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[百合ゲ探検隊発足にあたって]

2011/4/1

ごきげんよう、お姉さま方。

3/31を持ちまして、はしたないRPG探検隊は解散いたしました。
今日から百合ゲ探検隊として生まれ変わりますのよ。
よりエレガントになった探検隊をよろしくお願いいたしますわ。

百合といえば忘れもいたしません。あれは夏の日のことでした。
わたくし、図書室で読書にふけっておりましたの。
タイトルは失念いたしましたが、色恋ときめく小説でした。
その小説の登場人物に「カオル」なる方がいらっしゃいまして。
わたくし、その方を女性と思っておりましたの。
特に性別が表記されておりませんでしたし、言動も柔らかい方でしたから疑いもいたしませんでしたわ。

ところがですの。
そのカオル様が女性の方と、その、よろしくやられてしまわれるといいますか、そのようなご行為がありまして。
いえ、そのようなご本が学校の図書室にあるという謎も重要でございますけれど、わたくし、衝撃を受けてしまいまして。
そのインパクトは、それは凄まじいものでしたわ。
いきなりでしたから。
思えばそれがわたくしの百合との馴れ初めであったのかもしれませんわね。
後半でカオル様が男性の方だという表記が出てくるのですが、もうわたくしにとってカオル様は女性であるというフィルターがかかってしまいまして、何の問題もございませんでしたわ。
思えばそれがわたくしの百合フィルターとの馴れ初めであったのかもしれませんわね。
女女のインパクトがあまりにも凄まじすぎて、それが男女になると当たり前すぎると言いますか、ちょっと物足りないような気持になってしまいましたの。

え?百合ゲの話しろ、ですって?
お姉さま、焦ってはいけませんわ。はしたないですわ。

わたくし、ヘプバーンが好きですの。オードリーヘプバーン。
ローマの休日の、あのお方ですわ。
それで彼女の出演する映画をチェックしておりまして、たまたま「噂の二人」を知りまして。
この映画、内容と言いますか作品自体にいろいろな社会的事情といいますか、もうそれだけで物語ができるんじゃないかってくらい、いろいろありますの。

当時のハリウッドは同性愛がタブーといいますか、そういう作品を世に出せる状況じゃありませんでしたの。そこで製作陣のいろいろな葛藤といいますか、どうやって世に出すかすったもんだがありまして、結局、内容はソフトでどうとでも取れる内容に落とし込まれました。

ヘプバーンは内容の変更に落胆していらしたみたいですが、わたくしは何といいますか、この異常と平常の境界線をギリギリ綱渡りする作りに、ある種の芸術性を感じましたの。
レスビアンかノーマルか、どっちに作品が向かっているのか、とても危うくフラフラした感覚といいますか。

少し前までは百合とレスビアンの差別化みたいな話をよく耳にいたしましたけれど、百合というのは女性同士の繋がりを安全な場所に移すためにあるような気もいたします。
それは良い悪いという杓子で測るものではなく、あくまでフォーカスを当てる部分の違いでしかないと思うのですわ。
安全地帯のお話も好きですけれど、噂の二人みたいな「いつ崖に落ちるか分からない危ういお話」が本命ですの。

え?そんなことどうでもいいから百合ゲの話しろ、ですって?
お姉さま、まだですわ。焦ってはいけませんわ。
はしたないですわ。

百合ゲのお話は恥ずかしいんですの。
ここまでやっといて何が恥ずかしいんだおかしいだろとか言わないでくださいまし。恥ずかしいものは恥ずかしいんですの。
前フリはいいから早くしろ、ですって?
わかりましたわ。わたくし覚悟を決めました。お姉さまだけにお話いたしますわ。わたくしの恥ずかしい百合ゲのことを
(省略されました…全てを読むにはワッフルワッフルと書き込んでください)

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