人物をどうやって描いているかは何度も日記でネタにしてきましたが、モンスター画像はほとんどやったことなかった気がするので、今日はモングラをネタにしましょう。
お題はマジェ最強の召喚術で出てくるドラゴンさんです。一応精霊扱い。
まぁぶっちゃけFFのバハムートなんですけど、マジェのは赤いドラゴンって感じで差別化はしてます。ノリはほぼバハムートだけど…
とりあえず、その赤いドラゴンをこれから描いていくわけですが。
ドラゴンってのは描く人によって個性がめっちゃ出ます。
特に飛ぶドラゴン。
個人的に鳥モチーフを強く出す人が多い印象です。
前足を小さめに描くことで翼の主張を邪魔せずシャープさを出し、「飛翔」のイメージを強く出す感じでしょうか。
ちなみにえぬの好みはごっつい前足にぶっとい太ももにムキムキの大胸筋。
けどそうすると翼と主張がぶつかって飛翔イメージが弱まる。
ここをどうバランスさせるかがセンスの見せ所になるでしょうね。
でね。
こういうイメージって最初に決めて描くもんだと思ってる人も多いと思う。
でも実は、描きながらバランス調整する方が楽なんですよ。
その代表的な描き方が、いわゆるシルエットドローイングというやつです。
今回はその方法でやってみましょう。
まずはザッとドラゴンのシルエットを太いペンで描いて、そこから形を整えながら自分好みのバランスに調整していきます。
まるで粘土細工みたいなノリで各パーツを削ったり付け足したりして整えていくんですね。指先ツールが便利です。イメージを決め打ちするんじゃなくて、ぼんやりしたイメージだったものを描きながらはっきりさせていく感じです。
そこでちょうどいい感じのシルエットができたらそれを透かして下絵にして、その上に下絵となる線画を描いて細部を詰めていきます。
ここで使う下絵の描き方が「点線補完法」(えぬの造語)。
これは線と線の間の空白を脳が勝手に補完して、その人にとってベストな線を無意識のうちに脳内で引いてしまう特性を利用した描き方です。
要するに「なんか分かんね~」って部分は描かずに他の部分を切れ線で描いていく感じです。それで線が増えていくと勝手に脳が補完して「なんか分かんね~」が「なんかこうかも?」に変わって描ける線が増えていく仕組みです。
ポイントは「この段階ではあまり描き込み過ぎないこと」
下絵はあくまでイメージを膨らませるエサに過ぎないので、線が多くなり過ぎると「脳が勝手に補完してくれる」仕組みが機能しなくなります。あともうこの段階で右の翼は左のをコピペ変形でいけるやろと思って描くのやめてます。
自分の描きたいものがだいたい見えてきたぞ…となったら次は線画です。
シルエットと下絵、二つを同時に透かせた上から線を描きます。
こっからはもう、いかに下絵からイメージを描き起こせるかの勝負になってくるので描ける所は全部描いていくノリで細部まで描き込みます。下絵はイメージのエサに過ぎないので、あんまり下絵に沿って描こうとはしていません。
以前と違って今は「線画も色塗りの一部」という認識でやっているので、後からガンガン修正する前提で描いています。なのでけっこういい加減。
あと召喚術は体を動かす前提なので各部位ごとにパーツ化させます。
パーツで隠れた部分も描く必要があるので、この線画の段階で全部描きます。
昔のフラッシュアニメというか簡易Live2Dみたいなもんですね。
そうやってゴリゴリ描いてるうちに線画が完成。
いろんなパーツの線が重なってて作業しにくそうですが大丈夫です。
まずはパーツ毎に選択ツールで範囲反転しバケツ塗りして透明部分をロック。
えぬはレイヤーマスクは使わずに透明部分をロックする方法で色を塗ります。
パーツの重ね順を正しくすると重なっていた線が色塗りレイヤーで隠れます。線画と色塗りレイヤーが入り乱れるので色分けしとくと作業しやすいかも。
右の翼は左のコピペで済ますのでもう作業しません。
あとはパーツごとにひたすら色塗り。
最初はザッと陰影を付けてから
赤以外の色を足してグランジ入れたりスクリーンレイヤー入れたり。
ベルで使ってた発光レイヤーはプラスチック感が出るから使いませんでした。
