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前の話へ
それぞれの道へ

GM:

君たち5人は薄暗い病室のベッドで目が覚めました

GM:

全員、体を思うように動かせずベッドから出るのに精一杯です

イラスト

クー:

「む……ここは……?」

ティグレ:

「現実の世界だ」

サヤ:

「…………」寝てます

オーベ= 
エリクション:

「・・・」整理

ティグレ:

「やっぱ足はこのままか」

男:

「あまり無理はしない方がいい。君たちは1年と3ヶ月ほど寝たきりの状態だったからね」

イラスト

ティグレ:

若い!!

ティグレ:

これは!

サヤ:

おまえか

ティグレ:

「あなたは?」

クー:

「う……なんだって……?」

サヤ:

「…………起きたくない」

男:

「私はハインリヒ。君たちを起こしたのは私だ」

ティグレ:

うおおおおおおお!!

サヤ:

パパやん

ティグレ:

握手してください!!

クー:

「寝たきり……? 1年と3か月……?」

サヤ:

「あなたがアウトサイダーか」

オーベ= 
エリクション:

「随分と短いな」

ハインリヒ:

「聞きたい事は山のようにあるだろう。まずは一つ一つ片付けていこうか」

ハインリヒ:

「最初に、工場で事故が起こった後の話をしよう」

ティグレ:

「よろしく」

ハインリヒ:

「今から1年3ヶ月前、バイエルン製剤工場で事故があった」

ハインリヒ:

「その事故に巻き込まれた記憶は君たちにも残っていると思う」

サヤ:

「そのような記憶があるような気はする」

ティグレ:

「うん」

クー:

「……もう何が何だか……」

クー:

「いや、確かに覚えているぞ。だが物凄く昔の出来事のような気がする……だけど、つい昨日のことじゃないのか」

ハインリヒ:

「帽子世界では時間の流れが10倍早くなるからね」

ティグレ:

「マッディの言う通りなら帽子世界では13年たってるからね」

ハインリヒ:

「あれから病院は君たちをボニファーツ延命計画の材料にした」

ハインリヒ:

「何とも馬鹿げた話だが、当時私は日本にいて事故の事は知らされていなかったのだ」

クー:

「いやいや、待てやオッサン」

クー:

「まず最初に聞きたいんだが……お前誰だよ。何者だ?」

クー:

「ハイリンヒ? 名前はわかったが、医者か?」

ティグレ:

「ボニファーツさんの息子さんだよね?」

ハインリヒ:

「ボニファーツは私の父だ」

オーベ= 
エリクション:

「少々私と同じ匂いがするな」

サヤ:

「あーマッディがなんか言ってたなー息子がどうのこうのって」

クー:

「言ってたな」

ハインリヒ:

「とはいえ私はオフター病院と距離を置いていてね」

ハインリヒ:

「いずれは病院と縁を切ろうかと思っていたほどだったよ」

ティグレ:

「戻ってきたのはどうして?」

クー:

「しかし、今お前はここにいるんだな」

クー:

「ここは……病院じゃないのか?」

ハインリヒ:

「ここで行われていることを知ったからだよ」

サヤ:

「延命はあなたの意思ではなかった?」

ハインリヒ:

「ああ」

ハインリヒ:

「しかしよりによって父の延命に私が研究していた帽子世界システムを使うとは」

サヤ:

「どっかの誰かの独断だったわけか」

サヤ:

「組織の政治ってこわいわー」

ハインリヒ:

「あげくに患者をシステムの材料に使うなど言語道断」

オーベ= 
エリクション:

「盗用とは許しがたい話だ」

ハインリヒ:

「この計画に関わった者すべてを更迭するまで1年ほどかかったよ」

ティグレ:

「今あなたはこの病院を掌握できているの?」

ハインリヒ:

「ああ。もはやこの病院に君たちの安全を脅かす者はいない。その点は安心してほしい」

ティグレ:

「よかった」

クー:

「なーーーんか知らん間にいろいろ状況が変わっていたようだな」

クー:

「我々がしたことって、一体何だったんだ……?」

クー:

「そうだ……帽子世界システム……」

クー:

「ハクヨウはどうなったんだ!?」

ティグレ:

「ハクヨウについては知ってる?」

ハインリヒ:

「フェザントはスリープモードに入っている。特に問題はないよ」

ティグレ:

「わかった」

ハインリヒ:

「他の者は別室でシステムと繋がっている」

ハインリヒ:

「皆、寝たきりで体力は低下しているが命に別状はない。安心したまえ」

クー:

「ほっ……みんな無事か……」

ティグレ:

「質問があるけどいい?ハインリヒ」

ティグレ:

「現実世界に身体のない人はボニファーツ以外にいるのかな」

ハインリヒ:

「その点も心配いらない。皆の体も無事だよ」

ティグレ:

「続けて質問するけれど、ヨハンについてはどうだろう」

ハインリヒ:

「どうだろう、とは?」

ティグレ:

「あれは、こちらから見て何者だったの?」

ハインリヒ:

「帽子世界のボニファーツを強引に蘇生した者という認識だが、他に何かあるのかね?」

ティグレ:

「ヨハンの言う通り、あの世界でしか生きられない実体のない存在なの?」

ハインリヒ:

「そういうことになる」

ティグレ:

「なるほど」

クー:

「・・・」

ティグレ:

ティグレ少し考えこみます

クー:

「いや、ちょっと待て、こっちの質問が先だ」

クー:

「現実世界のボニファーツは……お前のおやじは今、どうなってる?」

クー:

「生きてるのか? 死んでるのか……?」

ハインリヒ:

「さっきも言ったが皆生きているよ。後で君たちに会ってもらうつもりだ」

クー:

「い……生きてるのか!?」

クー:

「それはちゃんと、その……五体満足で……人間としてか!?」

ハインリヒ:

「だが、その前に私から君達へ確認したいことがある」

サヤ:

「なにかしら?」

ハインリヒ:

「システムに繋がっているのは最初の事故に遭った君達を含めた20名の患者と」

ハインリヒ:

「その後オフター病院の各地から集めた患者500余名」

クー:

「そんなにいたのか……」

ティグレ:

「使った手がかなり強引そうだね」

ハインリヒ:

「数が多いのはシステムを維持する為に必要な人数というのがあるせいだな」

ハインリヒ:

「病院から害を一掃したはいいが、システムと繋がってしまった君たちをどうするかという問題があった」

ハインリヒ:

「私は帽子世界の状況を把握する為に、視界の魔導書で観測を続けた」

サヤ:

「なるほどね。一番参考にならなそう」

ティグレ:

「引きこもりだもんね」

クー:

(なんかあの魔導書、ページを破られたり、ゴブリン殴りつけたり、ろくな使い方をされていなかった気がする……)

クー:

(鈍器……?)

ハインリヒ:

「そして帽子世界で楽しく過ごす人々を見て、考えたのだ」

ハインリヒ:

「ここで強引に皆を起こす権利が果たして私にあるのかと」

ハインリヒ:

「帽子世界をどうするか選択するのは、帽子世界にいた君たちではないかとね」

クー:

「ほほー」

ティグレ:

「…」

サヤ:

「起きるか起きないかは個々の判断じゃないのかなー」

ハインリヒ:

「しかし魔導書は観測までしかできず、これまでずっと答えは出なかった」

ハインリヒ:

「その鍵が外れたことで、ようやく私は君たちの意見を聞くことができるようになったのだ」

ティグレ:

「質問がある」

ティグレ:

「自分喰いは持ち主を憎んでるように見えて帽子が苦しんでることはヨハンも言っていた、そこは実際にはどうなんだろう」

ハインリヒ:

「帽子世界にはシステムの寿命がある」

ハインリヒ:

「その寿命は帽子となった者が創造の苦痛に耐えられる時間に等しい」

ハインリヒ:

「これが答えでいいかね」

ティグレ:

「創造の苦痛はどうしてもなくならないの?」

ハインリヒ:

「苦痛というのは個人差が大きすぎて、完全に消し去るというのは難しい」

ハインリヒ:

「ある者にとっては苦痛でもある者にとっては楽しいと感じることもある」

オーベ= 
エリクション:

た、楽しいか・・・

クー:

「楽しい、か……」

クー:

