作者プロテクト
2017/04/26
バタバタと人が死んでいく漫画。
でもこいつは作者が気に入ってるから死なないよね、と感じる作品に思い当たる人もいるかと思います。
便宜上、この現象を「作者プロテクト」とでも名付けましょうか。
今日はこいつをネタにしていきたいと思います。
先日の作者ヒイキとは、また少し意味合いが違うんですよ。
前回のは別に作者が意図してヒイキしてない場合にも当てはまっていたのに対して、今回のは確実に作者がヒイキしている事実が前提としてあるわけです。
読者に先の展開を読まれて萎えさせているわけですから、作者サイドとしては避けたいところですよね。かといって、そう簡単な話でもないんです。
創作している人なら分かるかと思います。
作者プロテクトはしょうがないんです。
生かすべきキャラは生かさないと話が進まないんですから。
別に死ぬ事だけが作者プロテクトではありません。
実力だったり出番だったり恋愛の成就だったりいろいろあります。
それら全ての要素に「あーこいつ作者に守られてるキャラだからな~」と見破られるリスクが付きまとっているわけです。
作者プロテクトの対策はどうすべきか。
結論から先に書くと。
読者にヒイキされてるキャラを見破られないようにするしかないんです。
ヒイキされてると思われた時点で読者との駆け引きは負けているんですよ。
都合のいいことばかり起こらないように、良い思いばかりさせないように、他キャラとのバランスを考えて、最終的にはヒイキになるんだけど表面上はそう感じさせないように細かい部分を調整し続ける…
便宜上、この手法を「作者プロテクト外し」とでも名付けましょうか。
おそらく!
実際には!
プロでもやってる人いると思うんですよ!
「あーこのシーン、ひょっとして作者プロテクト外しじゃね?」みたいに感じることがあるんですよ!公平アリバイ、と言い換えてもいいです。
まあぶっちゃけ、登場人物を公平に見せるための調整です。
身もフタもない話ですけど、でも重要だと思うんですよ。
そもそも、考えてみてください。
バトル漫画とかで主人公を殺すわけにはいかないじゃないですか。
だから主人公のバトルはだいたい結果が読めるわけなんですけど、でも実際にはそんな結果なんてあんま意識しないというか、意識させない作品は面白そうじゃないですか。
…と思うのはトラップです!
ここが孔明の罠なんですよ。
主人公のバトルで、敵と主人公どっちが勝つか分からない部分を強調してる作品ほど萎える傾向がある気がするんです。萎えるを通り越してこいつ読者バカにしてんじゃ?って所まで行っちゃうこともあるかもしれません。
なぜか。
主人公に作者プロテクトがかかってるのは読者みんな分かってるんですよ。
勝って当たり前の役なのに「どっちが勝つのかな~」みたいな演出されたら馬鹿にされたような気分になってもしょうがないでしょう。
上手な作品はですね。
「どっちが勝つのか」じゃなくて。
「どうやって勝つのか」って部分で読者の興味を惹こうとするんですよ。
勝敗の結果で勝負するんじゃなくて、過程で勝負するというか。
主人公で結果の見えない勝負なんて最終回付近でもない限り難しいでしょ。
生死を賭けない勝負だったら話は別ですけど。
じゃあ結果で興味が惹けないなら過程で興味を惹くしかないんですよ。
え?
主人公だって死ぬ時はあるだろって?
もちろん例外はいっぱいあるでしょう。
最近完結したXXXXのXXなんかは、主人公になったら死亡確定という非情非常にめずらしい作品でした。作品名を出すとネタバレになるので紹介できませんが、「頼む!お前は主人公になるな!」と祈る作品はこれが初めてかもしれません。名作でした
とにかく。
結果ではなく過程に興味を惹かせるという方法は。
作者プロテクトの目が厳しい主人公に対する作者プロテクト外しとして有効な手段かもしれません。
まあでも実際には。
主人公の作者プロテクト外しなんて無理ゲーもいいとこですよね。
そんなん無理に決まっとるわい。
でも、たま~にありますよね。
こいつ全然主人公に見えねぇ!っていう主人公。
一見すると駄目な例に見られそうですけど、作者プロテクトをどうするかという視点で見ると、この「主人公に見えない主人公」の素晴らしさに気付けるんじゃないかと思います。まさにこれこそが主人公に対する作者プロテクト外しの究極形といえるのかもしれません。
だけどまぁ普通はそんな主人公を作るのは無理なわけで。
で、次なる対策。
「主人公は諦めて、せめて脇キャラだけは公平にする」に移行するわけです。
その結果、どんどん主人公の出番が少なくなってしまった作品もあるとかないとか。主人公が出ても結果が見え過ぎてて退屈だから脇キャラの注目度がどんどん上がっていくわけです。
とまあそんな感じで。
作者プロテクトは作品の没入感を左右する重要な要素だと思うんですよ。
かといって対策なんか「ヒイキを感じさせる描写はできるだけ避ける」くらいしか思いつかないですけども。
4/25までの拍手お返事です。
■コナミコマンド知ってると老人扱いされそうで…
■面白いですヨ
一番好きなキャラはミランダさんでス
■もはやイカサマを隠そうともしないどころかフルパワーのイカサマを堂々と見せ付けるレヴェルにまで達してやがるッ!
