ヒロインの難しさ
2020/02/20
誰かが言ってました。
「ヒロインが前に出過ぎる少年漫画はラブコメ以外数字が取れない」と。
で、感覚的なものじゃなくて具体的に多数のタイトルをチェックしてヒロインが退場してから数字が伸びたデータまで網羅されてるのを見て「あ、これガチなやつだ」と感心したので今日はこれをネタにします。
ヒロインが前に出ると主人公の行動が縛られてしまう。
主人公の目的がヒロインを守る事に集約されてしまい、話の着地点もヒロインを幸せにすることになる。
仮に世界の脅威に立ち向かう話であったならば、それが主人公とヒロインの恋愛話の付属品になってしまう。主人公がどうやって脅威に立ち向かうのかワクワクしている読者にとってヒロインは邪魔になっていく。という理屈らしい。
んで。
ジャンルが少女漫画だったら問題ないらしいです。
むしろ逆に恋愛をメインにしてそれ以外を付属品にしないと売れない。
要するに読者層によってニーズが違うって話ですね。
ぶっちゃけこの話を聞いて、これ少年漫画だけじゃなくてRPGにも当てはまるよなぁと思ったわけです。
探検隊で昔からずっと言ってました。
RPGに恋愛要素は邪魔だなぁって。
RPGの主人公って自分の分身みたいなもんじゃないですか。
その分身が全く好みじゃない女とイチャイチャしてるシーンを延々見せられても微妙というか、いやソイツじゃなくてあの子の方がよっぽどいい女だろって気になって全然感情移入できなくなる現象ってあると思うの。
脇キャラだったら別に問題ないんですよ。自分の分身じゃないので。
でも主人公でそれやられたら「ああ、こいつは自分じゃないんだなぁ」って没入感が削がれちゃうというか。
んで不幸な事に、自分の好みと一致する子を選ばない事が多いんですよ。
特にFF。
8はかなり苦行でした。
けどFF8のジャンクションシステムとか世界観・キャラクターは大好きなのでこの点だけ目を瞑れば何も問題は無いです。だから8は好きです。
リノアも別に好みじゃないってだけで嫌いじゃないですよ。
じつは10もきつかった。
ユウナが全然好みじゃなくて、ティーダのOD技でトスくれるのは毎回ルール―になってました。あんだけイベントでユウナとティーダがいちゃいちゃしててもゲーム中にトスくれるのがルール―っていうのがすごくアレで、なんかこう、下手に好感度システムとか入れんなよって気持ちになったり…
9は当たりでした。FFで数少ない当たり!
つっても選択肢がガーネット・エーコ・フライヤの3名だったんでどっちかというと選択の余地が無い系の当たりだったから喜んでいいのかは微妙な所。
7はそこまで男女関係に踏み込んでた記憶ないんで無害系かな。
最後らへんでティファとなんかやってたけどあれくらいならまぁ。
4はカインがひたすらかわいそうだったって記憶しかない。
不快感までは無かったですけど、昼ドラかよってのは思ってしまった。
5は最高の無害系FFでした。
全てのRPGはアレを見習うべき!
ハーレムエンドにしようとした坂口氏を野村さんが止めたって話を聞いた時は本当に野村神は神だなっておもいました。全てのRPGは野村神を見習うべき。
逆に一番ムカついたのが6。
ロックとセリス。好きな人には申し訳ないですけど一番苦手。
序盤に不安で押し潰されそうになってたティナに対して「俺が守ってやる!」ってロックが啖呵切ったとき「お、ロックやるやん。漢やねぇ」って好感度アップしてたのに途中からセリスセリス~言い出した時の幻滅感、分かる人には分かると思う。6はティナを自分の分身みたいに見てたからこれがもう許せなくて許せなくて。世界が崩壊した後もあの約束の言葉なんてすっかり忘れて昔の女のケツ追いかけてて、ようやく吹っ切れたかと思ったらセリスセリス~であのシナリオ作った人は序盤でティナに約束したあのイベントの事忘れてんじゃないか?って疑いの目を向けながら熱が冷めてました。序盤のアレがなけりゃここまで不快感なかったと思う。せめて崩壊後にロックが約束守ろうとティナ探してる場面とか、ロックが過去に縛られているのを察してティナの方から「もう私は大丈夫だから」って言わせて序盤のフラグを回収してからセリスに行くとか(それでもフラフラしすぎてアレだけど)もっとやり様あっただろって
あ、いかん。話が脇道に逸れた。
まあとにかく、こんな感じでRPGに恋愛要素は地雷ばっか踏んでたんで警戒アンテナがビンビンに立ち過ぎちゃってるんです。
DQ5の結婚システムはプレイヤーが選択できるので良いですね。
ただ、結婚しない選択肢が無いのは残念でした。当たり前かw
正直なところ、5もビアンカやフローラにそこまで感情移入してなかったというか、ビアンカは幼い時にちょこっと一緒に行動してただけだしフローラもいきなりポッと出てきただけだし、なんか無理矢理シナリオの都合で結婚させられた気になってあんま感情移入できなかったです。ていうかビアンカは家族として見てたから急に恋愛話に飛んで「え?なんかそういう手続きしたっけ?」って戸惑った記憶あります。DQ6のバーバラも唐突感ありましたね。
え? バハムートラグーン?
