主人公組の顔ができてきたんでヒロインのプリメイラ様も修正。
ドット絵が少しピンクの入った金髪だったのでそれに合わせました。
ロスメリアの時もそうでしたけど、前のはちょっと表情が冷たかったんで優しめを意識しました。どうしても表情キツくなっちゃうんですよ、意識して描かないと。
あと土術師(ベル)の顔グラ以降は解像度を3倍くらい上げて描くようにしてます。
ぶっちゃけ前のは300x300pxくらいで描いてましたからね。
どうせ縮小して細部が潰れるし…とか完全にナメてた節がある。
ところで絵って「上手くなる」か「上手くならないか」の話が多い気がする。
こうすれば上手くなるとか、こうだから上手くならないとか。
技術のベクトルが「上手くなる」という1方向だけというか。
要するに。
「絵を描く技術というものは、一度身に付いたらそれ以上劣化しない」
ってイメージの人が多い気がするんです。
でも実際は違う。
絵を描く力は劣化しうる。
技術は今のレベルを維持するのにもエネルギーが必要で、定着化にも技術が必要。
人の手で生み出す創造物は生モノであり、常に移り変わる無常のものである。
これは別に絵に限った話ではなく、技術全般に通じるものだとおもう。
そのベクトルは「上達する」の1方向だけではない。そんな夢みたいな力では無い。
人の手で作る以上、品質にムラが出るのは当たり前なんです。
今、探検隊で顔グラを描いてるじゃないですか。
出来上がった時の気持ちを正直に言うとね、「納得いくものができた」という達成感よりも「この品質を維持できるのか?」という不安の方がはるかに大きいんですよ。さっき描いた絵より出来の悪い絵になるなんてザラなんです。
一般的な絵描きのイメージってこんな感じだと思う。
描く枚数が増えるにつれて少しずつ絵が上手くなっていくような。
グラフの傾きに個人差があってそれが才能の有無みたいな。
絵を描かない人の一般的なイメージってこんな感じだと思うんです。
でも実際はこんなんですよ。
描けば上手くなるどころか、さっき描いた絵よりも下手になってるなんて当たり前。
描き続ければ必ず上手くなる保障なんて一切ないどころか、逆に描けば描くほど品質が落ちる時期もある。その谷の時期、スランプでモチベがゴリゴリ削られる。
一年前、二年前の自分の絵にどうやっても勝てないなんて珍しくも何ともない。
そういう「奇跡の一枚」を経験してる人は少なからずいると思う。
だから絵は生モノなんです。カーチャンの味噌汁の味は常に同じではない。
そんで絵描きって基本的に出来が良い絵だけを他人に見せるんですよ。
この赤点だけを見せるから、外からは「あ~描けば描くほど少しずつ上達してるな」となるんです。だから最初のグラフは間違っていないし、たぶんみんな裏で苦しみながら描いてる。優雅に泳いでる白鳥の足は水面下でバタバタしてるんですよ。
え?
それはお前だけだろさも絵描き全員の話みたいに主語デカくすんなって?