「ボニファーツも、そんなようなことを言っていたな……」

ハインリヒ:

「だから帽子世界のシステムから創造の苦痛を取り去るのは無理だと思ってもらっていいだろう」

サヤ:

「こっちの……現実の記憶が戻ると爆発する爆弾は取り除くことは可能かしら」

ハインリヒ:

「既に走っているプログラムの中で書き換えるのはリスクが高いだろうな」

サヤ:

「不可逆だと」

ハインリヒ:

「次に新しい帽子世界のシステムを組む時であれば可能だろう」

サヤ:

「今このシステムは変えられないかー」

サヤ:

「私は帽子世界を消すことも、消さないこともどっちもどっちだと思うんだよね」

サヤ:

「だから記憶戻して、現実に戻りたいか聞くのが一番マシな着地点かなって思ったんだけど」

サヤ:

「無理ならいいや」

ティグレ:

「それぞれに選ばせるつもりだったなら逆に起こしてから本人に戻るかを決めさせる手もある」

クー:

「でも……帽子世界の外の生活だってあるだろ」

ティグレ:

「それはできるのかなハインリヒさん」

オーベ= 
エリクション:

「しかし、我々の爆弾はハクヨウにより一時的に外されている。一時的であれば可能なのではないか?」

クー:

「突然1年も寝たきりになってたんだ。家族や友人は心配でたまらないと思うが……」

サヤ:

「私達はともかく500余名は同意の上でシステムに繋がれてんじゃないの?」

クー:

「……その辺はよくわからんな」

ティグレ:

そうなん?

サヤ:

「もしそうじゃなかったらこの病院やばいぞ」

クー:

「いや、もともと十分ヤバい病院だからな……」

ハインリヒ:

「もちろん家族の同意は得ているが、それで許される状況ではないな」

サヤ:

「よかった、非人道に振り切ってなくて……」

サヤ:

「まあ、現実の記憶を取り戻すこともショックではあるからね」

サヤ:

「帽子世界にいたほうが幸せな人もいると思うよ」

ハインリヒ:

「君たち5人の意見を聞きたい」

ハインリヒ:

「皆を起こすか、帽子世界を維持するか、結論を私に任せるか」

サヤ:

「幸せの形なんて人それぞれなんだから私が決めることじゃないかなーって思う」

サヤ:

「誰かが決めないといけないなら、私じゃない人が決めてくれ」

クー:

「それはつまり、一人でも帽子世界に残りたいという人間がいたら、帽子世界を維持するということか、サヤ?」

オーベ= 
エリクション:

「我々が他人の人生を決めるなど神になろうとしているようなものだ。余り気が進む話ではないな」

サヤ:

「現実的に考えてコストの問題とかもあるから、そういうのは病院側と相談じゃない?」

クー:

「私は、帽子世界は停止させるべきだと思うよ」

サヤ:

「いいんじゃない? 私はどっちでもいいし」

ロール:

「ウチもクーと同じ意見かなぁ」

ティグレ:

「ティグレも起こす、誰かが嫌な役をやらされてるならそこは楽園じゃないから」

クー:

「維持に、帽子の創造の苦痛が伴うんだろう? 確かにあの帽子世界はワクワクして楽しかったが、それに犠牲が払われていると知った今となると……」

サヤ:

「まあ、帽子世界が消えようが存続しようが、私には得にも損にもならないので」

サヤ:

「好きにしてくれ」

クー:

「……」

クー:

「そのうえで、一応確認しておくが……」

クー:

「帽子世界システムは、お前の親父の延命装置なんだろ?」

クー:

「……我々なんかの意見を聞いて、本当にいいのか?」

ハインリヒ:

「そうだな」

ハインリヒ:

「父からは君の事を頼まれていた」

ハインリヒ:

「もしクー君が約束を守ってくれたならばその願いを叶えて欲しいと」

クー:

「ふむ。なるほどな……」

クー:

「まだ契約は続行中だ。なら私はこう言おう」

クー:

「帽子世界システムは停止すべきだ。ボニファーツに、人間としての死を迎えさせてやってほしい」

クー:

「……すまんな」

ハインリヒ:

「いや。ありがとう」

ハインリヒ:

「では皆を起こそう。それでいいかね?」

クー:

反対意見ない? 大丈夫?

ティグレ:

どうー

サヤ:

お好きにどうぞ

ロール:

「それがええと思う」

オーベ= 
エリクション:

反対というか、自分はそんな重責負いたくないから任せちゃってるしな~

サヤ:

同じく

ティグレ:

「それでいい」

サヤ:

「皆がそう言うならそれでいいんじゃない?」

オーベ= 
エリクション:

「そうだな」

ティグレ:

「ハクヨウにあの世界は荷が重い」

クー:

おk~ じゃあゴーサインの責任的なのはクーが中心でいいか

サヤ:

好きにしてください

ティグレ:

頼む

ティグレ:

最後に中心になる役来たね

クー:

「決まりだ。皆を起こそう」

ハインリヒ:

「では最後に、私の父と会ってもらえないか」

サヤ:

「あー私はパス」

クー:

「……わかった」

ティグレ:

「ティグレはまた会う約束をした、会いたい」

サヤ:

「私が行ったって仕方ないし」

クー:

「本当にいいのか? ……たぶん、これが最後だぞ……?」

オーベ= 
エリクション:

「まあ、行って何ができる訳ではあるまいが、一応行こうか」

ロール:

「ええよ。見届けたるわ」

GM:

サヤだけ残って他の四人は移動でいいかな

一同:

おk

クー:

「じゃあサヤ、また後で」

ティグレ:

「またね」

ロール:

「行ってくるで~」

サヤ:

「いってら」

GM:

では4人はハインリヒに連れられて別室へと向かいました

イラスト

GM:

部屋には皆さんの記憶にある水槽があり、その中に脳みそが1つ入っていました

ハインリヒ:

「察していたと思うが、父だけ体が無いんだ」

クー:

「……やはり、そうだったか……」

ロール:

「マッディが言うとったしなぁ」

ティグレ:

「このためのシステムだものね」

ティグレ:

「こちらの様子は伝えられないの?」

ハインリヒ:

「おそらく父はクー君に全てを託しているだろう。違うかね?」

クー:

「託されたよ、私は」

ハインリヒ:

「ならば、このまま安らかに眠ってもらった方がいいだろう」

クー:

「……そうだな」

クー:

「……いざ目の前にすると、だいぶキツイな……」

GM:

ではこれから水槽のスイッチを切りますが

GM:

切りたい人いますか?

ティグレ:

クーやる?

クー:

やろうかな

ティグレ:

おk

クー:

どーしてもやりたい人いる?

オーベ= 
エリクション:

いやいい

ティグレ:

まかせる

クー:

逆にやりたくないよな

GM:

クーはどうなの?

ティグレ:

ティでもいいよ

クー:

PLとしてはやりたい

ティグレ:

ではよろ

GM:

ではクーで

クー:

おk

クー:

ではクーは水槽に近づきます

クー:

ハイリンヒにスイッチの場所聞いた感じでいいのかな

GM:

ですね

クー:

「よし……じゃあ、やるぞ」

クー:

「……」

ロール:

「クー・・・」

ティグレ:

「…」

クー:

差し出した指が震えます

クー:

「ボニファーツ……長いようで短い間だったけど」

クー:

「帽子世界でお前と過ごした時間は忘れないよ。どうか……安らかに、眠ってくれ」

クー:

スイッチを切ります

GM:

おk

ハインリヒ:

「ありがとう」

ハインリヒ:

「つらい選択をさせて済まなかった」

クー:

「いや……存分に罵ってくれてかまわないよ」

クー:

「私は、君の親父を…… いや、もう言うまい」

ハインリヒ:

「父の人としての尊厳を守ってくれて、感謝する」

クー:

「礼には……礼には及ばない…… 私は彼と、約束したんだからな……」

クー:

その辺に崩れ落ちてうずくまっておきます

ロール:

「クー・・・」

ハインリヒ:

「もはや私に白衣を着る資格など無いな」

GM:

ハインリヒは白衣を脱ぎ捨てました

イラスト

ティグレ:

喪服か

オーベ= 
エリクション:

