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マップ

2007/03/22

そろそろ、これに触れないわけには いかなくなってきました…
よく話に上がってくる「マップ」を、今回レポします…
ただ、これは講座ではありません!注意してください!
あくまで、「ああ、こんなんしてツクってるんだ〜」のネタ程度で 留めてくれないと 拙者泣くでござるYO!責任取れないYO!
まず、これは絵が完成したマップ。小さめ意識した1.5×2画面サイズ。
相当の昔にできたやつなんで、途中経過の絵がないです。
まだ描いてないマップ多すぎなので、絵の完成までの推移は そのうち レポしたいと思います。
絵を描くのに使ったツールはフォトショですね。
ぶっちゃけフォトショは水彩タッチが苦手なツールかなぁと 思うんですが、KIAIで何とかします。スキャナも使わず、下書き から仕上げまで 全部これひとつで済ませます。
ペン先?丸ペンひとつしか使いこなせないありゃ十分。
さて、グリッド線が見えるわけですが、これはツクール規格32×32 ピクセルにして、下書きの段階から ムチャな当たり判定が出ないように する目印にしてます。キャラチップも置いて、サイズの目安にしてます。
んで、これの影の部分を外した画像をいったんレイヤ結合し、256色に 減色します。これの理由は後で説明します。
減色した絵は、マップの下地としてゲームプロジェクトに入れます。
そして、まったく同じものを キャラクターよりプライオリティが上に なるだろう部分だけグリッド単位で抜き出して、横256ピクセルの サイズにして、256色ドット絵ツール「EDGE」で編集します。
ここで、キャラクターよりプライオリティが下になる部分だけ 透明色で塗りつぶします。横256ピクセルでお分かりのように、 これがいわゆる「マップチップ」になるわけです。
「EDGE」でできたマップチップを、ツクールに入れて タイルセットで プライオリティの設定をします。ここでは当たり判定の設定は まだしません。
ほんで フォトショに戻りまして、消してた影の部分のレイヤだけ 残して 今度はその影の部分だけ アルファチャンネルとして 画像を保存します。
これは「フォグ処理」にする画像となり、先ほどのタイルセット画面で この影をフォグに設定します。
さて、ようやくマップ編集画面です。
ここでタイルセットを置いていくわけですが、見て分かるように 下絵は表示されないので カンで置いていくことになります。
フォトショを同時に立ち上げておいて、目印となるチップを 「下から7マス、左から10マス」という風に置いて、それを基準に すれば、まぁ何とかなる…と思います…
置き終わったら、ちゃんとマップになってるかテストプレイで 確認です。
はい、何とか建物に隠れるようになってますね。
こんな感じで 不自然な箇所がないか チェックして回ります。
     アルファチャンネルにした影も、この絵では分かりづらいですが きちんと反映されているようです。
で、調子乗ってるとハイ!きましたYO!おかしい部分!
キャラの頭が木に隠れてるでござる!!
じつはこれ、プライオリティの設定ミスではなく…(※ 注) こういう想定の元で 組んでいたから起こった問題なんですな。
つまり、先ほどの木の部分のプライオリティを変えたら、今度は こっちの絵で キャラが木の上に表示されてしまうわけです。
木の位置をもう半キャラ上にして描いていたら、おそらくちょうどの 判定になっていたんでしょうが、これは完全に描きミスです…
絵だけなら、すべてのオブジェクトを別レイヤで管理しているので 修正は楽です。
しかし、絵が新しくなったら また減色の段階からやり直しに なってしまいます。
減色した理由は、影にアルファチャンネルを使っているからで、 マップの下地、タイルセットまでフルカラーにしてしまうと マップシーンがかなり重くなってしまうんです。
フルカラーに透過色という概念はなく、必然的に下地とタイル 両方にアルファチャンネルを使うハメになってしまいます。
これはヤバイです。
フォグを使わなければいいんですが、そうすると影の処理ができず  キャラが浮いて見えてしまいます。
今回は、キャラの当たり判定を下にずらして 頭が隠れない 処理を施しましたが、これはあんまりやってはいけないことですね。
これをやりすぎると、「なんか不自然な当たり判定で 歩きにくいなぁ」
って ストレスが溜まりますし。
で、この当たり判定は「見えないけど通過できないチップ」を 別に用意して、マップ編集画面で 別レイヤに置いていくだけです。
これが、やはり下地が見えてない状態でやる作業なので カンになります…
作業的に もっともツライ部分がここです…
マップは、絵が完成してからが本番ですな…
以上、マップの愚痴レポでした。
そうそう、ここのスクリプトは、パラさんの「一枚絵を背景化」スクリプトを 使わせてもらってます!
そう…あのスクリプトとさえ 出会わなければ…
でも、出会いは運命だったのよ…そして運命はエターナルへ…(※ 注) 後日、掲示板にてゲンマさんから解決法を伝授していただきました。ありがとうございました!

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