■たしかに…たまに「あーこの作者さん楽しんで作ってないなぁ」って感じる作品ありますね
■ハードラックとダンスっちまう?
■ハァハァハァ…だとなんかこいつアブなそうってすぐわかる
■あと鉄拳とKOFかな…バーチャはいつのまにかどっかいったね
■わざわざ止めます宣言するってことは、作ってくれって声があるけど採算合わないから作らないぜ!ってことなのかな
■まぁ自分が厳密すぎってだけかも
■登場したての頃はブサイクだったのにどんどん美形化してくのも作者ヒイキになるのかどうか…まぁでもブサイクは美形よりも制作難易度高いですしね
■原始人時代は対人ストレスを感じる以前の生存戦略だったのかな
夏の夜の蚊とか超ストレスになってそう
■XXXをXXXXした11話の時はみんなあの子を嫌ってたとおもうんだ
だから嫌いな子も必要だとおもうんだ
■おもしろい!
■設定の軽い子が話の流れで魅力的になっていくことってありますよね
軽いからこそ吸収しやすいというか
■あるあるあるある。だから自分あんま恋愛もの好きじゃないんですよね。FF10もユウナよりルールーのがどう見てもいい女だろって思ってもティーダはユウナ選ぶんだろうなって分かってるから全然感情移入できなかった…
■この百合に賛同できる者のみついてこい!
■アニメはまたしばらくお休みかな…
追うのけっこう体力使うの…
■そうなんだ
自分は全部憑依させてたけど全ルートEND行けた記憶があるなぁ
■あーはい、フリゲのタイトルはここで出せないので申し訳ないです…
ぶっちゃけ金銭の絡まないフリゲと市販作品は同一扱いできないかと
■えーとフリゲのタイトルは出せませんので申し訳ないっす…
フリゲというか市販作品もあんまタイトルとか出したくないんですけどね
■まぁ少年漫画の主人公はたいてい可愛い女の子が隣にいるからそれだけでリア充ですよねぶっちゃけた話
■長編だとボロが出やすいし、やっぱ短編~中編くらいが一番いいのかな
■まあ帽子のイメージってまんまインターネットでしたしね
管理人とかプロバイダーってネーミングからして
■共感もなかなか難しいんですよね、同族嫌悪とかあるから…
■王女様と薔薇の騎士のダフニスかなぁ…惚れた女が自分の物にならないと諦めて殺そうと決心した感情は出せたきがする。いや百合ゲーだけどさ
■スーパーの惣菜が半額になるまで待つ人が増える
■いやーでもコミックで2000万部はすごいメジャーだなぁって…
■ちょっとだけ心の隅に留めとくといいんじゃないかなぁって
■007なんて毎回ヒロインとっかえひっかえですしね
■不快なキャラと不快なキャラが戦ったらどんな気持ちで見ればいいのか…
■まずいですねぇ…ひじょうにまずい。でも後から気に入っちゃったんだからしょうがないでしょ!ばりに開き直っちゃう人もいたりして…
■えきのこっくす!えきのこっくす!
■ゲーム制作ツール好きとはこれまた面白い趣味をお持ちだ…
ゲーム好きが高じてゲーム制作始めてゲーム制作好きが高じてゲーム制作ツール好きになっちゃうという煉獄の経験者なのですな
■こうなったらAIに頼るしかない
■第4部か…
■3Dアニメの同人ってだけでもすごい
■あの沼は深いね…
■融合せんでいい!
■むいしきのうちにか!
■しょくぱんまんはイケメン属性とかいろいろ優遇されてるのにカレーパンマンはなんかぞんざいなきがするって子どものころおもってた
■よりによって白薔薇を外すのかよ…(クーン編でメイレンをメインに育てていた人)
■そういやハーレム系の主人公って最終的にどうなるんですかね?
ハーレム系作品ほとんど見たことないから知らなかった
■つよそう!
■変身したピンクの中身はやっぱ体をくねくねしてる男だったりするのかな羞恥心に耐えながら戦ってるのかなって想像すると戦隊モノは10倍楽しくなる(もちろんデタラメ)
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