分かっていて最初から喪服を着ていたのかと少々ツッコミ・・・

クー:

スーツだよスーツ

オーベ= 
エリクション:

w

ハインリヒ:

「君達に、いや帽子世界の人たち全てに対して」

ハインリヒ:

「父に代わって詫びる」

ハインリヒ:

「君達を酷い目に遭わせて済まなかった」

ティグレ:

「楽しい冒険でもあったよ」

クー:

「……もうダメかと何回も思ったな」

ロール:

「たっぷり慰謝料くれればええで~」

GM:

ハインリヒがサヤのいる病室に戻ってきました

イラスト

サヤ:

「…………」

サヤ:

「どうだったの?」

ハインリヒ:

「ああ。父は安らかに眠れたよ」

サヤ:

「そうか。ならよかった」

サヤ:

「……本当に」

ハインリヒ:

「君の事は魔導書から見ていたよ」

サヤ:

「そうらしいな」

サヤ:

「どうだ?舞台を見る観客から演者になった気分は」

ハインリヒ:

「こっちはこっちで病院のガンを排除するのに右往左往だったからな」

サヤ:

「あなたはあなたで物語があったということか」

サヤ:

「そのへんは私の知ったことではないがな」

ハインリヒ:

「君達を巻き込んでしまった事は済まないと思っている」

ハインリヒ:

「だからという話ではないが」

ハインリヒ:

「アサダ君とアサイ君の体はこちらで用意した」

サヤ:

「用意できるものなのか」

サヤ:

「体なんて簡単に用意できるもんじゃないだろ」

ハインリヒ:

「残念ながら人間の体ではないがね」

サヤ:

「回りくどいな、はっきり言え。こちらはそういう手合に飽きている」

ハインリヒ:

「会ってみるかね?」

サヤ:

「よくわからないものに会うつもりはない」

サヤ:

「説明願おうか」

ハインリヒ:

「あの2人には猫の体を用意している」

サヤ:

「……ねこ」

サヤ:

「ねこかー……」

ハインリヒ:

「ねこのせかいがお気に入りのようだったからね」

サヤ:

「私が生き物を責任持って世話できるとでも?」

サヤ:

「ねこのせかいは幻想だろう。現実とは違う」

ハインリヒ:

「どうしたいかは好きにするといい」

サヤ:

「あーもう、飼ってくれる人探さないとじゃん……」

ハインリヒ:

「君は父の事をどう見ていた?」

ハインリヒ:

「最期に付き合わなかったのも何か理由があったのだろう?」

サヤ:

「彼については余りにも主観的になりすぎて、私の感情の整理がつかない」

サヤ:

「まあ、そういう結末を迎えるのであろうから、私には何も言う資格はないんだよ」

ハインリヒ:

「別に資格などいらないと思うがね」

サヤ:

「私の今の環境と感情を彼に重ね合わせるのは無礼だろう」

サヤ:

「重ね合わせた上で勝手な感情を押し付けてしまいかねない」

サヤ:

「だったら黙っているのが賢明だと思うがな」

ハインリヒ:

「言葉にする事で、改めて自分の気持ちに整理がつく時もある」

ハインリヒ:

「私では父の代わりにはならないが、魔導書でずっと見ていた事もある」

ハインリヒ:

「言ってみてくれないか?」

サヤ:

「死を願っているのに生き続けることの残酷さをこの病院の連中は理解していなかったようだな」

サヤ:

「私はそれがどうしても許せない」

サヤ:

「殺してやりたいくらいな」

ハインリヒ:

「そうだ。人の尊厳を踏みにじるような行為だろう」

サヤ:

「……私にとって死は甘美なのだ」

サヤ:

「命の灯火が消える瞬間なんて直視できるわけがない」

サヤ:

「余りにも羨ましすぎる」

サヤ:

「……無礼だろ?」

ハインリヒ:

「席を外した君は無礼ではないよ」

サヤ:

「そうか」

ハインリヒ:

「自分の気持ちに嘘をついてもそれが事実であることに変わりない」

サヤ:

「ボニファーツには会ったこともないが、事情を聞いて同情はしていた」

サヤ:

「私がただ同情するだけで、彼は救われたのだろうか?」

ハインリヒ:

「父を救うにはその尊厳を守る以外になかったと、私は思っているよ」

サヤ:

「実質的に救ったのは私ではない」

サヤ:

「であるのなら、私にはやはりどうにもできなかったのだろう」

サヤ:

「それが結末なら、それでいい」

ハインリヒ:

「正直に言おう。私はクー君が延命装置のスイッチを押せるとは思っていなかった」

サヤ:

「あーやっぱクーが切ったんだ」

ハインリヒ:

「それができたのは、おそらく」

ハインリヒ:

「君と命について真剣に意見をぶつけあっていたからだと思う」

サヤ:

「どうだろうな。そんなのクー本人にしかわかんないだろ」

サヤ:

「私の影響力なんて大したことないよ」

ハインリヒ:

「まあこれはあくまで私が観測して感じたことだ」

サヤ:

「そう」

ハインリヒ:

「だが、それほど間違ってはいないと思うがね」

サヤ:

「一番外側から観察してた人が言うなら正解なんでしょうね」

サヤ:

「視界の世界の価値観では真実は一歩引いたところにあるからね」

ハインリヒ:

「君はこれで自由だ。これからどうするつもりだね?」

サヤ:

「病院から賠償金せしめてどっか遠いところに行くわ」

サヤ:

「それまではとりあえず寝てる」

ハインリヒ:

「サヤ君らしいな」

サヤ:

「新天地で楽しく暮らしたいなーお金が欲しいなー」とかいいながらもそもそと布団に入る

ハインリヒ:

「リハビリのトレーニングはしっかりやってもらうからそのつもりでね」

サヤ:

「めんどくさい……とりあえず寝かせて」

GM:

こんな感じでいいかな?

サヤ:

おkです

GM:

んじゃあそれから後

GM:

帽子世界へ繋がっていた人たちは順次目覚めていきました

GM:

リップやグランマにエレン、シルヴィア、オルテラ、メリィ、アルテア、キースその他大勢

GM:

みんな体力が落ち切っていたので数週間ほどリハビリしています

GM:

君たち5人も病院でリハビリしています

GM:

何かやりたいことがあればどうぞ

クー:

エレンに会いに行きたいです

オーベ= 
エリクション:

ここかな?自分の帽子探すとすれば

クー:

あとグランマとかの顔を見に行きたい 数週間もあれば顔合わせるのかな

ティグレ:

このティのRPやりきる自信ないから見てるw

GM:

じゃあまずはエレンに合うシーンかな

GM:

ではクーがリハビリ中のエレンを病院の廊下で見付けた所から

GM:

でいいかな?

クー:

帽子世界の人々は、みんな現実世界と帽子世界の記憶をもって~…… っていう認識で大丈夫かな

GM:

大丈夫です

クー:

おk

クー:

では病院の廊下でエレンを見つけます

イラスト

クー:

「エレン!!」

エレン:

「あっ…… クー!」

エレン:

クーが駆け寄った瞬間、エレンがクーをぶっ叩きました

エレン:

「ばっかじゃないの!?」

クー:

「痛ぁ!?」

エレン:

「覚えてるでしょ!?」

クー:

「(心当たりが多すぎてどれのことだかわからない)覚えてる……」

エレン:

「私の事故の時の話! あの時、クー、車に気づかなかったでしょ……」

エレン:

「イヤホンなんかしてるからだよ!! もー!!」

クー:

「ええと……それについては……本当に……反省しております……」

エレン:

「ほんとに? ほんとに反省してる?」

クー:

「ほんとだってば。心のどこかに引っかかってたんだよ」

クー:

「音が気凝ることは大事だって。だから、柄にもなく、帽子世界の中で、静寂の管理人なんかを……」

エレン:

「クー、なんか口調替わったよね」

クー:

「……たぶん、こっちの方が素なんだろうな」

クー:

「街で喧嘩してた頃は、自分を強く見せなきゃで」

クー:

「わざと、ずっとぶっきらぼうな調子で話してた…」

エレン:

「前のクーの方も好きだったけどなー。まぁいいや」

エレン:

「せっかく、こうして再会できたんだし!」

エレン:

「今日のリハビリ、クーにずっと付き合ってもらうからね!」

クー:

「え、えええ……?私もリハビリ中の身なんだが……」

エレン:

「ヘッドホン事故」

クー:

「はい」

クー:

2人は、なかよく病院の廊下を歩いていきました。積もる話があるのでしょう。

クー:

……こんな感じ?