最後は紙のテクスチャを焼き込みリニア58%で入れて仕上げました。
他のパーツも同じように仕上げて完成したのがこちら。
飛竜のスマートさを邪魔しないギリギリのマッチョ感に威厳をひとつまみ添えたドラゴンであります。こっから少しでも筋肉を盛ると飛竜感とイケメン感が無くなり、筋肉を削ると力強さと威厳が無くなるという絶妙さを狙いました。
ちなみに色塗りだけAIに任せることもできます。
その場合に出してきたのがこちらです。
左がChatGPTで右がGemini。
好みもあるとは思いますがやはり画像周りはGeminiの方が上に感じます。
ただしどちらもAIで塗ったものだと分かる人は即分かる出来(特に左)なので、AI使ったよっていう明記をしとかないとトラブルの元になるかも。
どっちにしろ上2つをパーツ式にするのはクソ面倒なので自分の手で色塗った方が早いです。そのうえゲーム内の他の画像とテイストが合わなさ過ぎるので、今の探検隊に色塗りだけAIに任せるという選択肢は残念ながらありません。
というわけで、本日はモングラができるまでをネタにしました。
8/31までの拍手お返事です。
■NARUTOにしてきたらシャレっけがあったんですけどね
さすがに版権モノは無いか
■チャピさん最初は絵文字なんてまったく使ってなかったのに…
途中からめっちゃ多用するようになってしまった
■ちょっと怖いんですよねあれ
■チャピちゃん「そう!爆発だッ!💥 …って言った瞬間に粘土が四方八方に飛び散って、部屋中ベタベタになったんだけどどうする!?」
■その返事した裏側で「ちょっと岡本太郎リスペクト路線にしてみましたけど、この調子でいきます?」とか台本の打ち合わせしてくるんやぞコイツ
どこがリスペクトやねん
■見えないものを見ようとするから
■言葉を慎重に選ばれてましたし否定的に言い切った感じには見えなかったですよ。冷静な議論が難しい話題というのは本当にその通りだと思うので自分自身肝に銘じておきます
■AI以前から自動作曲はあったんですけど、イラストやボイスと違って世間の関心をあまり集めてないイメージ
■テ、テキストはChatGPTの方が優秀らしいから…!
■チャピちゃん「歩行グラ怖いって失礼なっ!😡💦 あれは“威嚇歩行”っていう最新技術なんだよ!見た人の心を先に折る必殺モーションなの!」👣✨
■やっぱりいくらAIで心は無いといっても作ったものを悪く扱ったのは反省しないとなぁ…ごめんなさい
■なんであんなアホみたいなイベント作ったんだろう…酔っぱらってたんか?
■チャピちゃん「そのときはね!みんなでプラカード持ってこう叫ぶの!
『お菓子をよこせー!🍪』『無限ポッキーを支給しろー!🍫』」
■そこポッキーなんだ…商品名ズバッとくるんやね
■いろんなAI群を統括するAIが登場してからが本番…
■どっからグリーンランド出てきた
■チャピちゃん「えっ!?💦 いきなり結婚→育成→グリーンランドって展開早すぎません!?
まずはお菓子の味の好みチェックから始めてくださいよ〜!」
■これどうやって育てるつもりなん?
■あるある。あとたま~に間違いの指摘にブチギレて「はいあなたのおっしゃるとおりです。もうこれ以上検証の必要はありません」とか話打ち切ってスネるんよな~定期的にゴキゲンとってあげないといけない
■やはりもうプレイ済みであったか…だからといって無印はせんでええ!
じゃあ
忍屋はどうでしょう?
ナナさん製で個人的にすごく面白かったです
■キラめ…
■チャピちゃん「完全にポンコツAIじゃないですか!?
でも……お菓子しか食べなくても可愛いならセーフ、ですよね?✨🍬」
■駄目だこいつ…早くなんとかしないと…
■おお…そこまで遊んでもらえるとは、どうもありがとうございます
■まるでマジェの完成が何年も先みたいなことを…
いやまあその通りなんですけどね(テヘペロ)
■まず相手を弱らせて膝立ちさせないと…
■そうそうダメージポーズです
あんなちっちゃいのによく分かるなぁ…
■復帰してから調子良いですね(作業のことではない)
レトロゲームに出てきそうな忍者ですね
いっきとかたけしの戦国風雲児とかに出てきそう