その話する?しちゃう?
けど残念ながらバハムートラグーンはプレイしてないので語れないです。
もしプレイしてたら上のFF6以上の長文で憎悪撒き散らしてたかもですね。
じゃどんな恋愛が好みなんだよって話ですけど。
ぶっちゃけ媚薬系じゃなけりゃ大抵なんでもいけるんです。
けど媚薬系が全然ダメなんです。
媚薬系ってのはアレです。
大した理由もなく唐突に好きだ惚れただの言う話です。
ちゃんとじっくり段階踏まずにいきなり恋愛話に発展して「お前ら私の知らない所でそういうイベントあったんか?」って感じで冷めちゃうというか。
話を元に戻して。
自分にとってRPGの恋愛要素はこんな感じでマイナス要素にしかなってなかったので、これならもう無い方がいいわってなっていったわけです。
実際、作るのも難しいと思うんです。
恋人の好みなんて千差万別ですからね。
映画みたいに俯瞰視点で見るならまだしも、RPGはどうしても主観視点になってしまうからヒロインが好みから外れた瞬間、もうそのイベントは地雷にしかならないんですよ。
恋愛小説とか恋愛漫画は、好みのカップルを作品ごとに選べるでしょ。
あっ、この子たち応援したい!って思うから読んでるのであって、誰かから強制されて見せられた愛の話じゃない。
ギャルゲとか恋愛ゲームもそう。
好みの子を主人公が選べるし、ちゃんと地道にフラグとか立てられる。
でもRPGは違う。
ヒロインを選択できる作品もあるにはあるけど、基本的にストーリーで決められたものは変えられない。だから好みに合うかどうか運に大きく左右される。
だから最終手段、俯瞰で乗り切るしかない。
水槽を泳いでる熱帯魚を見守るような、部屋で遊んでる猫を見守るような、客観的視点で主人公を応援するポジを心がける。
まあけど実際はそんな甘いもんじゃなくて、友達のノロケ話を何十時間も延々聞かされるような拷問になっちゃうんですけどね。
ほんと何でRPGに恋愛要素とか入れるんだろうなぁ…
なんかね、かわいい女の子が隣にいるんだから恋愛まで発展して当然だよね?ってノリでやってる感というか…もちょっと主人公を落ち着かせて欲しい。
最低でも「なぜ主人公はこのヒロインが好きなのか?」「ヒロインのどの部分に惹かれたのか?」「ヒロインとどういう風に関係を重ねていくのか?」っていう部分くらいはしっかり描写してほしい。媚薬飲まされて大した理由も語られず惚れた晴れただのやられても見てるこっちが困る。
幼馴染なんだから惚れてて当然とか、命を助けられたんだから惚れて当然みたいな感覚で恋愛やられても、そら作った人の恋愛観はそうなんでしょうけどこっちはそんなもん全然当然だと思えんわい媚薬盛ったやろってなっちゃう。下手したら「一緒のパーティで冒険してるんだから主人公に惚れてて当然」みたいな、お前の媚薬は空気感染かよってのもあるんですよ。
すべてのRPGがFF5を見習いますように。
2/20までの拍手お返事です。
■海外の人ですか!ありがとうございます!love!
■思ってた以上にミッキーの顔を覚えてなかったという発見!
■帽子の力を使わないで加工したものは持ち出せるので、消化したものはそのまま持ち出せます。消化途中のものはどうでしょうね、まあたぶん持ち出せます
■自分がCMしている今のキャンペーンは禁忌値100で死ぬって話にしましたけど、100になったらどうなるかはCMが自由に決めていいと思います。長期キャンペでレベル10とかになってくると取れるカードが多くなりすぎてキャラの個性がどんどん薄くなってしまうっていう問題がありそうだなぁとは思ってます
■面白そうじゃん!
■ゲーム版では出せなかったヘンな世界をもっといっぱい出していきたい!
ツングースカ大爆発って結局隕石なんですかね。そこらへんの謎も面白い
以下、他編エンディングやヨウコ編のネタバレがあります
■お手数おかけして申し訳ありませんでした。
パレードまで確定で落ちる事がなかったってことはやっぱパレードの処理がめっちゃ重いってことですね。全部のキャラ出してるからなぁ…
■ちょっと法のオーラっぽいトコありますね、マリスレーゼ
どうして神様って裸が多いんでしょうね
ドレスコードなのに裸とはこれいかに!←ボケ
■またそういうマゾいことする~~…
ふと思い立つんじゃありません!めっ!
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