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無駄なテキストを削る

2018/01/31

テキストは短い方が読みやすいとは言うものの。
無駄を省くというのはなかなか難しい。
RPGでイベントテキストを作る時なんかも油断してたらすぐぜい肉が付く。

例えばAに重要なアイテムがあるから取りに行こうっていう会話イベントがあったとします。このイベントの最短テキストはたぶんこうなります。
「Aに重要なアイテムがあるらしい」
誰かがこの一言を喋って終わりです。

逆に無駄なものを付けまくったテキストはこうなります。
「そういえば昔おれがAに出入りしていた時、重要なアイテムがあるっていう話を聞いたことがあるんだ」
「昔ってどれくらい前の話だ?今もAにあるのか?」
「半年くらい前だったかな。どっちにしろ手がかりはないんだしAに行って確かめるしかないだろう」
「それもそうだな。とりあえずAに行ってみるか」
「よし、出発しよう」

どっちが良いか悪いかは、まあ個人の好みになるかと思います。
イベントとかどうでもいいから早く先に進みたいという人だったら、無駄なセリフが多いイベントが頻発するとダレるでしょう。逆にシナリオやキャラ重視の人だったら会話の少ないイベントは物足りなく感じるかもしれません。

で。
今回、自分が考えたいのは無駄を「削ること」なんです。
最初からまったく無駄のない最短テキストを作ろう!って話じゃないんです。
無駄のないものは削りようがないですしね。

なので。
上の例「そういえば~」の会話文をスッキリさせる方法を探します。

まず、この会話で削れないものは「半年前Aに重要なアイテムがあった」という時系列じゃないかなと思います。設定に関わりますしね。それ以外は削っても問題なさそうなのでダイエット開始です。

「Aに重要なアイテムがあるんだ。行ってみないか」
「なぜ知っている?」
「半年前に行ったことがあってな。まだあるかもしれない」
「よし。行ってみよう」

最初と比べると、だいぶクドさが抜けてきた気がします。
でもまだ削れる。もっとだ!

「半年前、Aに重要なアイテムがあったと聞いた。行ってみないか?」
「よし。行ってみよう」

まだいけそうだ!まだ削れる!

「半年前、Aに重要なアイテムがあったらしい。行ってみよう」

会話じゃなくて独り言になった!やりすぎた!

…とまあ。
ここまでやっといてアレですけど、こんなもんに正解も不正解もありません。
テキストの個性や好みの問題になりますしね。

考えるべき部分は、読みやすさ。
テキストをシンプルにするのは、読みやすくするという目的のため。
だから長文であっても読みやすければ問題ないと個人的に思ってます。
逆に読みにくかったら短くしても意味がない。

んで、自分のテキストはたぶん読みにくい。

むかーし「王女様と薔薇の騎士の実況いいですか~?」って話があったから「いいですよ~」って返事して、自分のゲームが実況されるなんて初めての経験だったからどんなもんか観に行ったんですよ。

めっちゃセリフ言いにくそうでした。
それで自分のテキストは読みにくいんだなと気付いたわけです。
謙遜とか自虐とかじゃなくて、客観的な事実を元にそう思いました。
読みやすいテキストってのは読む人を選ばないもんなんですよ。

それ以外の実況は観てないので、帽子世界がどうなのかは分かりません。
そう簡単にテキストの癖なんて直りませんし、たぶん変わってないでしょう。
実況報告を頂くことはありますけど、作者が直接観に行ったらやりにくいだろうなぁと思ってなるべく観ないようにしてるんですよ。

ほら、実況ってゲームの愚痴とか文句とかで盛り上がるじゃないですか。
でも作者が観てるってなると、何か気を遣わせそうでしょ。
「なんだこのクソゲーは」とか言いにくいじゃない。
なもんで自分関連の動画は一切見ないようにしてます。
まあ、観てないってことは動画主も知りようがないから意味ないんですけど。

話が逸れました。

「会話テキストは一度声に出して読んだほうが良い」
というのは有名な話です。
騒音になりそうでやったことないんですけど、やったほうがいいのかなぁ。

1/30までの拍手お返事です。
●いや、あの、違うんですよ
全然わからん!ってのは無知な自分への皮肉的なアレで
隊長に非は一切ないというか靴をお舐めいたしますペロペロ
■よけいな気を遣わせてしまった…
いやまあ実際何が言いたいのか分からん記事だったししょうがない

●適当に思いついた案ですけど
戦闘メンバー以外のNPCが全員ラスボスと戦う為の
場を維持してるのに全力を使ってるとかどうでしょ?

