問題じゃないですしね。

プレイヤーキャラを増やすことでやれる事が増え、その過程でプレイヤーのやりたい事も増えていく感じです。

例えば、女だけの百合ん百合んタウンを作りたい→百合薬を作ろう→薬Lvを上げるにはこうしてああして…→百合薬ができたけど歳を取っていくのが何か嫌だ→若返りの薬を作ろう→調子乗ってたら幼女タウンになっちまった…とか。

大量のサキュバスが搾り取ってくる楽園のような地獄の町を作りたいとか、筋肉だけの街ハザンとか、男だけを絶滅させる百合魔王とか、ゾンビが動力の半永久機関とか、国を滅ぼす最強ウイルス製造とか、人間牧場とか、遊んでるうちに自然と手段が目的になっていく導線を作れたらベストですね。

で、この部分。
ここが戦闘に収束しないって話です。

いくら強いキャラを作ったって百合ん百合んタウンなんて作れないんです。
強いキャラは確かに有利ですけど、戦闘はこのRPGで発生する大量の「やりたいこと」を解決させる最終手段にはなりえない。

最初の例でキャラを強くする話をしましたけど、それですら戦闘ではなく優秀な師匠を探すという手段でしたからね。つまり戦闘で強くないと先に進めないとか物事を戦闘だけで解決させるRPGではないんです。

あれ倒せってイベントだけじゃなくてあそこ行けとかあれ取ってこいってイベントも結局そこに敵がいて戦闘になるし、RPGって何をするにも戦闘でしょ?
だから最強になっちゃったらゲーム部分でやる事がなくなるんですよ。

もちろん、強いキャラを作るというのも「やりたいこと」のひとつとして出てくるわけで、戦闘方面を薄く作るという意味ではありません。あくまで最強キャラは何でも解決できる万能ユニットにならないというだけの話ですから。

たった一人の達人でどこまでの規模の軍隊に勝てるのか?一国の軍隊に勝てる最少人数は何人か?みたいな男のロマンを追及するのだって立派なゲームの導線ですからね。

戦闘が嫌なのではなく、戦闘しかすることがなくなるのが嫌なんです。

2/14までの拍手お返事です。
●>■やたらジムネタの反応が良いんですけどひょっとしてジム好き多いの?
R: Roll-Playing Game
P: Plus
G: ジム
■ロールプレイングジム…それはジムになりきるゲーム

●銭湯に収束するシステムで売り上げが増えると信じたい
■湯気が多すぎて「これもう火事じゃねえか!」となるゲーム

●TRPGからキャラシートをなくしたらさみしいものね
■たった一枚の紙からロマンが生まれる

●確かに、私が好きなNieRを考えても、別に最初からRPGとして扱っている訳じゃなく、途中からそのキャラへと没入できてしまったからなんだろうな。ストーリー性を求めてはいるんだけど、そのストーリー性には必ずプレイヤーの没入性が無きゃいけないんだ・・・
■プレイヤーの分身たる主人公はゲーム中ひとりだけっていう決まりなんて無いわけですし、2Bだったり9Sだったり主人公がコロコロ変わっても「役割を演じる」のに何も問題ないはずなんですよ

●「何にでもなれるRPG」の話の先に、あなたが好きになったゲームのポイントを挙げていく感じかな
■今までは作りたいゲームの話だったけど、今回は遊びたいゲームの話って感じですね

●お金で四天王を買収して魔王を裏切らせる…
ほら、これが資本主義の力だ!
■おのれ資本主義の犬め!