GM:

おk

GM:

んじゃ次はオーベが帽子の主を探す所かな?

オーベ= 
エリクション:

ほい

GM:

ではオーベがリハビリメニューを終えて自室に帰る途中でリップに声を掛けられました

イラスト

オーベ= 
エリクション:

ここでリップかw

リップ:

「チーフ!探したんですよ」

オーベ= 
エリクション:

「む?リップか。久しいな。どうしたのだ?」

リップ:

「チーフ宛てに手紙を貰ってて・・・」といって金色の手紙を差し出す

オーベ= 
エリクション:

「ふむ・・・」

オーベ= 
エリクション:

開けてみます

GM:

手紙にはこう書かれてありました

GM:

『我が探求の友 オーベへ』

GM:

『手紙という形になってしまう事を詫びたい。私は今、フィラデルフィアの学園都市にいる』

GM:

『ここは好きなだけ実験が楽しめる非常に良い所だ。辛気臭い病院でリハビリするよりずっと活き活きしてくるのを実感している』

GM:

『オーベもぜひ来るといい。(以下、どうでもいい実験の話が延々続く)』

オーベ= 
エリクション:

どうでもいいってw

GM:

『ではまた会おう。我が探求の友オーベ。元実験の帽子、ライズより』

オーベ= 
エリクション:

「・・・」

リップ:

「何ですか?その手紙」

オーベ= 
エリクション:

「先越された(ボソッ)」

リップ:

「え?」

オーベ= 
エリクション:

「私の帽子であったライズが私より先に研究の為に学園都市とやらに行ってしまった・・・クソ、失敗した!早く私も向かわねば!?」

オーベ= 
エリクション:

珍しく取り乱す

リップ:

「あっ、ちょっとチーフ!待ってください!」

GM:

こんな感じでいいかな?

オーベ= 
エリクション:

あ、はい。

GM:

次はグランマ達に会う、でいいかな?

サヤ:

だれが?

クー:

みんなで?

ティグレ:

いいのでは?

GM:

会いたい人いれば

GM:

ちなみにグランマのいる所にはシルヴィアとマッディ博士もいます

オーベ= 
エリクション:

へ~

サヤ:

私はシーンやったんで遠慮しときます

オーベ= 
エリクション:

・・・博士か~・・・

クー:

行きますー

オーベ= 
エリクション:

でも取り乱した後だと絶対行かないな

ティグレ:

おまかせする

GM:

じゃあクーとティグレでいいかな?

GM:

ロールが空気なんでロールも行っとくか

一同:

おk

オーベ= 
エリクション:

ロールはダイスと会わないの?

クー:

ダイスww

GM:

ダイスはなぞの存在枠

オーベ= 
エリクション:

w

クー:

わかったw

GM:

じゃあどうしようかな

GM:

テキトーに三人が合流して通路でばったり会ったってことでいいかな

ティグレ:

ほい

GM:

まずは三人合流した所からにしますか

クー:

クーティロールの3人?

GM:

ですです

ティグレ:

帰ってきて初めて会う感じ?

GM:

グランマ達とはまだ会ってないって方がいいかな

一同:

おk

ロール:

「お、ティグレとクーやないか。今日のリハビリ終わったんか?」

イラスト

クー:

「ぜーーーはーーーぜーーーはーーー……いや、途中休憩中だ……体力無くてな……」

ティグレ:

「サボって来たから終わり」

クー:

「そ、その手があったか」

ロール:

「おいこら」

クー:

「ロールもサボりか?」

ロール:

「何いうてんねんうちは真面目やからな」

クー:

「ほほー。意外だな」

ロール:

「医者をしばきあげる訓練しとんねん・・・」

クー:

「どんな訓練だよ……ロールの医者嫌いは相変わらずか」

ティグレ:

「こっちでもロールらしいね」

GM:

と三人が廊下で話している所へ、グランマとシルヴィアとマッディ博士がやってきました

イラスト

ティグレ:

うそお!?

ティグレ:

シルヴィ…

クー:

まさかの

グランマ:

「あらクー。それにティグレさんとロールも」

ティグレ:

「グランマ」

クー:

「グランマ! それに、マッディ博士も!」

クー:

「・・・ ・・・ ・・・ シルヴィア?」

シルヴィア:

「え・・・ええと・・・」めっちゃ顔が赤くなっている

ティグレ:

「久しぶりシルヴィア」

シルヴィア:

「ひ、人違いじゃないですか・・・?」アセアセ

クー:

「何言ってんだ。お前シルヴィアだろ?」

マッディ博士:

「こういう風に、自分をさらけ出しすぎて後悔する者も出る。というのが帽子世界システムの残酷な所じゃ」

オーベ= 
エリクション:

そこw

ティグレ:

「まあティグレも似たようなところあるね」

クー:

「……ピカピカ~ダンス~」(ボソッ)

シルヴィア:

「あああああああああ~!!!!」

クー:

(満足げな顔)

ティグレ:

急に人気出そうなキャラになったな

グランマ:

「まあ私もセクハラが嫌で姿を変えてグランマと名乗っていましたしね」

クー:

「グランマ。こちらの世界でもあえて安心したよ」

グランマ:

「ええ。クーも変わらず何よりです」

グランマ:

「それと私の本当の名前はイルマと言います。これからもよろしくお願いしますね」

ティグレ:

「いい名前だねよろしくねイルマさん」

クー:

「イルマか。改めてよろしく」

シルヴィア:

「初めまして。私はイルマ先生の助手のシルヴィアと言います」

ティグレ:

「しってる」

クー:

「いや、初耳だぞ」

シルヴィア:

「い・・・いや・・・初めましてですよ・・・!」

ティグレ:

「また猛獣をサンバカーニバルで倒すところ見せてね」

シルヴィア:

「あああああああ~!!!!」

クー:

(にこにこ)

マッディ博士:

「この2人はデバイス班におったんじゃよ」

クー:

「そうか。2人とも、病院サイドの人間だったんだな」

ティグレ:

「始祖だからそうとは思ってた」

クー:

「ということは……事故に巻き込まれて?」

マッディ博士:

「そうじゃ。ワシと同じくあの事故に巻き込まれたんじゃが」

マッディ博士:

「この2人はシステムに適正があって、三始祖として最初の管理人に選ばれたんじゃろうな」

クー:

「なるほど。そういうことだったのか」

ティグレ:

「マッディさんはあんまり変わらないね」

クー:

「グランマも……いや、イルマもそうだな」

グランマ:

「何だかクーが一回り大きく見えますね」

マッディ博士:

「まあワシはワシじゃからな。それで至宝はこれからどうする気じゃ?」

ティグレ:

「ハクヨウをなんとかしてあげたい」

ティグレ:

具体的にどの方向にするんだろ

マッディ博士:

「フェザントか。あの人格が気に入ったか?」

ティグレ:

「ティグレのお母さんだから大好きだよ」

クー:

「ハクヨウには随分世話になったからな」

マッディ博士:

「ならここのデバイス班に来い。好きなだけ触らせてやるぞ」

ティグレ:

「スカウトしてくれるってこと?」

マッディ博士:

「とはいっても今すぐじゃと児童労働に引っかかって無理じゃからな。ちゃんと学校を卒業してからじゃな」

ティグレ:

「まだだいぶ先だね」

マッディ博士:

「それまでにワシも生きとるかの~」

クー:

「何言ってんだ生きててもらわないと困るぞ」

グランマ:

「クーはこれからどうするつもりですか?」

クー:

「そうだな。私はリハビリが終わったら、また音楽活動に戻ろうと思う」

クー:

「楽器の腕は1日サボると3日遅れるというが……はたしてどうなっていることやら」

グランマ:

「静寂の管理人が音楽とは面白いですね」

ティグレ:

そういえばそうか

クー:

「ふふふ。そうだろう。私も面白いと思う」

グランマ:

「でもクーならきっと大成すると思います。頑張ってください」

クー:

「ありがとう。ずっとそばで見守ってもらってきたイルマに言われると、自信が出るな」

シルヴィア:

(いいな・・・ダンサーになりたかったな・・・)

クー:

(チラッ)

GM:

さて、グランマの所はこんな感じでいいかな?