浅い考えですがなにかの閃きのたしになれば幸いです
■いや日記のは例えだから実際に新約でそういう場面があるって話じゃないんですよ

●自分達の生活で手一杯だったり(世界が救われたのに飢餓で人類全滅寸前とかシャレにならない)
■魔王が嬉しそうに煽ってきそう
「ふははは!所詮人間など自分の事しか考えないのだァー!やーいやーい」

●新約帽子世界、何時頃完成しそうですか!定期!
予想で良いので教えてください。ずっと楽しみにしてます。
新約帽子世界を攻略するまで就職しないぞ!(22歳)
■サブイベントが思ってた以上にボリュームありすぎて何とも予測できなくなってきてて…

●そんな何もしない人たちの心配をするヒーロー
君がいなくなったら?次の人がヒーローになるんだよ
アリにだって怠け者はいるんだからさ
■悪が滅びればヒーローは粗大ごみ
キミはヒーローになる覚悟…粗大ごみになる覚悟があるか…!

●シナリオの整合性は取れているけど、色々な意味で破綻している野球もできるゲームを思い出した。
■それだけじゃ何を差してるのか分からん

●真・女神転生とかバイオハザードみたいに
後で優れた一般人を主役にした外伝を作っちゃえばずっと続けられるし
みんなそれどころじゃなかったんだなーってなる

モンスター個別の由来は図鑑にでも書いておけばよいとして
そもそもなぜモンスターがいるのか?という話を始めると
実在の生き物みたいに神様や隕石を引っ張り出して議論するはめになる
作者「それがどうかしましたか?全ては私が作ったモノなのです」
■外伝の外伝は外伝なのだろうか

●>■スクリプトネタ
わかるなら、多分作り手になってるよ
ヽ( `Д´)ノ ウワァァァン
なお、作り手になれたからといって出品できるような作品が作れるとは限らない
現実は無情である
■自分もJSさっぱり分からんからMVとか途方に暮れてる

●プレバトって番組で俳句の先生が芸能人の俳句を添削するんですが、
これがまた見事に言葉を取捨選択・整理するんですよ
『俳句には十七音もあるんだから何でも表現できる』的な事言ってました
国語力鍛えなきゃ(義務感)
ちなみに自分は終末の過ごし方ってエロゲーで
『コトバって口に出せば出すほど水みたいに薄くなっちゃうんだ』
って台詞を見て文章の長さに意識向きましたね
あとこのゲーム面白い事に(200文字の壁
■言葉の重さを理解した時、人は無口になる

●>■突然こんなこと言ってごめんね。 でも本当です
実をいうとこの星はもうだめなんですねわかります
■終わりが来るのに気をつけてもクソもねえだろ!とおもいました

●長いか短いかよりもメディアと表現が噛み合っているかが大切なのではないでしょうか。
シェイクスピアのセリフは長いですが冗長さを感じさせませんし。
■まあ結局は読みやすさって話ですね

●サラビッチ疑惑。シノンの様な田舎は娯楽も少なそうだし、性にオープンなのでしょう。
■なんかロシアとかにいそうですねサラビッチさん

●>■まあでも実際リアルで世界が危機に陥ったことって人類史でなさそうな気がするんですよね。人類滅亡はハードルが高い
>■まあ現実に人類が滅亡するほどの危機は起こったことがないから、実際はどうなるかっていうのは想像するしかないですね
パッと思いついた“人類滅亡の危機”は「ペスト」だった。右肩上がりの世界人口グラフが少しだけ下がってた記憶が……。魔王も邪神も居ない現実だと病気が一番怖いですね。
■ペストだと国家滅亡くらいまでが精々かなぁ…
でも国家滅亡だといくらでも例があるんですよね