●詳しい仕様またわからないけと
個人的に一番近いRPGは多分男爵領のアイシャシリーズかな
主人公は盗賊だけとプレイヤーによって敵を正面で倒すでもいいし
暗殺(戦闘入らないで殺す)でも 色仕掛けでもいい
なんならそのまま無視してもいい
目的地へ行くために門番を処理するか隠し通路探して遠回りするか
カキを見つけないならヘアピンで開錠でもいい
選択によってEDは大富豪でも娼婦でも竜殺しでもなれるエロRPG
■たぶんちょっと違うかも。個人が何かを成し遂げるゲームじゃないです
自分のは全ての住人になれるRPGなので、厳密な敵も固定視点もない
盗賊の例でいうなら、障害対象をプレイアブル化できれば盗賊じゃなくてその敵対者が主人公に変わるようなゲームです
魔王にも勇者にもなれるというのはそういう意味です
一番近いイメージはシルバニアファミリーとかリカちゃん人形遊びかも

●魔王が勇者にトゥンクしたっていいじゃない…!
■魔王「勇者くん…いい筋肉をしているねピクン」

●隊長は求道者ですねえ…素敵だ
なにか道を見つける手助けになれるよう、考えてみますよ、暇だから
■自分だけのRPGを妄想するのは楽しい
でも作るのはきっと地獄

●自分はRPGといえば「キャラ」ですかね。範囲広いですが、全部キャラを中心に好きな要素が広がっている気がします
■うむ。キャラは良いですよね
そのお気に入りのキャラを自分で動かせたらなお最高だと思うんです

●RPGハゲ…!
■ヤツらはRPGを遊んでるんじゃない。情報を遊んでいるんだ!

●隊長がイメージしてるのって、ざっくばらんにいうとお人形遊びみたいな感じ?
■よくぞ見抜いた!
面白さの本質というのはきっと幼児の遊びの中にいっぱい詰まってるのかも

●歌詞付きの音楽って登場人物に自分を投影させますよね
拙いですがなにか閃きの一助になる事を…
■つまり…アニメじゃない!(アニメじゃない)

●>自由度が高ければ面白いなどというナイーヴな考え方は捨てろ
目が覚めたのか⋯拘束プレイに⋯
■そっちじゃねえ!

●>自由度が高ければ面白いなどというナイーヴな考え方
私はね…毎日昼食を選ぶのも大変ですよ…
■それな~…

●>DQ3

イシスの女王様が美貌と優しさでモンスターを虜にしていきアイドル化して世界を救うゾーマの最推しイシス様ルートとか、イシス・竜・ロマリア(女勇者)で女王様ユニット組んで世界もモンスターも支配ルートとか…!
■イシスの女王とゾーマを両方プレイアブル化してイチャイチャプレイも可

●>それを芯にしていろいろ考えて出てきた案が
「何にでもなれるRPG」です。
何にでもなれるなら美少女になって、全国を渡り歩いて、優しいのにモテない童貞の人を筆下ろしして、自信と勇気を与えて去っていく、聖娼、やってみたいっすねー
■世界観の広がるクラスはいろいろ欲しいですね
娼婦以外にもエンバーマーとか床屋とかムダ毛処理屋とかひよこ鑑定士とか

●>「自由度が高ければ面白いなどというナイーヴな考え方は捨てろ」
それな
選択肢が多すぎると結局ほとんどの選択肢を「捨てる」ことになるから萎える人も多いだろうね
それにコンプ趣味の人にとっては途中から苦行になっちゃうだろうし
■ノベルゲーで異常に多いゴミ選択肢とかもねぇ…
いや選ばなくてもどうせしょうもないテキストだろうとは分かっちゃいるけど選択肢は全部コンプしないと落ち着かない人にとってアレは地獄だ

●ザコ戦でレベルを上げながらつよくなっていって、最終的にラスボスを撃破する、という構図をRPGそのものとして定着させてしまったこと、という点がドラクエやFFといった大作の功罪の1つとしてしばしば語られます。数あるRPGの大半が、アクションだろうとコマンド制だろうとこの構図の上に成り立っているのがその証拠ですね。
実際、この土台を無視して新しい様式のRPGを作るというのはかなりの冒険に違いありません
■まぁたぶん、RPGとして認識されないかもしれませんね
でもメニュー開いたら定番のRPGそのまんまなんですよ
町とかダンジョンをウロウロしたりとか雑魚狩ってレベル上げたりとかも

●Happy Valentine's Day!
帽子のスイーツの子はやっぱフリッカ。
かわいいフレデリカをください∼
■ことわるッ!

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