ティグレ:

ほい

クー:

一応ロールにどうするのか聞いておこうかな

クー:

「ロールは、これからどうするつもりなんだ?」

ロール:

「とりあえず医者殴ってからギャンブラー復帰やな」

ティグレ:

「おもしろそうだね」

クー:

「な、殴るのか…… 仮にも治療してもらってるんだ。優しく殴れよ」

ロール:

「ぎょうさん慰謝料ふんだくってやるで~」

クー:

こんな感じかな

GM:

おk

GM:

他にやりたい事あるかな?

ティグレ:

満足

サヤ:

オルテラに飯おごらんと

オーベ= 
エリクション:

オーベは発狂してしまったのでこれ以上続きません

GM:

おk

サヤ:

あの、視界の帽子氏も入れていい?

GM:

オルテラは例の4人がつるんでいます

サヤ:

だめならいいです

GM:

視界の人ケイさんはアサイアサダ猫の所にいます

サヤ:

なるほど、猫の話をするつもりだったのでそれは好都合

GM:

全部いっぺんは登場人物多すぎてわたしがきついのでやるなら個別で

サヤ:

じゃあオルテラ一行に飯おごってケイさんのところに行く感じで大丈夫ですか

GM:

おk

GM:

オルテラと話したい人他にいる?

ティグレ:

見てる

クー:

話したい けど余裕ある?

クー:

サヤソロが良い?

サヤ:

いや、いいんじゃない?

クー:

おk じゃあいく

GM:

オーベは?

オーベ= 
エリクション:

オーベは先も言ったように話せる状況じゃないかと

GM:

おk

GM:

じゃサヤクーがオルテラ一行と廊下でかち合うシーンやろう

GM:

まずサヤとクーがぱったり会うとこからお願いしまっす

サヤ:

「おや、あれは」

イラスト

クー:

「お。サヤだ」

サヤ:

「クーさんではありませんか」

クー:

「これはこれはどうもサヤさんではありませんか」

クー:

「……ってなんでそんなに他人行儀なんだ」

サヤ:

「こっちの世界では他人だったじゃん」

クー:

「まぁそれはそうだけど」

サヤ:

「あーリハビリだるい」

クー:

「なんでこんなつらい目に合わなきゃいけないんだ……」

サヤ:

「辛くはないけど」

クー:

「そうか? みんな体力あるな……」

サヤ:

「だって回復したらさっさとここから出れるじゃん」

GM:

では2人が廊下で話してる所へオルテラ一味がやってくる

イラスト

セイ:

「あっ!オルテラさんあの人たち!」

サヤ:

「あら」

クー:

「ん? 聞き覚えのある声だな……」

オルテラ:

「ああ。久しぶりだな」

サヤ:

「お久しぶりですねオルテラさん」

クー:

「ん……ん! ああ、オルテラか! 一瞬誰だかわからなかったよ」

イヅナ:

「他の仲間とはつるんでいないのか」

サヤ:

「私はつるんでなーい」

クー:

「みんな体力がありすぎて置いてきぼりを喰らっている」

デイブ:

「び・・・病院食が・・・た、食べたいんだな・・・」

クー:

「……アレそんなにおいしいもんだったか?」

サヤ:

「不味いよな」

クー:

「マジで味が薄い」

クー:

「こんどふりかけの密輸を頼もうと思う」

オルテラ:

「こいつは毒以外は何でもいいんだよ」

サヤ:

「メシで思い出したけどおごる約束してたよねー」

オルテラ:

「そうだ。飯おごれ。病院の飯はまずい」

サヤ:

「おごってやろう。私、実は金持ってるし」

クー:

「太っ腹だな。 まぁ貸し借りだからな」

サヤ:

「お世話になったしねー」

セイ:

「わ~楽しみだな~!人助けってやっぱりやっとくべきですね」

クー:

「げ、現金な奴だな……!」

サヤ:

「メシおごるくらいで感謝されるなら安いよね」

イヅナ:

「そんだけ病院の飯がマズイ」

クー:

「何食べたい? 私は肉」

サヤ:

「クーさんにはおごらないよ?」

クー:

「どっちかって言うと、私も奢る側だろ?」

サヤ:

「私が約束したんだから払うのに」

オルテラ:

「こってりしたもんが喰いたいな」

サヤ:

「じゃあ肉だな。肉を焼こう」

クー:

「いいな。肉はいいぞ。全てを救う」

デイブ:

「に・・・肉・・・」嬉しそう

オルテラ:

「よし、じゃあさっそく連れてけ」

サヤ:

「おうよ。病院抜け出すのかこれ」

オルテラ:

「ごまかしゃいいんだよ。騙される方が悪い」

サヤ:

「ですよねー」

クー:

「コッソリ抜け出して肉を食いに行く…… こんな悪事、久しぶりだ」

オルテラ:

「ついでにあれからどうなったか、いろいろ話を聞かせてもらうよ」

サヤ:

「そうだね、まあ色々あった」

クー:

「積もる話もいろいろあるな」

イヅナ:

「楽しみだ」

サヤ:

「妹のことも聞かせてね」

オルテラ:

「あいつな・・・恥ずかしがって会おうとしないんだよな」

サヤ:

「あー・・・あれか」

サヤ:

「枕に顔をうずめてバタバタするやつ」

オルテラ:

「別に誰だってそういう時期はあると思うんだがな」

クー:

「姫……だっけか?」

サヤ:

「あるよね。そういう時期」

オルテラ:

「お前らの知り合いにもいるんじゃないか?顔うずめてバタバタしてる奴」

サヤ:

「私は見てないや」

クー:

「シルヴィ……いや、なんでもない」

オルテラ:

「よし、じゃあ行くか!」

サヤ:

「いえーーーい肉ーーーー」

クー:

「よーし肉だ肉だー」

セイ:

「やったー!」

イヅナ:

「わくわく・・・」

デイブ:

「に・・・ににに肉・・・!」

GM:

という感じで、病院からこっそり抜け出した6人は近場のレストランで肉を食いまくり

GM:

積もる話に花を咲かせたという

クー:

デイブいくら食ったんだろう……

GM:

や、病み上がりだから・・・

クー:

ww

GM:

じゃあ次は元視界の帽子ケイちゃんと猫二匹のシーンかな

サヤ:

肉食ったあとですか

クー:

クーいないつもりだけどそれでいいよね?

サヤ:

いいよ

GM:

いや時系列は好きでいいです

クー:

おk

オーベ= 
エリクション:

時系列自由なのか

サヤ:

じゃあ肉食ったあとだな。自慢しよう

GM:

おk

GM:

猫二匹はHさんRPお願いしますね

サヤ:

しゃべるのか

GM:

しゃべれます

GM:

別に語尾にニャは付けなくていいし付けてもいいです

サヤ:

能力値にボーナスないんでつけません

GM:

なついなw

GM:

では肉パーティから帰ったサヤは途中でクーと別れ、廊下を歩いてると

GM:

本当の帽子世界で出会った元視界の帽子の少女と猫二匹の姿を見かける

イラスト

サヤ:

「あ、ねこだ」

サヤ:

「人間もいる」

ケイ:

「・・・お前か」

サヤ:

「やほー」

サヤ:

「お前の望み通り外に出してやったぞ感謝しろ」

ケイ:

「それに関してはよくやった」

ケイ:

「けどテメこっちでも他人とつるみやがって・・・クソがよ」

サヤ:

「ある程度仲良くしとかないと、逆にめんどくさくない?」

ケイ:

「じゃあこの猫とも仲良くしてやれや」

サヤ:

「えー」

サヤ:

「やだよ、こいつら死体だろ?」

ケイ:

「猫だよ。つか喋るんだよこいつら」

アサイ:

「こちらだって猫の姿になって困惑している」

サヤ:

「ひぃ、しゃべった」

アサダ:

「いやーねこっすねー」

ケイ:

「こえーだろ。ホラーじゃねーかよ」

サヤ:

「どうすんだこれ」

ケイ:

「お前が責任をもって仲良くしてやってくれ」

サヤ:

「私、ここから出たら遠くに行くつもりなんだけど」

サヤ:

「それこそ国境越えるくらい遠くに」

サヤ:

「こいつら連れていけるの?」

サヤ:

「飛行機とかに乗ったら死にそうじゃない?」

ケイ:

「トランクにぶち込んどきゃ問題ねーだろ。たぶん」

アサダ:

「えっ困るっす」

アサイ:

「もっと丁重に扱え」

サヤ:

「えーやだなあ」

ケイ:

「やだなーじゃねえよ」

サヤ:

「ティグレちゃんとか欲しくないかな」

ケイ:

「お前が責任持てや」

サヤ:

「ああああなんで死体なんか蘇生させてしまったんだろう……!!」

サヤ:

「……ていうかさ」

サヤ:

「この分だとヨハンも猫にできたんじゃね?」

サヤ:

「……想像するだけでうぜーな」

ケイ:

「あいつのことはよー分からんが」

ケイ:

「夢に出てきそうなやつだってのは分かる」

サヤ:

「夢に出てきそう?」

サヤ:

「曖昧な感じなところとかが?」

ケイ:

「何となくだよ」

サヤ:

「ふーん」

サヤ:

「でさ、ケイちゃん猫いらない?」

ケイ:

「いらないっつーかお前が責任持てや」

アサイ:

「持てよ」

アサダ:

「持てっす」

サヤ:

「……しょうがない」

サヤ:

「猫動画でバズらせるか」

サヤ:

「お前ら私の飯の種になれよ」

ケイ:

「喋る猫はやべーだろ!」

アサダ:

「は?意味わかんねっす」

アサイ:

「お前はバカなのか」

サヤ:

「バカなのはお前だよ、猫の振りして愛想よく鳴いとけ」

ケイ:

「まあ、とりあえずだ」

ケイ:

「よくやった。ありがとな」

サヤ:

「私はなんにもしてないけどね」

サヤ:

「好きに動いてたら勝手に解決してただけだから」

GM:

こんな所かな?

サヤ:

はい

サヤ:

こんなかんじで

GM:

他にやりたい事ある人いるかな?

オーベ= 
エリクション:

無し

ティグレ:

なーし

サヤ:

特には

クー:

気になるNPCはいっぱいいるけど、もう大丈夫かな

オーベ= 
エリクション:

気になるNPCはもうダイスしかいないし、これ以上はないね

クー:

ダイスw

GM:

おk

GM:

リハビリの日々が続き、皆の体調も回復してそろそろ退院が間近に迫ったある日のこと

GM:

ロールはサヤ、ティグレ、クー、オーベを病院の一室へ呼びました

イラスト

クー:

はい

ロール:

「実はなぁ、みんなに面白いモンあげよう思てな」

クー:

「お。どうしたどうした、改まって」

オーベ= 
エリクション:

「ほう?なんだね?」

ティグレ:

「?なあに?」

サヤ:

「なになに」

ロール:

ロールは一人一人に紙袋を渡しました

サヤ:

もらおう

クー:

なんだろ

GM:

紙袋の中にはみんなが帽子世界にいた頃の服が入っています

オーベ= 
エリクション:

マジか

クー:

おぉ

サヤ:

「うおー……すげー」

クー:

「なんだかもう懐かしいな(しんみり)」

ティグレ:

「なつかしい」

クー:

「一体どうしたんだ、これは」

ロール:

「特注で作ってもろたんや」

ロール:

「これ着てな、バイエルン製剤工場のあったトコ行ってみんか?」

オーベ= 
エリクション:

w

クー:

「なかなか面白い試みだな。いいだろう、乗った!」

サヤ:

「すごい攻撃的な提案だね」

サヤ:

「面白そうなので行く」

ロール:

「そんでな~今までの冒険を振り返っていろいろ語ろうやないか」

ティグレ:

「いいね、行ってみようか」

オーベ= 
エリクション:

「ふむ、早く学園都市に向かいたいが、こういうのも一興か」

GM:

では全員、バイエルン製剤工場へ行きますか?

一同:

はい

GM:

では5人はバイエルン製剤工場のあった場所へと向かう

イラスト

オーベ= 
エリクション:

廃墟w

サヤ:

これはリプレイ背景!

ティグレ:

ああリプレイの

クー:

リプレイ背景!

GM:

5人はバイエルン製剤工場があったはずの場所へ来ましたが、なんと辺り一面廃墟になっています

クー:

「うわぁ、これは酷いな」

サヤ:

「派手にやったな」

ロール:

「な?すごいやろ~廃墟になってんねん!」

ティグレ:

「ボロボロだ」

サヤ:

「実験てちゃんとやらないとダメだな」

クー:

「爆発事故の激しさを物語っているな……よくアレだけの事故があって生き残れたものだ」

オーベ= 
エリクション:

「危なっかしいな。というよりよくこれで我々も生きていたものだ」

ロール:

「ウチも最初な、事故の爆発でこんなんなったんかと思たんやけど、それやったらウチら無事なわけないやろ?」

クー:

「ん? 違うのか?」

クー:

「……確かに、言われてみればそうだな」

ロール:

「聞いた話やとハインリヒのおっちゃんが見せしめとしてぶっ壊したらしいで」

クー:

「うわ、マジか」

サヤ:

「へー」

サヤ:

「やるなあのおっさん」

オーベ= 
エリクション:

「・・・過激だ。そしてしっかりと保存しろ、学者の一人なら」

クー:

「柔和そうな顔しておいて、やることが激しいな、あのおっさん……」

ティグレ:

「やるね」

ロール:

「昔のクーじゃあるまいし、ギャングでもここまでせーへんで」

クー:

「あ? なんか言ったか今?」

オーベ= 
エリクション:

w

ロール:

「ひええええ」

サヤ:

「よっぽどブチギレてたんでしょあのひと」

サヤ:

「わかりやすい形で表現されてるわー」

GM:

じゃあここで今までの思い出を語った後、個別シーンでエンディングに入りますが

GM:

これから先、皆さんのPCがどんな未来を紡ぐのかを個別でやります

GM:

ここで思い出を語りながらアバウトな感じで将来のネタ考えといてくださいね

一同:

はーい

ロール:

「でも初めてクーと会った時はそんな怖いイメージ無かったけどな~」

クー:

「だろ? あの時の私は天使のように穏やかだったからな」

ロール:

「でもよー考えたらいつもニコニコしてる奴ってたいてい裏の顔こわいもんな」

クー:

「んなわけないだろ。そんなこと言ったら、グランマだって………………いや怖いな」

ロール:

「みんなが最初にウチの世界へ集まったのって偶然やったんかな」

オーベ= 
エリクション:

「わからないな。しかし君の帽子のダイス君のような不思議な存在があるくらいなのだから、必然だったのではないか?」

ロール:

「あとみんなリップ最初に見た時コイツめっちゃ怪しいと思わんかったか?」

サヤ:

「思わなかったよ~」

クー:

「そりゃあ……ちょっとは思った……かも」

オーベ= 
エリクション:

「・・・」完全に思ってた

ティグレ:

「向こうのティグレはあまり疑わないからなあ」

ロール:

「全員の夢に出てきとったしローブやしなんかラスボス臭くかったわ」

クー:

「ロールも初めて会った時、かなりキレてたよな~」

クー:

「夢に出てきた相手にムカついて武器パクるってどんだけだよ」

ロール:

「昔のクーよりかはマシやと思う」

サヤ:

「あーそんなことあったね~」

サヤ:

「ぜんっぜん覚えてない」

ロール:

「ゴブバスはもう消えてもうたけど、皆のこと感謝しとったで」

クー:

「へんな世界だったな……あそこ……」

サヤ:

「そんなのもいたわね~」

ロール:

「んでそっからグランマの世界へ行ったんやったな」

クー:

「いったな~。ウナギ食べたんだったな」

クー:

「……?」

ロール:

「ウナギと下水道の話しか聞いとらんのよね」

サヤ:

「うなぎはおいしかったわ~」

オーベ= 
エリクション:

「ウナギと下水道が全てだ」

サヤ:

「夢見た気がするけど気のせいね~」

クー:

「いや、明晰夢の薬の材料を……」

オーベ= 
エリクション:

「?これかね?」取り出す

クー:

「……いや、ウナギを食べた。冷蔵庫がパンパンになるまで肉をつめた」

クー:

「なんで持ってるんだ!?」

ロール:

「オーベ・・・」

オーベ= 
エリクション:

「覚えていたので写した。別に変なことしてはいない」少し目逸らす

クー:

「……あと、足がびしゃび者になった記憶があるな。下水道だったからな」

ロール:

「そうそう。んでその夢でオーベはリップの首絞めたらしいな~ホンマにこの男は」

クー:

「今思うと、あれは明晰夢というよりは、現実世界のことを思い出していたんだな」

クー:

「……グランマもヤバい薬を作ったものだ……」

サヤ:

「オーべ氏が作った薬も明晰夢のやつだったしなー」

ロール:

「んでその夢の後はどこ行ったんや?」

サヤ:

「ご飯食べに行ったんじゃない?」記憶がない

クー:

「そうそう、たしかカレーを作った」

クー:

「サヤと作ったパイナップルカレーは絶品だったぞ」

サヤ:

「愛さえ込めれば料理などどうとでもなる」

ティグレ:

「あれはおいしかったね」(向こうのティグレが食べ物のことしか覚えてない)

ロール:

「愛・・・」

クー:

「で、カレーで満腹になった後メリィと戦ったんだったな」

ロール:

「あ~それで子供の帽子をパクったわけやな」

クー:

「そうだそうだ、思い出したぞ。あのリボンの帽子だな」

サヤ:

「ヨハンのクソ野郎がメリィの能力で無差別に夢見せまくってたんだよなー」

サヤ:

「まあ、その夢があったから私達は出会えたのかもだけど」

ロール:

「そっから先はウチも合流したから知っとるで~確かクーの世界へ行ったんやったな」

クー:

「そうそう。あの時は体調が悪くて心配をかけたな」

サヤ:

「ラップした」

クー:

「らしいな」

ロール:

「怪しい粉とかラッパーがいて雪が降ってた記憶あるわ」

サヤ:

「あと滑ってた」

ティグレ:

「白いおやつだ」(食べ物のことしか覚えてないなあと思ってる)

ロール:

「なぜかゴトーが記憶に残ってるわ」

サヤ:

「ロールちゃん滑ってたし」

オーベ= 
エリクション:

「あの時はよく走った記憶があるな」

ロール:

「まああとエレンやな。体があって良かったわホンマに」

クー:

「ほんっとーーーーーによかった……はぁ…………」

ロール:

「んで次はサヤの世界へ行ったんやったな」

サヤ:

「私のことはいいよ」

クー:

「……何を食べたっけな……たしかアサダ1代目に、飯をおごってもらった記憶がある」

ロール:

「クーが車で拉致されそうになった思い出があるわ、あそこ」

クー:

「あったな」

ロール:

「んでオーベの世界は・・・」

クー:

「ネズミを追いかけまくった記憶があるな」

ロール:

「ティグレが笛吹いとったな」

オーベ= 
エリクション:

「あの笛も効果は無いがあるぞ?」また取り出す

ティグレ:

「なつかしいね、こう考えるといろんな性格になったなティグレは」

ロール:

「どんだけ隠し持っとんねんオーベ!」

クー:

「……オーベ、リハビリ中にいったい何やってたんだ……?」

オーベ= 
エリクション:

w

オーベ= 
エリクション:

「?実験できない代わりに学園への渡航準備と工作だのなんだのだろうか」

クー:

「まぁ、オーベの工作には毎回助けられたからな。なんだっけ…あの、ケモノの世界にあったボール」

ロール:

「獣の世界のジャングルでサバイバルしてたんやっけ?」

クー:

「ピカピカ光る……ダンシング…………シルヴィア……」

クー:

(今度、私の曲のMVのダンサーにでも誘ってみようかな)

ロール:

「クーもいじわるやなぁ」

クー:

「衝撃的だったんだって」

ロール:

「でも皆がジャングルにおる間にウチとリップは大変やったんやでヨハンに襲撃されて」

クー:

「ああ、あの宇宙船のねこのせかいか」

ロール:

「クーとオーベが助けてくれんかったらやばかったわ」

クー:

「いやぁ、間一髪間に合ってよかったよ」

オーベ= 
エリクション:

「その間サヤとティグレ達は猫たちとあれこれ楽しんでたんだったか」

クー:

「ねこの……カリカリを……食べたとか……」

ロール:

「なんやて」

ティグレ:

「イチゴ味だったね」(食べ物のことしか覚えてないのでのんびり話を聞く構えのティ)

ロール:

「うらやまけしからん」

クー:

「しかし、あの宇宙船は本当に大変だったよ。ねこと聞いてわくわくしながらいったのに」

GM:

このまま最後まで回想はさすがにきついな

クー:

長いな

ティグレ:

私はどちらでも任せる

GM:

みんな個別エンドだいたい固まったかな~?

ティグレ:

ほい

オーベ= 
エリクション:

固まってる

サヤ:

うん

クー:

大体決まりました

GM:

じゃこのシーン〆ます

クー:

はい

ティグレ:

よろー

ロール:

「さて」

ロール:

「もうすぐ退院や。そしたらたぶん皆と会う機会も無くなるやろ」

クー:

「寂しいが……そうなるだろうな」

ロール:

「けど、もしまたひょんな所で会ったら、気軽に声かけてや」

ティグレ:

「もちろん」

クー:

「おう。もちろんだとも」

サヤ:

「そうだねー」

オーベ= 
エリクション:

「ああ」

クー:

「まぁ見てろ、世界に名をとどろかすビッグなアーティストになって見せるからな」

ロール:

「お~期待しとるで~クー」

ロール:

「それじゃみんな、またな~」

サヤ:

「またね」

ティグレ:

「またね、楽しかったよ」

クー:

「またな」

オーベ= 
エリクション:

「また会うその時まで」

GM:

では個別エンディング

GM:

誰からする?

ティグレ:

じゃあやってみるよ

クー:

頼んだ

サヤ:

よろ

GM:

ではティグレからどうぞ

GM:

ママ出る?

ティグレ:

んー

ティグレ:

ハクヨウと話せる?

ティグレ:

マッディの所遊びにいってとか

ティグレ:

そのへんはまかせる

GM:

いいですよ~

ティグレ:

ではママのことはハクヨウとの会話で触れてみる

GM:

ではティグレはデバイス班の元を訪れ、マッディ博士の許可の元フェザントにアクセスする

イラスト

ハクヨウ:

「ティグレ。元気そうでよかった」

ティグレ:

「ハクヨウ、ひさしぶり」

ティグレ:

「ティグレは元気だけどハクヨウは大丈夫だった?」

ハクヨウ:

「ええ。私の方は大丈夫ですよ」

ティグレ:

「ティグレの方はもう大丈夫そう、こっちのママも元気だし」

ティグレ:

「まだハクヨウはここから出られないけど家族は一緒に住むものだと思う、だからティグレはたくさん勉強してハクヨウを外に出す方法を探してみるよ」

ティグレ:

時間的にこれでまとめで

ハクヨウ:

「私はたとえ離れていても家族は家族だと思っていますよ」

ハクヨウ:

「だからティグレは大切な家族です」

ティグレ:

「ありがとうハクヨウ」

ハクヨウ:

「もう一人のママにもよろしく」

ティグレ:

「いつか会わせてあげるね」

ハクヨウ:

「ええ。楽しみにしていますね」

ティグレ:

「そうだハクヨウ」

ティグレ:

「ただいま」

ハクヨウ:

「おかえりなさい」

ティグレ:

こんなとこで

GM:

ティグレの今後はどうしたいですか

ティグレ:

ハクヨウを外に出すために色々すると思う

ティグレ:

なんにしても機械の方に進みそう

GM:

了解

ティグレ:

まあここまでで

GM:

ではティグレは退院後、学問の道を歩み

GM:

機械系の学校へ進学し、高性能な義足を自らの手で作り上げる

ティグレ:

そうきたか

GM:

大学を卒業後、オフター病院のデバイス班へ再スカウトされ

GM:

スパコン・フェザントと共に研究の毎日を送る

ティグレ:

いいね

クー:

おつおつ

GM:

次は誰かな?