●国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。という名文を真っ先に思い出しました。
自分みたいな凡人が何か表現しようとすると説明的というか、ずらずらと全部描写してしまうんだろうな。
地の文が使えないゲームやアニメだとまた違った難しさがあるんでしょうね。
■地獄の迷宮を抜けるとロンダルキアだったってことですか?
むしろそこから先が地獄だってことですか?

●>■なんか途中でPSPに出てたりしてましたねナナドラ
DS→PSP→PSP→3DS
という謎の流れ
嫌いじゃない
■個人的に一番最初のDSナナドラが一番ちゅき

●>ほら主人公は物理で殴ってるやん 特別なことしてないじゃん
主人公だからこそできる芸当であり、物理で殴る事そのものが特別な事である、否、殴る事ができるのだ。
なぜなら殴られた痕には聖痕が刻まれているのだ
なんも力を持たない人間が殴ってもすぐにキズが癒え、どうにもならない。
■ハッサン「やはり筋肉は勇者の第一条件であって世界を救うのは筋肉しかないということですね。だからビッチなんですよバーバラは。あ、すいませんバーバラは眼中にないという設定なので今の発言はオフレコでお願いします」

●整合性とはこのことかもしれませんね。脅威は見えど、無力な自分達にはどうにもできないとか。
■動けない自衛隊のお陰でフィクション作家は助かってるとかいないとか

●個人的長文喋りそうな人
ジャニス<シキ<ナタリー<ラヴィ<ドーラ<ヨウコ<メル<えぬ
■メルその位置なんだ

●そういう意味で河津神の文章のセンスには本当に憧れますね
多少ぶっきらぼうだったり説明不足だったりする嫌いはありますが
冗長さやクドさがなく、それでいて大事な所はキチっと押さえた簡潔でキレのある台詞回しに心震えます
自分はサガで育ったせいかえぬさんと同様に過剰に感情が込められた冗長な台詞が苦手なのですが
この拍手コメからもバレているように自分自身はえぬさんと同様長文傾向という…
これは一体何故なのか
■昔のゲームは容量との戦いだったみたいですから、セリフ削りは避けて通れない問題だったんでしょうね。スーファミツクールだって容量足りずに最後はセリフ削りまくりでした

●小説と漫画の違いみたいな感じですか
■小説をコミック化したらセリフがコマを埋め尽くした作品もあるらしい

●>■いや〇〇が好きって言ったら捕まるとかよく考えたらすごいなぁって話であって何が好きかなんて個人の自由だって言いたかったんです

成る程そういうことでしたか。
でも確かにそうですよね。
あれ程の状況に発展した張本人に対して過敏になるのは理解できますが、過度な抑圧はより反発を生むという危険性も孕んでますしね。
まあこのテの問題の放置~危険視~取締のバランス取りは確かに難しそうですが。
■ポリコレ棒の反動でトランプが当選したんじゃないかと個人的に思う

●短い文が良いっていうの、とても共感します。
マンガ描くにしても、セリフが長くて画面の半分を埋めるのはダメだとよく言われてますね。
学習マンガなどでは歴史背景などが長々と書いてあって、マンガとは思えなくなりがちな気がします。
というわけで簡潔に。
月がきれいですね
■ちゅきなの?

●贅沢な悩みじゃないですかね…
世の中には文章が書けなくて悩んでいる人の方が多いと思いますよ~
■よし、人工知能に書かせよう

●天地を喰らうと天地無用のパラドクス
私と結婚する隊長のはなしになる。子供はどうですか
■どうもこうもねえ!

●「あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかもねむ」
とか、あしびきの山鳥の尾のしだり尾級に長いから、
「さみしいよおおぉぉぉーーー」
で良いよね
■うむ。ひじょうに わかりやすい!