そ…そうですね…すんませんでした…
絵を頻繁に描く人ならば、たぶんそこまで質のムラは出ないとは思う。
あまり意識しなくても技術の劣化は未然に防いでいる状態というか。
けど、絵をそこまで頻繁に描かない人間は話が違ってくる。
えぬのように「半年ぶりに絵を描いた」レベルの人間は常に劣化との戦いです。
本当に、驚くほど、如実に画力は劣化する。いとも簡単に描けなくなる。
だったら毎日描けよって話になるんですけど、そんな簡単な話じゃないんです。
自分の場合はゲーム制作やってたら絵以外にやることが多すぎるし、諸々の事情で数がこなせないケースもあるでしょう。絵描きはとにかく時間を吸われますからね。
仮に毎日描き続けて画力を上げても、手を休めたらすぐに劣化が始まります。
それが嫌なら死ぬまで手を休めずに描け、というのはいくら何でも厳しすぎる。
精神的にも、肉体的にも、時間的にも。まるで呪いみたいに思えてくる。
だから描く枚数を増やすことで劣化を抑える方向ではなく、違うアプローチで劣化を抑えて品質のムラを和らげたい、というのが今日のお話ですね。
絵が上手くなる方法はネットにいっぱい転がってますけど、品質を安定させる方法っていうのはほとんど見たことない気がする。まあ今の画力を維持する話なんて画力上げる話に比べたら地味すぎて誰も求めてないのかもしれませんね。
で、自分なりにいろいろ試行錯誤してる所です。
たぶんかな~り異質なことやってるというか、こんな絵の考え方は今までえぬも見たことがないので日記のネタにはなりそうな気がする。
いや、ひょっとして誰もが一瞬考えることかもしれない。
考えたけどバカバカしいから実際やる気にならなかっただけというか。
ただのネタやろ?まさか本気でそんなこと考えてないよな?ってレベルの話です。
次回は具体的にどうやって品質のムラを無くしていくのかをネタにします。
11/21までの拍手お返事です。
■あら嬉しい、ありがとです
自分も前ほど嫌悪感なく描けてる気がするんで、次の課題「これが劣化しない為にはどうするべきか」に取り組んでます
■グラブルは初期の吉田絵から長い時間をかけてゆっくりじっくり外していってて、その変遷が勉強になりそうだなぁと思いました
■まっすぐ突かないんだ
■あのプレーン感が主人公っぽさを出してて分かりやすい記号として機能しているんでしょうね。安心感というか実家にいる感覚というか
■お気に召したようで何よりです
自分も今の方向が合ってる気がしてるので、ここから変な方向に逸れないように慎重になりたいなぁと思ってます
■ゲームバランスは確かにとても大事なんですけど、やっぱり最後の決め手になるのはそのバランスの外にある「また遊びたいと思える何か」で、それをどうやってシステムに刻み込むかがそのゲームの個性や魅力になるんだろうなぁって
■プレイヤーだってバランスが良いから遊びたいのではなく、バランスが取れているのは大前提としてそれとは違う何かを求めて遊んでいるんじゃないのかなぁって
■自分も思い入れはあるからできれば殺したくはなくて、どうにかして殺さずに自分のやりたいことができるかいっぱい模索はしてるんですけどね…なかなか難しい
■ふわふわもこもこやぞ
■アホ毛は世界を救う
■そういやマジェの格闘でなんか秘孔を突くようなアクションの攻撃ありますね
効果は単にリアクションスキル無効ってだけですけど
■マルクくんはマルク編よりもロスメリア編の方がより曇っていく気がする
まあ死んじゃう話だから当たり前か
■人の心とかないんか?
■ますますロスメリアさんの薄幸に磨きがかかるな…
■ショタに釣られる人が多そうならあんまりマルク編で冒険できなくなっちゃうなぁと思ってるんですけど拍手コメントの反応を見る限りでは冒険しちゃマズそうだなぁと思い始めてる…
■うちの旅館で楽に首を吊れるとは思わへんことやね(ぶぶ漬けを出しながら)
■マルクくんはほっぺたを何度も何度も何度も描き直してとにかくほっぺたに力を入れたんですよ。ほっぺた推しなんです
■ヨウコ編はまあ想定外だったけどさすがにマジェはああはならないでしょう
でもそこまで遊んでくれる人は大切にしたいですね
■なんか自分で考えた一次創作のキャラなのに作ってる時は二次創作してるみたいな「作者とはいえそのキャラの考え方は自由に決められない」みたいな感覚になるんですよね。コイツにこう言わそう、じゃなくてコイツならこう言いそうって感覚で作ってるというか
■肩書はほぼ変わんないけど別人なので周回の時はまっさらのユニットになってる
新人だけ先輩になるかな
■奴はいったい何ミンウなんだ…
■わたし殺しましょうあなた殺しましょう
■とてもうれしい。頑張った甲斐があるというもの
■かわいいじゃねえか…
■そっちの矢印あんま出てないからなぁ…
■じつは同い年なんですけどやっぱそうは見えないか…
最近さらに好きになりました!!