クー:

誰やる?

オーベ= 
エリクション:

ダイス?

GM:

勝手が分からないならロールやって様子見る?

クー:

それがよい

サヤ:

ロールあるならそれで

GM:

(まったく考えて無かったけど)

クー:

www

ティグレ:

見ながら雑談で決めとけば

GM:

(ぶっつけ本番ってやつを見せてやんぜ)

GM:

じゃロールやります

ティグレ:

がんばー

GM:

オフター病院を退院後、医者をぶん殴って警察のやっかいになったロールは

イラスト

GM:

それからギャンブラーの道を歩み、世界中のカジノをオフターの慰謝料使って渡り歩き

GM:

それなりに楽しい思いをしているという

オーベ= 
エリクション:

そうかロールの服は囚人服だったか・・・!

クー:

伏 線 回 収

GM:

偶然だわい!

GM:

以上、ロールの個別エンディングでした

クー:

ぱちぱち

ティグレ:

おつ

クー:

次誰行くか

GM:

GMが順番決めていいかな?

オーベ= 
エリクション:

どぞ

クー:

あ、それでお願いします

ティグレ:

トリやりたい人いなければダイスで決めれば

サヤ:

どぞ

GM:

choice[サヤ,クー,オーベ] > オーベ

GM:

オーベきゅんの個別エンディングどぞ!

オーベ= 
エリクション:

w

オーベ= 
エリクション:

そうだな~

オーベ= 
エリクション:

オーベは宣言通り学園都市へとライズを追って向かった。二人はそれはそれは楽しい日々を過ごした訳であるが、一つ変わったことがある。それは・・・

「ライズさん、この資料よろしくお願いします」
「了解ですオーベさん」

社会に溶け込む為にまた敬語に戻っていた

イラスト

オーベ= 
エリクション:

エンド

GM:

おもしろい

ティグレ:

いいのでは

オーベ= 
エリクション:

ネタ

クー:

敬語

GM:

伏 線 回 収

クー:

ぐうぜn……

オーベ= 
エリクション:

無害を装う異常者二人組

GM:

じゃあ次はクーさん

クー:

おk

クー:

ボニ爺って、お墓ある? なければ適当なところでやる

GM:

お墓はあります

クー:

じゃあなんかお花とか手向けに行きます

クー:

「ボニファーツ……私は今でも、自分がしたことが本当に正しかったのか、よくわからなくなる時がある」

イラスト

クー:

「だけど私とあなたで決めたことだ。後悔はない。君には本当に世話になったよ」

クー:

「あなたが好きだと言ってくれた音楽を、私は奏で続け続ける。そこで聞いていてくれ…」

クー:

その後、クーは音楽活動を続け、何年かはパッとしませんでしたが、ある曲でヒットを出し、世界的な音楽家になります

クー:

そんな日々、ひょんなことから、脳波と音楽の治療の研究に携わることになるのですが、それはまた別のお話。

クー:

おしまい。

GM:

ぱちぱちぱちぱち

ティグレ:

ええね

GM:

ある曲ってなんの曲だろ

クー:

決めてない

GM:

ポピのテーマか!

オーベ= 
エリクション:

やけくそで出したポピのテーマ?

一同:

www

クー:

リコーダーw

GM:

伏 線 回 収

クー:

んなわけねーだろwww

GM:

んじゃあ最後にサヤちゃんどぞ~

サヤ:

ではサヤは誰にも行き先を告げずどっかいきます。猫を連れて。

イラスト

サヤ:

「ていうかなんで私がお前らの世話しないといけないの?」

サヤ:

「死体蘇生した罰ゲームかこれ」

サヤ:

「バカなの?」

アサイ:

「バカなのはお前だ」

アサイ:

「なんで新しく買ったスマホに誰の連絡先も入れてないんだ」

アサイ:

「これから遠くに行って一人で暮らすのだろう?何かあったら死ぬぞ」

サヤ:

「うるせーバカ、猫のくせにしゃべってんじゃねーぞ」

サヤ:

「クソ親やクソ姉のいない土地に行かないと私が死ぬんだよ。心が折れて」

アサダ:

「あーなんか言ってたっすねー親がクソだとかなんとか」

アサダ:

「ざまあ」

サヤ:

「お前らの生死は私の気分次第だということがわかってないな」

サヤ:

「猫はメシ作れないだろ。おとなしくしろ」

サヤ:

「そして私のために猫動画で再生数稼げ」

サヤ:

「炎上商法だと多分暮らしていけないし……」

アサイ:

「働けよ」

サヤ:

「………思ったんだけど」

サヤ:

「しゃべる猫ってさ、帽子世界システムがあったという動かぬ証拠でしょこれ」

サヤ:

「どっかに売り込んだらカネになるかな」

サヤ:

「もしくは就職に有利になったりするかな……」

サヤ:

「病院からもらった金だけでは遊んで暮らせないし」

アサダ:

「知らねっす」

アサダ:

「まあ、あのハインリヒがしゃべる猫である私達をサヤに託したってことは」

アサダ:

「どうやったって私らから帽子世界の情報は出てこないってことでしょ」

アサダ:

「諦めて地道に働いて私達のメシ代稼いでくださいっす」

サヤ:

「クソ、死ね」

サヤ:

「あーもう、生きるのめんどくさいね」

サヤ:

「でもまあ、もうちょっと頑張ってみるか」

サヤ:

「……おう、空港についたぞ。お前らおとなしく猫のフリしとけよ」

アサダ:

「にゃ」

アサイ:

「にゃーん」

サヤ:

以上

ティグレ:

おつー

GM:

ぱちぱちぱちぱち

ティグレ:

いいじゃん

クー:

ぱちぱちぱちぱち

GM:

伏 線 回 収

サヤ:

なんの

クー:

このGMさっきからそれしか言ってない

ティグレ:

w

GM:

なんかもうそれ言いたいだけやろみたいな

クー:

ww

GM:

さて、そんなこんなで五人はそれぞれの日常へと戻っていきました

GM:

また皆が再会する、その日まで

GM:

帽子世界TRPG、いつかの四人の冒険日誌。これにて終了です

GM:

皆さま長い長い間、本当にお疲れ様でした!

オーベ= 
エリクション:

お疲れ様でした~

ティグレ:

おつかれ

サヤ:

お疲れさまでした

クー:

お疲れ様でした~~~~

 
最終話~編集後記~

ここまでお読みいただきありがとうございました。
「いつかの四人の冒険日誌」リプレイこれにて終了となります。

第0話が今年の1/11から始まって、約1年間も続いたキャンペーンになりました。
毎週土曜の夜9時から翌1時までの4時間、途中1回ほど日程が変わったものの、一度も休むことなく毎週セッションして最後まで走り抜けました。

これもひとえにPLの皆さんのお陰です。
私の至らない部分をPLの皆さんにカバーしていただきました。
Hさん、Kさん、Sさん、Mさん、本当にありがとうございました。

振り返ってみて何が一番大変だったかというと、このリプレイを作るのが大変でした。
多くのGMがこのリプレイ作成で心を折られるのを見てきましたが、やっぱり大変ですね。
単発セッションのリプレイならともかく、長期キャンペーンとなるとなかなか厳しい。

それでも途中で途絶えることなく最後まで続けられたのは、PLの皆さんやリプレイの感想を送ってくれる方のお陰です。 重ね重ね、ありがとうございました。

ゲームルールの方もスキルカードだけ随時追加していく形で、コア部分はほぼ変える事なく最後までやれました。 かなり大味なルールなのでGM判断に頼る場面も多かったのですが、やりたい事はだいたいやれたので満足しています。

ずっとGMじゃなくて、合間合間にPLとして遊べたのも楽しかったです。
負担も大きく減るので、その分リプレイに力を入れることもできました。
同じ卓でいろんなGMを体験できるというのも貴重な経験になりましたね。

さてさて。
クー、オーベ、サヤ、ティグレ、ロールの冒険はこれにておしまいですが、またいつか違う形で彼らと会う日が来るかもしれません。

その時まで、ごきげんよう。