●無駄な表現の数々…
ほんと常々感じていたことを適格に文章にして頂いた感じです
そうなんですよクドイ
フリゲはとくにクドイ
なんでみんな同じことを書くんだろうと思ってたんです

でも書く側になると書いちゃうんだろうなぁ…
■自分ってばつい書いちゃうんです…

●「文章は短いという方が良い」これは字幕と同じですね。短時間で話の流れを説明するのにどれだけ簡潔な文章にできるのか。
プレイヤーにじっくり読み込める時間があれば良いのですが、なかなか回りくどい表現が多いは敬遠したくなります。
■なるほど確かに字幕はダラダラと書かれたらきついですね

●爆発音が聞こえた後で「な、なんだ!今の爆発音は!」
「わたしだ」ブボボモワッ「おまえだったのか」
「暇を持て余した」「神々の」
「「遊び」」
■爆発音が聞こえた。僕は振り返った。

●>戦場で一番厄介なのは死んだ兵士よりも負傷した兵士
戦時中の日本人は逆のことをやっていた、と評されていたらしいですね。連合国からは。
https://twitter.com/hakoiribox/status/957431024111124480
”まだ生きている負傷兵を冷淡に扱うのに戦死体は決死隊を組んででも回収して国に送ろうとする”
■それはアメリカの写真誌LIFEの日本兵頭蓋骨プレゼント事件で日本の世論が刺激されたからじゃないかな…あれ見たら意地でも死体持って帰らないとって思いますって。実際に米兵みんながやってるわけじゃないと分かってても

●そういえば、魔界塔士Sa・Gaのテキストは簡素でしたね。
店員から「なんのようだ!」とか言われたり。
■容量なくてテキスト削りまくったスーファミのツクールみたいだ!

●~ストーリー~
魔王「人間嫌い。滅ぼす」
勇者「お前が滅べ」
■王様「何とかしろ」

●状況を伝えるだけなら必要ない部分でキャラ立てできるのが理想なんですけどね
■キャラ立てを意識するとすんごいテキスト増えちゃうんですよねぇ
言葉以外のキャラ立ても必要なんでしょうけど

●「急いで!」「急げ!」「早く!」「グズグズすんな!」「早くしろ!」
人をせかす表現ひとつとってもいっぱいありますよね。いちいち説明せずに行間が、出来れば顔グラなしで発言者の顔色まで表現できるようになりたいですね。
発言者に一歩先の説明をさせるくらいじゃないとテンポが悪いんでしょうかね。
■ツクールあるある…その場でキャラチップがピョンピョン跳ねる

●冗長は嫌われがちなんだけれど
"冗長の仕方"によっては記憶に残るものもありますし
成果をろくに得られなかった時とかで
「成果を何も得られませんでした・・・」と
「なんの成果も!!得られませんでした!!」とで
冗長させる際にインパクトを与えるかどうかが肝という話です
■そこは別に冗長って言うほどテキストが多すぎるとは思えないかも…

●「死ぬなよ」が良いか、長文ダラダラが良いのか、そのキャラクターと状況にもよるので何とも言えないかと…
今までの言葉多めのキャラが、最後の最後で一言「死ぬなよ」だけだと、違和感があるし…

物語の流れに沿ってでOKではないかと…登場人物が揃いも揃って短文ということもないだろうから…
■むしろお喋りキャラの口数が少なくなるっていうのはいろいろ使える手法じゃないかなぁとか思ったり

●自分はMVユーザですが、スクリプトのようなネタは素直に参考になります。
なかなか他の方の作り方を見る機会がないのでありがたかったです。
■MVな~…とにもかくにもJSなんとかせんとハードル高いですばい

●“文が巧い人ほど簡潔に解りやすく書く”といった傾向はよく聞きますね
逆にあえて冗長な描写で印象付けたり不要な情報で核心を隠したりもできる人もいるし、そういった情報量の調整が巧い人に憧れてしまいます
■フリゲだとオープニングのテキスト量は特に神経使いますね
ここだけはほんとに短さを要求されてる感じがする

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